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生徒指導件数が多い6月 誘惑に負けるな!

生徒指導件数が多い6月 誘惑に負けるな!

生徒指導件数が多い6月
誘惑に負けるな!

 雨が多くて、蒸し暑くて過ごしにくい毎日が続きます。元・公立高校校長の溝口繁美さんは、「悪魔の囁き」が入り込む隙が、生まれやすくなるのが、この時期だと話します。

 6月は、1年間で最も生徒指導件数が多い月です。校内暴力や怠学、喫煙・飲酒といった問題行動で、指導される生徒が増えてきます。また、万引きや窃盗、無免許運転や自転車盗、さらに薬物などで警察に検挙される場合もあるのです。電車・バス通学では、不正乗車ということもあります。最近では、詐欺グループに引きずり込まれて逮捕される生徒も増加しているという例もあります。
 高校生という時期は、人間としての成長が急速に早まる時期で、しっかりした身体が出来て、進路に対する考えもはっきりしてくるなど、良い方向での成長もあれば、反対に今まで考えもしなかった、“良くないことをしてみたい”という疑問符がつく方向での成長もあります。また、心身の成長が速いために、それに対応できず、変にイライラしたり、不安感に苛まれたりすることも多くなります。人間は、良いとこ取りは出来ないものですから、自分と上手に付き合い、出来るだけ良い所を増やし、マイナスの所は減らしていくように気を付ける必要があります。「危ない好奇心」には、捕まらないようにしないといけません。

“危ない好奇心”に惑わされないように

 好奇心そのものは人間の根源的な欲求ですし、多くの科学の発展もそれに支えられてきました。しかし、その好奇心にも危ないものが含まれているのです。最近の高校生の意識調査によれば、表面的には飲酒・喫煙、薬物に対する関心は低下しています。しかし、警察に補導される件数では、喫煙と深夜徘徊がそのほとんどを占めています。また、現代はスマートフォンが生徒たちになくてはならない機器となっています。スマホを使えば、どこにでも行ける、何でもできるように思えます。そんな時に、普通なら思いもしないことをやってみたいという気持ちに襲われることはありませんか。鉄道線路に立ち入って、はしゃぐ写真を撮った高校生が検挙され、社会問題になった事もありました。スマホという手軽な装置を介して、犯罪被害者・加害者になる件数が増えてきています。そうした所に自分を導く「危ない好奇心」に惑わされず、「平凡な日常」の大切さに気付き、しっかりとした高校生活を送って下さい。

溝口繁美(みぞぐちしげよし)さん

溝口繁美(みぞぐちしげよし)
1954年富山県生まれ。兵庫県立高校教諭、県教育委員会、教育次長、県立神戸高等学校長を経て、現在神戸親和女子大学教授。2015年~2016年に、「奥の細道」1771㎞を踏破。

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