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つらいPMSと更年期障害 対処に必要なサポートとは

  • 2018/03/01 UP!

まずは専門家のアドバイスを受ける

 月経前症候群(PMS)と更年期障害は、心と体の両方に、さまざまな症状が出るのが共通点。病的なレベルと、必ずしも病的とはいえないレベルとの幅が広く、ある基準を満たせば治療対象になるというものではありません。治療するかしないかも、ある程度自分で決められるため、余計に困る人が多いのかもしれません。自分で決めるにも、専門知識がないと判断は難しいので、まずは専門家に相談してほしいです。婦人科医なら、治療した場合のメリットや、医療費・副作用などの負担、この程度なら生活の見直しでコントロールできそうといったアドバイスができます。

自分にメリットが大きい治療を選び取る

 たとえば、PMSの治療の選択肢の一つに「低用量ピル」があります。妊娠の予定がなく、排卵のある人が対象で、排卵を抑制して毎月のホルモン変動の波を平らに近づけることで、月経前の不快症状をやわらげてくれます。月経周期が28日に整うほか、月経量が少なくなる、生理痛の緩和などの副効果も。

 また、更年期障害の治療の第一選択となる「ホルモン補充療法」は、必要最少量の女性ホルモンを補うことによって急激なホルモン減少に対するクッションの役割を果たします。ホットフラッシュなど急性期の症状をやわらげてくれるほか、長期的に見ると、動脈硬化や、骨量の減少を抑制するなど、女性ホルモンに関連する老化現象の進行をゆっくりにするという効果もあります。

 漢方薬は、複数の生薬の配合で心と体の両方に働きかける効果があり、それぞれの人の症状や体質に応じて薬を選びます。PMSから更年期にかけて、移行期の治療としても役に立つ選択肢といえるでしょう。

 ネットで調べることはできても、病歴や体質、環境によって、試せる治療法や合う対処法は異なります。女性の体は変化し続けます。その時々で、婦人科医など信頼できる専門家とコミュニケーションを取りながら、自分の“現在地”を知り、納得できるサポートを得ること。同時に、自分を大切にする生活習慣に変えていくことが大事です。

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京都大学医学部附属病院
産科婦人科
江川美保先生

日本女性医学学会、日本産科婦人科学会

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