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6割が睡眠に不満…眠れる人と眠れない人はココが違う

寒い朝は布団の中は天国のようだし、春が来ればウトウト眠い…。今回はそんな幸せ気分とはちょっと異なる眠りの話。昨年の流行語大賞の候補に「睡眠負債」が入るなど、眠りと健康との関わりに注目が集まっています。そこで、睡眠と健康について全国の女性たちに聞きました。

平日の起床は6時、就寝は11時が、みんなの平均

全国の女性1215人に聞いたこの調査では、平日の起床時刻は6時台、就寝時刻は23時台、平均的な睡眠時間は6時間が最も多いという結果になりました。

6-11ただし、平日の睡眠時間が「足りない」「やや足りない」と答えた人は全体の57.1%でした。

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そして、睡眠の質に「不満」「やや不満」な人は57.3%。この人たちはほぼ重なっているので、ざっくりと言えば、時間も質も足りない“眠れない”人が6割、“眠れる”人は4割ということになります。

では、なぜよく眠れないのでしょう。睡眠の質に「不満」「やや不満」な人たちに心当たりのある原因を聞いた回答がこのグラフ。

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最も多かったのは、「ストレスや緊張」で全体の47.3%を占めました。この「ストレスや緊張」、実は睡眠に「不満」があるという人の6割以上が原因として挙げています。

一方、年代別に見てみると、全体で2位になっている「加齢」を挙げた人は 60代以上に多く、なんと74.1%もいました。

また、50代では31.1%が「更年期」を、20代・30代では約3割が「子どもに起こされる」を選択しています。

眠りへの不満の原因は、年代によっても大きく違うのです。

知らない人が多かった、不眠があの病気に与える影響

次に、話題の「睡眠負債」リスクへの認知度を聞きました。

睡眠時間の不足や睡眠の質が低いことが健康に与える影響のなかでも、もともとよく知られていた「免疫力の低下」の認知は特に高く、66.0%。

次に「うつ病など精神不調」への影響が47.0%。

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昨年、テレビでもよくで取り上げられていた「将来的なアルツハイマーの発症」への影響は22.1%、「糖尿病・高血圧など生活習慣病の発症」は20.7%。

「乳がんなどがんの発症」はさらに少なく7.0%でした。

アンケートの自由回答では、「認知症や乳がんの発症と関係があるなら、もっとちゃんと知りたい!」という声がありました。

睡眠の満足度の低さは、“自己肯定感”にも影響

そこまで大変な病気の話ではありませんが、私たちのアンケートでもちょっと気になる結果が出ました。

睡眠の質への満足感と、『美容』『健康』『精神』の状態への満足感の相関関係を調べてみたら…。

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グラフのように、睡眠の質に「不満」な人は「満足」な人に比べて、自分の美容・健康・精神の状態への満足度が、かなり低いのです。

不眠が続くと「疲れが取れない」「日中眠い」など、日常生活に支障をきたす影響があることはよく知られています。

でもそれだけではなく、よく眠れないことが、自分自身に満足できる気持ち、“自己肯定感”までも下げてしまう可能性が見えてきました。

眠れる人のほうが、「眠る環境」にこだわっている

それでは、睡眠に「満足」な人と「不満」な人の意識や行動に違いはあるのでしょうか?両者を比べてみると、睡眠との向き合い方が少し違うことが分かってきました。

まずは、より良い睡眠のために利用しているアイテムのランキングです。

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全体では、湯たんぽ、マスク、アロマが3大快眠グッズ。今、話題の“快眠アプリ”は、ランク外の1.3%にとどまりました。

さて、注目は左の緑の字。満足度別、眠るためのアイテム数の平均です。

睡眠の質に「不満」な人ほど使っているアイテムが多く、眠れない人は、いろいろなグッズを試していることがわかります。

「満足」な人は物に頼らなくても眠れるためでしょうか、表の右、グレーを敷いた部分の「特にない」が約6割。

ところが、「満足」「不満」のそれぞれの人の眠るための環境に対するこだわりを見ると…

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枕やマットレスなどの寝具、パジャマなど就寝時の服装、明かりや音などの室内環境のいずれについても、質に「満足」な層のほうが、「不満」層よりも、こだわりを持っていることがわかります。

眠るための準備は… 身体のケア? 飲食に注意?

また、眠るための準備行動について聞いたところ、していることは「特にない」割合は、ほぼ同じなのですが…

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「満足」な人では「入浴」「ストレッチ・マッサージ」など身体のケアに関わる行動が、「不満」がある人では飲食に関することが、それぞれお互いを上回っています。

眠りに悩んでいる人は、睡眠環境を整えたり、眠るための準備行動をもう一度見直してみると、いいかもしれません。

自分の眠りはこれでいいの?という不安続出

最後に、自由回答で睡眠への疑問を聞きました。

すると、よく眠るためのハウツーに加えて、何時間眠ればいいのか、どんな睡眠ならいいのかという声がたくさん集まりました。

[睡眠について知りたいこと](抜粋)

自分自身のベストな睡眠がどのような状態なのか分からない(45歳)

自身睡眠が足りているのか、いないのかわからない(69歳)

最適な睡眠時間は何時間?(52歳)

眠りのゴールデンタイムは真実なのか?(35歳)

寝だめは効果がないのか(37歳)

睡眠が健康に与える影響の大きさが、強調されればされるほど、質の低い睡眠への不安は大きくなっていく…。

これまで「ぐっすり寝た」「スッキリ起きた」という実感で判断してきた「自分のいい睡眠」ですが、これからは、もっと客観的な眠りの指標が求められるようになりそうです。


【調査概要】期間: 2017.12.20~12.24 / サンケイリビング新聞社公式サイト「リビングWeb」「シティリビングWeb」「あんふぁんWeb」でのアンケート / 調査対象:全国の女性 / 有効回答数:1215人(平均年齢: 45.4歳)

筆者画像リビングくらしHOW研究所 副所長 滑川恵理子
サンケイリビング新聞社で主に編集業務に携わり、2017年1月より現職。前職は首都圏のリビング新聞共通編集長。リビングくらしHOW研究所では、女ゴコロと消費がわかるさまざまなデータを収集・分析。
くらしHOWサイトFacebookで紹介しています。

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