1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 片付けで一生が終わりそう…!? 『親の家の悩み』を大調査

片付けで一生が終わりそう…!? 『親の家の悩み』を大調査

最近、友達と“親のこと”を話題にすることが増えていませんか?

くらしHOW研究所の調査では、40代を超えると増える話題は“健康”と“親のこと”というデータがあります。今回は、そんな親のことの中でも「親の家問題」にフォーカス。

「親の家に関する悩みがある・あった」という女性715人を、
・将来が心配
・今まさに悩んでいる
・以前は大変だったがひと段落ついた
という3つの段階に分け、悩みのジャンル、親の家の現状、今後の希望などを聞きました。

50代から本格化する「親の家」問題

下の年代別のグラフを見ると、40代以下は「将来が心配」が7割台。親の家はまだまだリアルな問題ではないようです。
111
50代になると「今まさに悩んでいる」が25%を占め、60代以上では「ひと段落した」が38%に。
親の家に関する『心配』は、50代~60代に具体的な『悩み』になり、課題解決のプロセスを経て、ある程度『収束』していくという大きな傾向が読み取れます。

親の家の悩み、堂々1位は「片付け」

では、みんなの悩みの中身はなんでしょう?

22
「片付け」は、親が元気なうちに始まることも多く、相続、売却やリフォームそれぞれについて回るため、幅広い層が問題意識を持っているようです。

みんなの片付けの悩み
・売却にあたって、母が引っ越しをするのに、大量のモノをいるいらないの仕分けをするのが大変だった(55歳)
・あまりにも荷物が多すぎて、6年経った今でも片付けきらない(56歳)
・とにかく、ものが多かった。でもその中には家族の記憶につながる大事なものもある。処分したり、寄付したり、受け継いだりしながら、少しは片付けられたが、悩んだ(57歳)
・片付けで自分の一生が終わる気がする(59歳)
・ため込んである荷物の処分に3ヵ月かかり、体調不良になった(65歳)

全体の1割、「今まさに悩んでいる」人の2割の親の家はすでに空き家

現在の親の家の「現状」を聞いたところ、最も多いのは「親や自分、親戚が住んでいる」ですが、「今まさに悩んでいる」層の22%、「ひと段落した」層の15%、全体では11%の親の家が、誰も住んでいない“空き家”となっていました。

33
「空き家」問題は社会問題としていろいろ取り沙汰されますが、当の家族にとってはさらに大きな問題ですよね。

みんなの相続や空き家の悩み
・将来、家は解体して土地を売却したいが、だいたい費用はどれくらいかかるのか知りたい(34歳)
・今後いつかは空き家になってしまうのが辛いのと、 一軒家なので、片付けが出来るのか、 田舎なので、いざとなった時に家や土地は売却出来るのか、 なんとか上手く残す手立てはないか、 など色々考える事がある(44歳)
・空き家になっているので、掃除に通っているが、定期的に工事があるときなどの立ち会いに工事日程に合わせて帰るのが大変(62歳)
・空き家状態だが税金や光熱費などは支払っている。相続問題も解決していないし途方に暮れる思い(71歳)

ちなみに「ひと段落」層では、親の家を「売却した」人が33%おり、「賃貸・駐車場など資産運用中」は3%と、運用している人はごくわずかでした。

「今まさに悩んでいる」層の6割強が親の家は「売却したい」

「空き家がある」と答えた80人に、今後その家をどうしたいかを聞いた質問では、全体の45%、「まさに悩んでいる」層の63%が「売却したい」と回答。
4
「ひと段落」層はすでに3割が売却をしているので、売却希望は33%と半数近くまで減り、代わって「何もしない」が20%!!
この層に、空き家の対策をいつまでにしたいかを聞いた質問でも、全体の43%が「わからない」、24%が「3年以上先」と答えるなど、手をつけかねている様子がわかります。

避けて通れない話し合い。でもハードルは意外に高い

親の家は、親本人や家族と共に考えなければならない問題です。実は「まさに悩んでいる」層では「あまり+まったく話し合っていない」割合が47%と約半数。
5
しかし、「ひと段落」層では20%と激減。
親の家問題を前に進めるには、解決の方向について関係する人たちの意見がまとまることが必要なのですが…。

みんなの話し合いについての悩み
・親が元気なうちに必要、不必要なものの分別だけはキチンとしていてほしいがなかなか親には言いだせずに困っている(37歳)
・親が生きているうちに、どうしたいかを子供と親とで話し合っておかないと大変なことになる。 兄弟間の仲の良さも関係してくるので、さらに兄弟の結婚相手やその家族など、いろいろな人が関わってきて、本当に面倒なことに(46歳)
・親、兄弟で話し合いたいが、タイミングが難しい(52歳)
・なぜか先送りになる。踏み込んだ話ができない(57歳)
…と、話し合い自体のハードルが高いケースも多いようです。


片付けの話題って、ついできないことを責めたり、やりたくないことを強いたりしがちです。
一方で、家の相続に関する話題は、どうしても“死”に関わる内容になってしまうので、言いづらいし、聞きたくない…。

でも、専門家の話によれば、相続を“争続”にしないためには、どう引き継ぐかという親本人と子どもたちの意思を、親が元気なうちに確認しておくことがとても重要だそう。

親の状況や性格、家族の関係性にも大きく左右されることですが、慌てたり急き立てたりせずに、思いやりを持って、早めに話を始められるといいですね。

詳しい調査レポートは、くらしHOW研究所サイトで公開しています。
親の家の悩みについての調査レポート

筆者画像リビングくらしHOW研究所 所長 滑川恵理子
サンケイリビング新聞社で主に編集業務に携わり、前職は首都圏のリビング新聞共通編集長。リビングくらしHOW研究所では、2017年1月から、女ゴコロと消費がわかるさまざまなデータを収集・分析。
くらしHOWサイトFacebookで紹介しています。

この記事が気に入ったら「リビングWeb」をフォローしてね。新着記事やおすすめ記事のおしらせを好きな方法で受け取れます。

人気記事ランキング

  1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 片付けで一生が終わりそう…!? 『親の家の悩み』を大調査

会員登録・変更