高校新入学までの過ごし方 入学式までの3週間を有効に
- 2018/03/22 UP!
- 教育ウォッチ
高校新入学までの過ごし方
入学式までの3週間を有効に
中学生最後の春休み、入試も終わって自由に過ごしたい時間ですが、その3週間を有効に過ごすことが大切と話す、元・公立高等学校校長の廣岡徹さん。有効な活用方法を聞きました。

廣岡徹(ひろおかとおる)
1947年兵庫県生まれ。兵庫県立高校教諭から県教育委員会、教育事務所長、県立高等学校長を経て2008年から兵庫教育大学教職大学院教授。14年3月退官、現在は講師。
一般入試の合格発表も終わり、続いて各高校での合格者及び保護者説明会。慌ただしい日が続いているのではないでしょうか。合格の喜び、入学準備と、あっという間に入学式を迎えることになります。
一方、高校によっては家庭学習の課題を提示し、入学後に提出を求めたりテストをしたりします。その目的は、高校生活への心の準備を促し、学習への円滑な移行を図ることにあります。入学式までは、せめて自由にしたいという心の緩みが、けっこう入学後に影響することが多いのです。入学後、学習や生活になじめないということにもなりかねません。
また、入学後、高校に提出する書類などが、たくさんあります。間違いがないよう丁寧に記述する時間が必要です。提出日も決められています。まずは、提出書類などと提出日を一覧にしましょう。高校が用意している場合は、それを活用しましょう。
学習は英・数を中心に、あわせて読書も
学習については、3週間限定の計画表を作成します。課題の総ページを学習に充てる日数で割ると1日に取り組む分量が明確になります。課題がなかったり、時間に余裕があるようなら、英語・数学について高校入試問題集の発展問題を中心に復習してみるのも有効です。短い期間なので、一般に入学後、さらに難しくなると感じられる英語と数学に絞ってもいいようにも思います。
とりわけ基礎学力に不安を感じている場合は、中学校で基本とされる英単語1200語と、漢字1130字を再確認し、覚えることです。あるいは、苦手な教科のより苦手な領域に絞り込んで頑張ってみるという方法も考えられます。
それから1冊でもいいから本を読みましょう。例えば、今話題の吉野源三郎の『君たちはどう生きるか』などはいかがですか。高校入学前にふさわしい内容と思います。
◇ ◇
< 訂正> 2月24日号で掲載した本コラムの記事に誤りがありました。神戸大学文学部と連携するのは、正しくは御影高校総合人文コースです。川西緑台高校は総合理数コースが大学との連携を進めています。お詫びして訂正します。
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