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専門家に聞きました 食品ロスを防ぐ! キッチン収納3カ条

  • 2019/05/30 UP!
食品ロスを防ぐ!
キッチン収納
3カ条
❶見える化 ❷エリア分け ❸高さ・位置
 日本の食品ロスは年約643万トンあるといわれ、その約半分は家庭から出ているのだそう。そこで食品ロスをださないキッチンについて、専門家に聞きました。また、外で食べ物の「もったいない」を防げるフードシェアリングアプリも紹介。
教えてくれたのは
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片づけ収納マイスター山崎由香さん

 片づけ収納マイスター1級、清掃マイスター1級。エアコンクリーニング、ハウスクリーニングと片づけ収納を行う「HappyLife」(箕面市)を夫婦で経営。片づけの知識と経験を生かした企業や団体での講演活動をはじめ、メディアでも活躍中。
https://www.happylife-minoo.com/
キッチンを見せてくれたのは

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谷口陽子さん

夫、中1と小2の娘の4人家族。買い物は週に1回、まとめて買うことが多いそう。
読者の75%が食品ロス経験あり
 リビング新聞が実施した食品ロスのアンケート(※1)では、読者の75%が食品を捨てたことがあると回答。神戸市による食品ロスの調査(※2)では、解決策の一つに“冷蔵庫等の整理・在庫管理をすること”が上がりました。食品ロスを防ぐキッチン収納のポイントは「①何がどこにあるのか“見える化”すること②種類や使用頻度によって食品を一つのエリアにまとめること③食品の使用頻度に応じて収納する高さ・位置を決めることです」とは、片づけ収納マイスターの山崎由香さん。
 そこで、ある家庭を訪問してそのコツを実践。「うちの家訓は“食べ物は残さない”。食べきることを考えて買い物をしたり、食品を保存したりしています」という谷口さん宅を、山崎さんがチェックしました。
※1.リビングWebで4/18~24に実施した「フードロスについてのアンケート」から。応募総数253
※2.神戸市が平成28年と29年に行なった「食品ロス実態調査」

冷蔵室は“正面から見て何があるか”を意識
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調味料などは100均などで売っている細長いトレーにまとめて入れておくと取り出しやすい収納に
 冷蔵庫は、正面から見て何があるかわかるようにすること。調味料や作り置きの食材は、透明な容器に入れておくと、中身が一目でわかって◎。
 みそなど使用頻度が高く、存在を忘れにくい食品は上部(★1)、作り置きなど消費期限が短い食品は下部(★2)に置いて。それ以外でよく使う食品は自分の取り出しやすい高さ・位置に置きましょう。食品の定位置を決めておくと、冷蔵庫内を把握しておきやすいですよ。
野菜の収納は紙袋を活用
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葉物野菜は新聞紙にくるんで、ポリ袋に入れると乾燥を防いで長持ちするそう
 紙袋を使った収納袋で野菜を種類ごとに収納。収納袋の作り方は①紙袋の持ち手を切る②紙袋を閉じた状態で、野菜室の高さに合わせて折り目を付ける③紙袋を開いて折り目の部分を中に折りこむ。ニンジンなどの野菜は立てておくと長持ちします。
冷凍品は立てて収納
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谷口さん家の冷凍庫はダンボールを活用してうまく収納
 冷凍庫は上から見て、どんな食材があるかわかるようにして。冷凍する食品は立てて収納し、肉類、野菜類など食材別にエリア分け。空き箱などを使って仕切るとスッキリ収納できますよ。

