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あなたの保険は大丈夫? 知らなきゃ損する“保険のツボ”

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「お付き合い」とか「なんとなく」で入った過去の保険は見直しが必須!

家計を見直したい、子どもができた、老後が不安…。そんな時、チェックしたいのが保険です。でも、「今のは何となく入っちゃった」「自分に必要な保障が分からない」という方も多いのでは? 今回は、納得できる保険の入り方、意外と知らない保険の使い方について、某外資系保険会社の現役営業マン、中谷拓人氏にお聞きしました。

真っ先に見直したいのは医療保険。入りっぱなしはNG!

——営業の方に言われるまま入ってしまうとか、内容を忘れていることも多いですよね。

中谷(以下同):「『今の保険で安心できていますか?』と聞くと、ほとんどの方が『分からない』と答えます。保険は安心するために入るのに、これじゃあ意味がない。どんな保険にせよ、理解して、納得して入ってほしいと思います。

特に医療保険は、入りっぱなしはダメ。医療現場が変われば必要な保障も変わるので、終身型ではなく短期型のものを選び、乗り換えていくことをおすすめします。たとえばひと昔前の保険だと、1週間以上入院しないと保険金が下りなかったりする。しかし最近は入院期間が短くなっていますから、入院1日から保険金あるいは、通院治療も保障してくれるものが必要です。医療保険は、一度保障内容を確認してみるといいでしょう。

月額2,000円程度のものだと『何となくそのまま』ということも多いのですが、年間にすると2万4,000円、10年間だと24万円です。保険は高い買い物ですから、しっかり選んでください」

——医療保険を選ぶポイントは?

「おすすめは、ガンと診断されたら300万円とか、一時金でボンともらえるものです。入院費や治療費だけでなく、通院にかかる交通費などもけっこうな額になりますから、何にでも使えるまとまったお金があるといいですね。それから、先進医療保障が付いているもの。一般の保険診療であれば、『高額療養費制度』といって、年齢や所得に応じて自己負担額の上限が定められています。本当に大変なのは、全額自己負担になってしまう先進医療にかかるお金なんです」

専業主婦も生命保険は必要! 家族でバランスよく加入して

——生命保険で注意しなければいけないことは?

「まず、入るタイミング。子どもが生まれたから入るという方が多いと思いますし、赤ちゃんを抱いた夫婦が保険の相談をしているCMも多いですよね。でも本当は妊娠中、できれば子作り中から入るべきです。妊娠中にご主人に何かあったら、奥さんと子どもの生活を守れません。家族を守るために、早めに入りましょう。少しでも若いうちに入ったほうが支払い額も少ないですし、健康上の問題も起こりにくいですから。

それから、たとえ専業主婦でも、生命保険に入ること。もし奥さんに何かあったら、ご主人は仕事を減らして家事・子育てをしなければなりません。あるいは、その代わりに人を雇うことになります」

——実家に帰るという方法もあると思いますが、やっぱり必要ですか?

「子どもにとっては、母親を亡くした上に友達とも離ればなれということになってしまいます。親はいつまでも元気ではありませんし、実家にほかの兄弟が同居したら帰れなくなることもあります。もっといえば、実家に帰ったとして、将来相続の問題が発生した時にどうします? ほかの兄弟に『家は譲るからそのまま住んでいいよ。その分こっちには現金で遺産ちょうだい』って言われたら……家に相当する額の現金、払えますか? 女性のほうが保険料は割安ですから、最低限でいいので加入しておくことをおすすめします」

保険は使ってナンボ! “リビングニーズ”を知ってますか?

——そのほか、意外と知られていないことってありますか?

「現在ほとんどの生命保険に付いている“リビングニーズ特約”ですね。これは、余命半年の宣告を受けたら、死亡後に払われる保険金を最大3,000万円まで生前に受け取れるというもの。治療費にあてたり、悔いのない最期を過ごすために使うことができます。しかし、これを知らない方は多くて、治療費捻出のために保険を解約してしまったりします。本当に残念なことです」

——生命保険は、死んだら受け取るものだと思ってました!

「知っていても使えないことがあるのも問題です。医師は口では余命宣告をしても、なかなか診断書を書いてくれません。予想が外れて訴訟になるのが怖いから、書面に残したくないんです。家族も、つらい精神状態で医師に強く言うのは難しいのです。保険の営業マンが交渉してくれれば心強いのですが、そこまで動いてくれることはなかなかない。最近はネットで契約できる手軽な保険もありますが、やはり営業マンの人柄やその会社の方針も大事です。

ちなみに、リビングニーズの使い方にもコツがあります。終身保険であれば、すべて使ってしまうのはもったいないので、必要な分以外は残しておくのも一つの方法。特に、給付されたものの使う前に亡くなってしまったという場合は、そのお金は他の動産と同様、相続税がかかります(死亡保険金として受け取る場合は非課税枠が認められている)ので、必要な額だけ受け取るのがおすすめです」

——知らないと損することばかり! しっかり使いこなせるようになりたいですね。

<取材・文:島田彩子>

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