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ピッコロ劇団が「マンガの虫は空こえて」を上演

ピッコロ劇団が「マンガの虫は空こえて」を上演

手塚治虫の3作品を原作に作・演出

兵庫県立ピッコロ劇団では、手塚治虫生誕90周年記念企画として「マンガの虫は空こえて」を、2月15日(金)~17日(日)に兵庫県立芸術文化センターで上演します。5歳から24歳までを宝塚市で過ごした手塚治虫、ときはちょうど第二次世界大戦の開戦から終戦という激動の時代。手塚が見た、感じた、自然、文化、生命の営み。「マンガの虫は空こえて」は、手塚治虫の「紙の砦」「ゼフィルス」「ゴッドファーザーの息子」3作品を原作に、劇団員の島守辰明さん・作。ピッコロ劇団としては初めて演出に岩崎正裕さんを迎え、ピッコロ劇団に加えて関西俳優陣が出演、さらに、地元の園田学園高等学校コーラス部の出演で、手塚ならではの世界観をステージに展開します。

製作発表会見には、演出の岩崎正裕さん(劇団太陽族)、脚本の島守辰明さん(ピッコロ劇団)、出演者からは三坂賢二郎さん(同)、今井佐知子さん(同)、孫高宏さん(同)、野秋裕香さん(同)、隈本晃俊さん(未来探偵社)が出演しました。

IMG_1600s前列左から岩崎さん、三坂さん、島守さん。後列左から孫さん、今井さん、野秋さん、隈本さん

まず、脚本を手がけた島守辰明さんが、「幼稚園から手塚の作品はすべて読んできました。そんな中から、宝塚での少年時代が描かれた〝紙の砦〟〝ゼフィルス〟〝ゴッドファーザーの息子〟の3作品を一つの芝居に仕上げました。戦時下にあって、たくさんの死体や自然が破壊されるのを見て、10代の手塚が何を見て、何を感じていたのか。彼の中で、何かをしなければいけないと、突き動かされたものが何だったのか。舞台を見て、手塚に親しみを感じてもらえればと思っています」と口火を切ります。

続いて、岩崎正裕さんが「この作品は、戦争の時代を描いていますが、決して暗いものではありません。手塚のテーマでもある命の大切さを伝える、人間ドラマとして受け取ってもらえればいいと思います。手塚の戦争に対する思い、生き残った者として命の尊厳を次の時代に伝えようとする思いを描きたいですね。今回は、兵庫県立芸術文化センターという舞台での上演なので、ダンスは宝塚の華やかさを取り入れ、きらびやかに、戦時下との違いなども見せることができると思います」と話します。

IMG_1583s手塚ファンの島守さん(左)と〝ジャンプ世代〟という岩崎さん

さらに、出演者が意気込みを語ります。

三坂 賢二郎さん(大寒鉄郎) 30歳半ばですが、15歳の少年を演じます。手塚さんが大切にしたテーマである命の尊厳を、少年の一途さ、ひたむきさなどで伝えたいと思います。稽古に入る前に、手塚の生家などをめぐりました。同じ景色を見ているんだなと思いながら、手塚も探したであろう虫を探しましたが、12月だったので見つけられませんでした。でも、手塚のパワーはもらったような気がしています。

今井 佐知子さん(ゼフィルス・京子) 手塚が描いた京子を見て、「え? これを私が??」、さらにゼフィルスが蝶だと知って、「大丈夫? 私、蝶になれるかしら??」。とりあえず、蝶の舞を勉強しようと、宝塚歌劇を見に行きました。羽を背負って頑張ります。

IMG_1556s IMG_1559s鉄郎を演じる三坂さん(左)と、京子とゼフィルスを演じる今井さん(右)

孫 高宏さん(明石) 手塚の没後30年に当たる今、今回の作品は戦争を振り返るということで、意味のある上演だと思います。手塚作品を演じるに当たって、オープニングを全て見たのですが、「不思議なメルモ」にばかり見入ってしまいました。

隈本 晃俊さん(明石の父=組長) 8年ぶりに、ピッコロ劇団に参加します。こんなに団員のスキルが高いのに、なぜ、ぼくに役が回ってきたのかと不思議に思っていましたが、稽古場に入ってわかりました。〝顔がこわい役者〟はピッコロにはいないからでした。手塚作品はあまり知らないのですが、なんと娘が手塚ファンでした。彼女からいろいろ聞きだすためにも、上演期間中は家庭の平和に努めます。

野秋 裕香さん(幸子) 歌あり、踊りありの作品で、ワクワクしながらお稽古をしています。手塚作品はブラック・ジャックしか知らなくて、手塚に近づきたいと、宝塚にある猫神社に出かけました。住宅街にひっそりと建つ神社は、初めての人には探しにくいのですが、地元の人には馴染みのようで通りがかった人が教えてくれました。猫神社に辿りついて、どんぐりを拾って、手塚に近づけたように思っています。

IMG_1567s左から、明石役の孫さん、その父で組長役の隈本さん、幸子役の野秋さん

稽古場は熱気がいっぱい

稽古場も公開されました。寒い季節だというのに、稽古場は熱気がいっぱい。セリフの間、役者の位置など、岩崎さんの細かい指示も入ります。稽古場なので、もちろん、団員は稽古着なのですが、それでも三坂さんや明石さんは少年に見えるし、今井さんの背中には蝶の羽が見えるよう。初日が待ち遠しくなりました。

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<マンガの虫は空こえて> 
上演日程
2月15日(金)19:00/16日(土)11:00、16:00/17日(日)11:00、16:00
会場】兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール(阪急西宮北口すぐ)
チケット】一般4500円、大学生・専門学校生3000円、高校生以下2500円
チケット取り扱い=芸術文化センターチケットオフィス☎0798‐68‐0255
e+(イープラス)、チケットピア、ローソンチケットほかでも販売中
問い合わせ
ピッコロ劇団☎06‐6426‐1940・8088
http://hyogo-arts.or.jp/piccolo

 

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