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真っ暗闇で見つけたものは!? 「積水ハウス×ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」を体験

真っ暗闇で見つけたものは!? 「積水ハウス×ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」を体験

グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル4階にある、積水ハウス「住ムフムラボ」では、「対話のある家」と題し、定期的に「ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」を開催しています。DIDとは、完全に光を遮断した空間にグループで入り、視覚障害者のサポートを得ながらさまざまな体験を行う、ソーシャルエンターテインメント。バリアフリー住宅のお話ではありません。

今回は、DID初体験の模様をレポートします。「DID=暗闇の中で何かをする」という程度の前知識しかなく、正直始まるまでは緊張しました。アクセサリー、スマホ、バッグなど、全てのものをロッカーに預けなければなりません。体調の事前確認もあり、「いったい何が行われるのだろう」と、ドキドキ感が高まります。

暗闇で頼りになるのが音・声そして人!

参加者は、男性6人・女性2人の8人グループ(通常の定員は6人)。同行者の1人を除いては、初対面の男性ばかりです。

入口左の真っ暗な扉が暗闇への入り口

中に入ったら、少しずつ暗闇に慣れるよう光を落としていきます。アテンドを務めるのは、視覚障害者の「けいたん」(女性)。まずは、けいたんから白杖の使い方を学びます。これも初めての経験でした。白杖の先から地面の様子が手に伝わってきます。点字ブロックの大切さを実感しました。

やがて完全に光がなくなり、視界が黒一色に。予想以上に、真っ暗…。今回参加した夏休み限定プログラムは「僕たちの夏休み」がテーマで、みんなでおじいちゃんの家に遊びに行くのですが、道中も家の中もお庭も当然暗闇です。グループの8人は家族という設定。けいたんからの提案で、お互いをあだ名で呼ぶことに。8人全員、ドラえもんのキャラクター名で呼び合うことになりました。私は、「ジャイ子」です。

とにかく、前も後ろも何も見えないので、初めは体が触れたり、方向が分からなくなったりするたびに「すいません」「ごめんなさい」と言いながらの遠慮がちな交流だったのですが、だんだん「ジャイ子はここにいます!」「ドラえもん、座ります!」「壁を叩くので音についてきてください」などと、声を出し合いながら一体感が生まれていきました。そう、見えないということは「音」や「声」が頼りになるんです。そして、誰かの存在を感じると、本当に安心するんです(見ず知らずの方でも)。実はこのときから、「あること」に薄々気づいてはいたのですが─。

徐々に研ぎ澄まされる感覚から見えてきた答え

おじいちゃんの家では、夏らしいひとときを過ごしました。ビニールプールで遊んだときは、心地良い水の音、肌に伝わるひんやり感、そして「プールに落ちてしまわないかな」というちょっとした恐怖、さまざまな感覚が研ぎ澄まされ、自然と視覚以外で何かを感じ取ろうとしていました。光のない線香花火も体験。普段ならチリチリと光る火に目が行きがちですが、この空間では音を楽しむんです。音がやんだとき、花火の先の玉がポトリと落ちたような気がして、もの悲しいようなさびしいような空気になりました。

そして、みんなでサイダーを飲みながら夏休みの思い出を語り合いました。冗談を言ったり、ちょっとふざけてみたり、すっかり距離が縮んでいたことに驚きました。

この瞬間、先程感じていた「あること」が確信に変わりました。ただの暗闇が「対話のある家」に変わっていたのです! なぜ、ハウスメーカーである積水ハウスが、このプログラムを実施しているのか分かったような気がします。家というのは、家族で空間をともにし、さりげなくお互いを頼りにしながら、たわいもない会話を交わす、安心できる場所。それが、今回の体験を通して私が感じた「答え」です。

点字は書くは易く読むは難し

再び光のある世界へ戻ってきて、ふと時計を見ると1時間経っていました。あっという間だったというのも正直な感想ですが、「さっきまでの時間は何だったんだろう」と、夢から覚めるような不思議な感覚の方がまさっていました。ほんの少し前まで、頼りにしていた「ジャイアン」も「スネ夫」も消え、目の前にいるのはお仕事モードに切り替わった男性たち。日常に引き戻されたのは間違いないですが、それでもDIDを体験する前とは私の中で何かが違っていました。スタッフの方が、「一度経験すると、ずっと心に残るものですよ」とおっしゃっていたのも納得です。

最後に、点字教室にも参加しました。基本となる「メ」の文字から練習スタート。一文字一文字刻むのに、意外と骨が折れますが、なかなか楽しい作業です。

点字反転させた点字をお手本に書いていきます

自分の名前を点字で書いて、名刺も完成させました。社名は「さんけいりびんぐしんぶんしゃ」と長いので、また次の機会に…(笑)。目を閉じて自分の名前を指で触れてみたのですが、どこで一文字の区切りがあるのか全く分からず、読めるようになるにはかなりの訓練を要しそう。

おまけですが、手で触って箱の中身を当てるBOXを見つけたので、私と同行者とでお試し。

箱の中テレビでよくやっているゲームのような感じです

私はヒントを見ていたので中身がすぐに分かりましたが、本当に手だけの感触だと正解するのは難しいと思います。怖いものは入っていないので、ぜひ来場したらチャレンジしてみてください。

積水ハウス×ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)共創プログラム 第26回
「僕たちの夏休み」
期間 8月26日(月)まで(火曜・水曜休)
会場 グランフロント大阪北館ナレッジキャピタル4階、積水ハウス「住ムフムラボ」
費用 大人3500円、学生2500円、小学生1500円。※未就学児の参加は不可
定員 各回6人(先着順・要予約)
※自由研究応援企画「触れる、感じる、見えてくる 夏休みくらやみ教室」も実施。詳細はWebサイトをチェック!

「積水ハウス×ダイアログ・イン・ザ・ダーク(DID)」の詳細はコチラから

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