ストック食材の数を決める
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食品の数は食料庫に収まる量で
 「主食類」「主食じゃないもの」「菓子類」などを分けて棚やボックスに入れ、ざっくりと収納。クローゼットタイプの食料庫の場合は、使用頻度が高い食品を自分の使いやすい高さ・位置に置いて。出番の少ない食品は目立つ場所に置いて存在を忘れないようにしましょう。また、常備している食品はストックしておく数を決めて、少なくなったら買い足すようにすると無駄買いを防げますよ。
ほかにもある食品ロスの防ぎ方
食品の記録をつけることが、ロスを減らすきっかけに
 「今、家に何があるかを把握した状態で買い物に行くことが大切」と話すのは、NPOごみじゃぱん代表理事で神戸大学大学院経済学研究科教授の石川雅紀さん。
 「お得というだけで、使うスケジュールを考えず食品を購入するのはロスの一因に。お腹がすいている状態の買い物も、食べ物をたくさん買ってしまいがちなのでNG。その習慣をやめるだけで食品ロスが減るだけでなく、年間数万円レベルで節約できますよ」と言います。
 神戸市が行った「食品ロス実態調査」(平成28年・29年)で使用された「食品ロスダイアリー」の作成に携わった石川さん。ダイアリーは市民モニター約700世帯に配られ、各家庭で食品ロスが発生したときに、その種類や数を書き込むという手順で調査されました。そこで見えたのは「食品ロスはまったくない、ほとんどない」と事前アンケートに答えていた家庭が、4週間で平均3~4回、食品を捨てているという実態でした。
 「食品の記録をつけると自分の買い物の傾向や、どういった食品をロスしやすいかということが見えます。自らの食品ロスの状況について理解することが、ロスを減らす行動につながります」

外食分野では、余った食材を使った料理や
売れ残ってた食品を提供するサービスも
 日本だけでなく、世界で問題とされている食品ロス。外食の分野で、余った食材を使った料理や食べられるのに売れ残ってしまった食品を提供するサービスが登場しています。
※取材は5月13日現在
関西でもフードシェアアプリが登場
 東京をはじめとする関東圏では、店舗で出た余剰食品を安く購入できるフードシェアリングアプリが登場しています。一方、関西では、飲食店で余ってしまった食材を使ったメニューを月額980円で、月10回まで食べに行けるアプリ「FOOD PASSPORT(フードパスポート)」が昨年10月に登場。「飲食店と仕事で関わる中で、余った食材を無駄にしないためにはどうすればいいのか考えていました」とアプリができた背景を話すのは、運営会社であるREARS(リアーズ)の社長・後藤靖佳さん。現在、フードパスポートは大阪市を中心とした関西圏で展開していますが、将来的には関東、名古屋、福岡エリアでもサービスを開始したいと考えているそう。
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月額980円で、外出先でも使えるフードシェアリングアプリ

FOOD PASSPORT

(運営会社:REARS)
 スマホで、余った食材を使ったおまかせメニューを提供している店舗を検索し予約。店舗でアプリ画面を見せて注文。月額980円で1日1回、月10回まで利用可能(店舗によって、ワンドリンク注文などの条件あり)。提供されるのは、1000円前後のメニューで、1食98円の計算(10回利用時)になります。加盟店は大阪市を中心とした関西2府4県で、約450店舗。また、売り上げの2%が、「フードバンク関西」などの社会貢献活動を行う団体に寄付されます。
余った食品をテイクアウト
 また、テイクアウトのフードシェアリングアプリ「GURU+(ぐるたす)」も7月9日(火)から、大阪市全域でサービスを開始予定。ぐるたすの広報担当者は「自治体や省庁などは食品ロス問題に力を入れていますが、一般の消費者に広く浸透しているとはいえない状態。日本の食品ロスの量は、発展途上国に対する食料援助量の約2倍といわれています。フードシェアリングの事業全体が盛り上がることで、消費者に食品ロスのことを意識してもらえれば」。
 今年は食品ロス削減推進法案が成立する予定。これから、さまざまな食品ロスに対する取り組みが増えていきそうです。
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「GURU+」の名前は「食べ物(グルメ)をグルグル巡らせ、助け合う」という意味が込められています

GURU+(ぐるたす)

(運営会社:A&A LinkTh)
 利用は「GURU+」のWebサイトを通して地域別に余っている食品を検索、ほしいものがあればネットで決済し、店頭で商品を引き取る流れ。加盟店は、パン店、洋菓子店など100店舗が予定されています。価格はそれぞれの店に一任。安く買える商品も(定価のものもあり)。安さを追求するのではなく、誰でも気軽にできる食品ロス解決の取り組みとして、サービスを提供したいとのこと。
問い合わせはメールで。 info@gurutas.jp
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