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体験してわかった!“小さな葬儀”のメリットと注意点

人生の終わりをどう迎えるか、あなたは考えたことがありますか? 自分はまだまだ先のことと思っていても、いつ“その時”がやってくるかは誰にもわかりません。また、親など身近な人が亡くなった時に慌てないためにも、考えておきたいもの。

最近では、それぞれの事情に合った葬儀を選べる時代になってきました。今回は、メディアでも取り上げられ、話題になっている「小さな葬儀」とはどういうものなのか、筆者の体験もあわせて紹介します。

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「小さな葬儀」とは?

ひと昔前の葬儀といえば、自宅やお寺、地域の公民館などで通夜と告別式が行われるのが一般的。近所で不幸があれば町内会全体で手伝いをするなど、多くの人が集まる儀式でした。

現在は斎場で執り行われることが多く、準備や進行も葬儀会社の人がサポートしてくれますが、参列者のための食事の手配や会葬御礼の品選び、会葬礼状の文面を考えるなど、喪主や家族・親族がやらなければならないこまごまとしたことはたくさんあります。

ところが最近は、「最期のお別れは身内だけでゆっくりしたい」と考える人が増え、これまで密葬・家族葬と言われていたような“小さな葬儀”が注目されるようになりました。

小さな葬儀とひと口にいってもいろいろあり、親族だけで通夜と告別式を行う、通夜をせず告別式だけ行う、通夜も告別式もせず火葬だけで見送る、というように、いくつかのパターンがあります。

小さな葬儀のメリットは?

小さな葬儀を行う主なメリットとしては、次の3つが挙げられます。

(1)葬儀費用を抑えられる
(2)葬儀の準備を比較的、簡単に済ませることができ、肉体的・精神的な負担が減る
(3)身内や親族、親しい知人のみでゆっくりお別れできる

筆者の場合、100歳間近だった祖母が亡くなった時は、通夜をせずに告別式だけで見送り、最期の時間をゆっくり過ごすことができました。また、喪主を務めた母の肉体的な負担が軽減されたことが、一番良かったことかもしれません。

小さな葬儀で気を付けることは?

多くのメリットがある小さな葬儀ですが、気を付けなければいけないこともあります。

●葬儀に参列できなかった人たちへの配慮

身内だけで葬儀を執り行ったことによって、「最期のお別れができなかった」と思う人が出てくる場合もあるでしょう。

葬儀が終わってから訃報を知った人たちが次々に自宅を訪れ、弔問客の対応が大変だったという話もあるようです。葬儀に参列できなかった人のために、改めて場を設けることも考えましょう。筆者の祖母の場合は、四十九日法要が終わったあとに食事会を行いました。

●先祖代々の墓があるお寺への配慮

小さな葬儀を選んだ場合でも、お墓のあるお寺にはきちんと連絡し、葬儀をどのように執り行うのか、戒名をどうするのかなどを話し合う必要があります。

葬儀会社の人によれば、お寺に連絡しなかったために納骨の時にもめたという話は少なくないそうです。宗派によってしきたりはいろいろあるもの。葬儀はシンプルにしても、しきたりは守る必要があります。

葬儀を行うのは、残された人のためでもある

従来の葬儀と小さな葬儀、どちらを選ぶか決めるときに考えたいのは、「葬儀は残された人のためでもある」ということです。

例えば、会社勤めをしている人や退職してまだ数年の人など、知り合いが多い場合は参列者も多いと考えられます。きちんとお別れをしたいと思ってくれる人たちのためにも、従来の葬儀を選んだほうがよいでしょう。

筆者の父も亡くなる6年前まで仕事をしていて知り合いが多かったため、そうした方々に参列していただけるよう従来の葬儀を選びました。

筆者が2つの葬儀を通して感じたことは、故人に合った見送り方をすれば、残された者の悲しみが少し癒やされるということです。大変なことが多い葬儀ですが、生前の故人の考え方なども考慮しながら、後悔しない選択をしたいですね。

(文:毛井真紀)


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