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不安や悩みを抱え込まず 相談する勇気を持って

不安や悩みを抱え込まず 相談する勇気を持って

不安や悩みを抱え込まず
相談する勇気を持って

 新学期が始まって1カ月余り。楽しく過ごせていますか? 学校生活をより充実したものにするためのアドバイス。元・公立高校校長の溝口繁美さんが、自分の経験から教えてくれました。

 私は、高校時代柔道部に所属していました。入部動機は友達に誘われたからという単純なものでしたが、受け身の練習で腰の部分の皮がすりむけるほど、一生懸命練習した記憶があります。
 それが、2年生の夏のことです。部活が休みの日に勉強しようと丘の中腹にある市立図書館に通ったのですが、ある時からその坂を上るのがしんどくなり、ひどく息切れがしたり、びっしょりと汗をかいたりするようになりました。こらえ切れずに、お医者さんに見てもらうと、「部活を辞めなさい」と言われました。私は「なぜですか?」と聞きましたが、先生は「理由はともかく辞めなさい」というのです。私は、狐につままれたような気分でしたが、顧問の先生に、身体がしんどくて仕方なかったので、お医者さんに診てもらったところ、部活を辞めるように言われたと話しました。顧問の先生は、深く尋ねずに「分かった。辞めたら良いだろう。ただ、全く縁が切れるのもなんだから、マネージャーでもどうだ」と言ってくれました。友人からも勧められましたが、辞めるならきっぱりという気持ちで完全に辞めたのでした。

兵庫県では24時間相談を受け付け

 あの時私が無理を重ねていたら、また部活の顧問の先生が「頑張れ」と私を励ましていたらどうだろうと思います。高校時代は、若さが満ち、体力気力も充実し、エネルギーも溢れんばかりの光り輝く時代です。しかし、一方で友人関係や進路、勉強や部活のことで悩んだり、自身の体調の変化などで行き詰ったり、不安や憤りに自分を抑えられなくなったりする時期でもあります。
 そんな時には、無理に「頑張って」辛抱強くやり続けたり、悩みを抱えながら自分の中にしまって抱え込んだりせずに、思い切って誰かに相談しましょう。友人や家族であれば良いのですが、難しい気がしたら、外の機関に相談しましょう。兵庫県では、「ひょうごっ子悩み相談」という窓口を設けています。 フリーダイヤル0120(783)111(午前9時~午後9時)、電話0795(42)6559(午後9時~午前9時)。話すだけで気持ちが軽くなる場合も多いですから、自身で抱え込まずに、相談する勇気を持ってほしいと思います。

溝口繁美(みぞぐちしげよし)さん

溝口繁美(みぞぐちしげよし)
1954年富山県生まれ。兵庫県立高校教諭、県教育委員会、教育次長、県立神戸高等学校長を経て、現在神戸親和女子大学教授。2015年~2016年に、「奥の細道」1771kmを踏破。

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