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「感謝」する気持ちが自信につながる! 羽生結弦の強さの秘密

第8回 「感謝」する気持ちが自信につながる! 羽生結弦の強さの秘密

ソチオリンピック・金メダリストの羽生結弦選手がリンクに上がる際にいつもやっていることは、次のうち、どれ?

  • 氷に触る
  • お尻に触る
  • 頭に触る

「実は滑らせてもらっていることに気づいた」

第7回でお話しした金メダリスト羽生結弦選手の強さの秘密、覚えていますか? 「笑顔」でしたよね。実はもう一つあるんです。それは「感謝」。「笑顔」と「感謝」、この2つを併せ持っていることが羽生選手の強さの秘密なんです。

震災後、練習拠点だった仙台のリンクが倒壊してしまい、別のリンクで練習を続けながら復興支援のイベントに出続けた羽生選手。そのなかで「みんなのために滑っていると思っていたけど、実は滑らせてもらっていることに気づいた」のだとか。羽生選手がリンクに入るとき、必ず「氷を触る」しぐさをしますよね。それは「滑らせていただきます。ありがとう」と、感謝を込めて氷にあいさつをしているのだそうです。ソチオリンピックのショートプログラムでも、滑り終わった後に応援してくれた日本の人に感謝の思いを込めて、じっと手を合わせていました。表彰台に上るときも、お辞儀をして、軽く表彰台を触っていましたよね。

羽生選手はとにかく、よくお辞儀をします。しかも、頭が膝に付きそうなくらい深々と。私はこれまで数多くの成功者を見てきましたが、周りに感謝する人はものすごい勢いで出世します。考えられないような偉業を成し遂げます。なぜでしょう? それは、感謝することで「自分は生かされている」と感じ、最終的にはそれが「自信」につながるからなんです。

では、コーヒーショップで働くA美さん(24歳・未婚)のお悩みをもとに、「感謝」のもつパワーを考えていきたいと思います。

お悩み

「チェーン展開しているコーヒーショップで働き始めて5年になります。最初はアルバイトで入ったのですが、昨年から契約社員になることができました。生活が安定するので喜んでいたのですが、今度、副店長を任されることになって・・・。自分にできるかどうか、すごく不安です」

アルバイトから入って5年で副店長を任されるなんて、A美さんはきっと責任感があって仕事もテキパキとこなせる人なんでしょう。でなければ、その若さで副店長に任命されません。でも、新しいことをするときって、不安ですよね。不安を払しょくするには「自信」を持つことですが、自信はどうしたら生まれるのでしょうか。

感謝の気持ち→「自己肯定感」→自信に

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自信は、「自己肯定感(自分は世の中に必要な存在なんだと思うこと)」と「自己効力感(自分ならできると思うこと)」から成り立っています。ポイントは、自己肯定感が土台となって自己効力感が生まれるということ。つまり「自分はみんなから必要とされている」と感じると、その分「自分ならできる」と強く感じるようになるのです。

自己肯定感って、重要なんですねえ。たまに根拠がないのに自信満々の人っていますよね。いわゆる「根拠のない自信」にあふれている人。そういう人は、もともと自己肯定感が強いのです。原因は「ほめられて育ったから」だと言われています。「ラーメン・つけ麺・僕イケメン」の狩野英孝さんなんか、その典型じゃないかと。なんせ「メロディ工場の工場長」ですから・・・。
逆に、どうしょうもない「だめんず」に引っかかりやすいタイプの人は、もともと自己肯定感が低い人が多い。私もその一人なのでよくわかります(笑)。

では、そんな自己肯定感の低い私たちが、英孝ちゃん並みの高い自己肯定感を持つには、どうしたらいいか。それは「感謝」なんです。どんなことにも「感謝」することで、「私は世の中に必要な人間なんだ」という自己肯定感が、自分の中に根付いていくんです。

とはいえ、どうにも自信がないときに、「周りに感謝しましょう」なんて言ってもなかなか受け入れられないと思いますので、最初はゲームだと思ってやってみてください。「私のためにありがとう」ゲームです。親友や恋人など、言いやすい人からはじめてくださいね。

 例えば、A美さんだったら、
   親友に、(私のために)いつも話を聞いてくれてありがとう。
   スタッフに、(私のために)いつも元気に働いてくれてありがとう。
   上司には、(私のために)昇進を決めてくれてありがとう。
   親御さんには、(私のために)出産してくれてありがとう。
   むかつくお客さんには、(私のために)忠告してくれてありがとう。

こんな風に身近な人からはじめて、最終的には嫌なお客さんなども含め、自分に関わるすべての人に感謝してみてください。口に出すのが効果的ですが、最初は紙に書いてみるだけでもOKです。すると、あら不思議。自分ってすごい人かも、と自信が湧いてきます。だって、全人類があなたのために動いてくれているんです。すごくないわけがありません。そう思ったらすかさず「自分にはそれだけの資格がある、そうだそうだ」と、図に乗っちゃいましょう。まずは自分自身が「自分はすごい。自分ならできる」と認識することが大切です。

「自分のため」だけじゃなくて「みんなのため」という気持ち

こうしてみんなに感謝していると、みんなのために何かをしたくなります。これを心理学では「好意の返報性」と言います。自分にしてくれたことに対し、なにか「お返し」をしたくなるんですね。それがひいては「使命」や「大義」につながっていくんです。こうなったら、強い。少々の困難は乗り越えていけるようになるんです。

これが最終目標ですが、まずは最初の一歩を踏み出すために、みんなに感謝してみてください。そして、みんなから好かれていると感じたら、すかさず図に乗っちゃうことです。大丈夫、大丈夫。感謝されて悪い気がする人はいませんから、少々のとんちんかんぶりは愛嬌だと思ってもらえます。多少の失敗も大目に見てもらえます。大船に乗った気持ちで、新しいことに取り組んでみてくださいね。どんな荒波でも、きっと乗り越えていけますよ。

プロフィール

高嶋ちほ子
キャリアカウンセラー・ビジネス書作家

上智大学文学部哲学科卒業。放送作家として活躍後、角川書店『東京ウォーカー』編集部、リクルート『B-ing』『リクナビNEXT』編集部などに在籍し、3000人以上の会社員をはじめ、料理人、クリエイター、作家、経営者、スポーツ選手など1000人以上の業界のトップに取材。編集・執筆に携わった著名人インタビュー『プロ論。』は累計40万部のベストセラーに。著書に『1日5分で「できる人」になれる!出世ドリル』『○○業界の法則事典』(PHP研究所刊)など。米国cce認定gcdfキャリアカウンセラー。

トピックス・インフォメーション

高嶋ちほ子が、朝日放送の人気情報バラエティ番組「ビーバップ!ハイヒール」に出演します。
3月13日(木)23:17から。ぜひご覧くださいね!

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