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「東京と山、どちらの豊かさも好き」女優・小島聖という生き方

女優という仕事のかたわらで、大自然に魅せられ、世界の山々をバックパックひとつで旅する小島聖さん。世界の名だたる山に登り始めてからの10年間を、エッセイ『野生のベリージャム』として上梓しました。

都会と大自然とを行き来するなかで、小島さんは何を感じ、どう変わっていったのか。そこには、40代の女性として新たなステージに向かうヒントがありそうです。

*記事の最後に書籍プレゼントがあるのでお見逃しなく!

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山登りは、自分を“ゆるめる”方法

子役時代からCMや映画で活躍してきた小島さんが、山と出合ったのは30代。以来、世界の名峰と呼ばれる山々に登ってきました。

ネパール、フランス・モンブラン、スイス・マッターホルン。ヨセミテ渓谷からアメリカ本土最高峰のホイットニー山を目指す、全長340kmものロングトレッキングコース「ジョン・ミューア・トレイル」、ここ数年繰り返し訪れているアラスカ…。

山に登るようになって、気の持ち方に変化が見られたと小島さんは言います。

「山にいないときも、毎日が楽しくなりました。お芝居をするのも、ごはんを食べるのも楽しくなった。それまでも楽しくはあったけれど、自分のそばに自然があると思うと少しほっとするというか、“またあそこに行けばいいか”と思うと安心するというか」

そして、「本当に山があってよかったと思っていて、都会の物質的な世界だけしかなかったら、もっとギスギスしていたかもしれません」とも。小島さんにとって山登りとは、自分を“ゆるめる”方法なのかもしれません。

都会と山――2つの豊かさに触れ、揺れる価値観

山に登り始め、自分の価値観を問われる、そんな経験も。

「山に目覚めるきっかけとなり、何度も通ったネパールが気づきをくれました。日本と比べたら物質的には不自由さがある国です。その一方で、家族で食卓を囲んでみんなでごはんを食べたり、街に1個しかないテレビをみんなで見るという、あたたかい光景にも出合いました」

自分は東京ですごく豊かな生活をしているけれど、では、自分にとって“本当の豊かさ”って、なんだろう――?

「そこ(山)にいるときは自分もシンプルな生活がしたいなと思うけれど、東京に戻ったら東京的な豊かさもやっぱり好きで、その暮らしを楽しんでいる私がいる。そういう気づきの重なりのなかで、価値観は揺れ、変わってきた部分があると感じています」

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出版と出産、そしてまた新しい時が動き始める

小島さんの著書『野生のベリージャム』は、山と食のエピソードを中心にまとめたエッセイ。本書を綴るうちに、感じたこととは?

「いろいろな所に行ったなという感慨とともに、新しい10年がすでに始まっていることも感じられて、不思議な感覚です。出版と同じタイミングで子どもが生まれたこともあり、私の中では確実にこれまでの10年とはまた違う時間が流れ始めています」

山に出合い、出産を経て、価値観の変化を受け入れながら、また新しい人生のステージをスタートした小島さん。これからの活躍も楽しみです。

(ライター/神田恵実)

PROFILE/小島 聖(こじま ひじり)
1989年、女優デビュー。1999年、映画『あつもの』で、第54回 毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。柔らかな雰囲気と存在感に定評があり、コンスタントに映像作品や話題の演出家の舞台にも多数出演。またプライベートでは国内にとどまらず、海外のさまざまな山に登る山好き。料理やアウトドアに関するライフスタイルでも注目を集めている。2018年3月に自身初となる著書『野生のベリージャム』(青幻舎)を上梓。

小島聖さんの初エッセイ『野生のベリージャム』を3人にプレゼント

180525_3小島聖『野生のベリージャム』青幻舎、2160円

応募は終了致しました

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