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身近な生活に関わる“法律” 高校生も関心と知識を持って

身近な生活に関わる“法律” 高校生も関心と知識を持って

身近な生活に関わる“法律”
高校生も関心と知識を持って

 「高校生活には縁遠いと思われる“法律”ですが、身近なところで、さまざまな法律が関わっています」と、元・公立高校校長の溝口繁美さん。その事例を話してくれました

 まずは、通学に利用している人も多い「自転車」。実は自転車は、道路交通法上では“車両”となり、乗るには注意と責任が伴います。例えば歩道。通行可能という場所もありますが、それは特別な措置で、歩道では歩行者優先。また、スピードを出したり、スマホを見ながらの運転はいけません。事故を起こした場合の賠償額が、大変な高額になった事例もあります。万が一のときに備え、せめて金銭的な賠償ができるように「自転車保険」に入りましょう。
 続いては「契約」。皆さんは路上で「モデルになりませんか」とか、「アンケートに答えてくれませんか」などと、声をかけられた経験はありませんか。つい対応したばかりに、とんでもない契約をさせられた人も多いのです。民法上、皆さんは未成年なので、契約に親
の同意が必要で、仮に契約を結ばされたとしても、破棄することが可能です。しかし、2022年4月1日に改正された民法が施行されると、18歳が成人年齢になります。消費者トラブルについて、関心を持って勉強しましょう。

アルバイトをするにも注意が必要

 そして「アルバイト」。今年10月に最低賃金法により、各都道府県の最低賃金が改定されました。兵庫県では1時間当たり899円です。アルバイトをしている人は、それだけの「時給」をもらっていますか。また、働くときに必要な、就業時間や賃金、休日といった労働条件を明記した「労働条件通知書」はもらっていますか。「変だな」と感じることがあれば、保護者や学校の先生に相談しましょう。
 最後は、手軽に上空から撮影できる「ドローン」。重さが200gを超えるドローンは航空法上では“小型無人機”となり、飛行禁止区域や禁止事項が定められています。また、ドローンの重さに関係なく、小型無人機等飛行禁止法では、国の重要な施設などの上空を飛行させることが禁止されています。ほかにも、各自治体の条例や電波法などで制限されている事項もあるので、事前の確認が必要です。
 法律は自分自身や他人を守る大切なものです。関心を持ち、最低限の知識は身につけましょう。

溝口繁美(みぞぐちしげよし)さん

溝口繁美(みぞぐちしげよし)
1954年富山県生まれ。兵庫県立高校教諭、県教育委員会、教育次長、県立神戸高等学校長を経て、現在神戸親和女子大学教授。2015年~2016年に、「奥の細道」1771㎞を踏破。

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