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長生きする妻に選択権。“夫の実家の墓に入りたい”妻はわずか6.5%

散骨や納骨堂、樹木葬、宇宙葬(!)と“死後の居場所”の選択肢が増えています。テレビなどでも随分取り上げられていますが、あなたは、自分のお墓について考えたことがありますか? 947人が回答したアンケートの結果から、女性たちのお墓に対する意識を見てみましょう。

 いざという時「お墓が決まっている」人は36.7

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つまり決めている人の88%が、従来型の“家の墓”に入ることにしています。
お墓の形態も寺院墓地が最も多く、公営・民営の霊園と合わせると約9割。こちらも従来型といえそうです。

そのお墓に入る理由を聞いてみたところ…

◇実家の墓
・父もいるし、将来母も入るし(54歳)
・離婚したので、実家の墓に入ることになりました(64歳)

◇配偶者の実家の墓
・嫁いでいるから自然とそのようになっています(65歳)
・自分で選んだわけではないが、昔からの風習に倣って(57歳)
・正直なところ散骨が一番の希望。ただ、姑と同居なのではっきりとは意思表示しにくいです。今のままだと夫の家の墓に入ることになるでしょう(51歳)

 

 条件が合えば“脱・家の墓”! みんなで入る共同墓が人気

一方で、お墓が決まっていない人のうち、「お墓について考えたことがある」「まあある」人は合計56.3%。
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この人たちが“条件が許せば入りたい”のは、「実家の墓」「夫婦墓」(各21.9%)「共同墓」(19.8%)です。

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すでにお墓を決めている人では半数以上もいた、「配偶者の実家の墓」に入りたい人は、わずか6.5%。1ケタでした。
お墓の形態では27.1%が合祀墓、合同墓などの「永代供養墓」を挙げてトップに。
次に19.0%が「樹木葬」を希望すると答えました。

「共同墓」を選ぶ理由では、「子どもに迷惑をかけたくない」「墓守をさせたくない」という声が目立ちます。

・子どもたちに煩わしいことはさせたくない(52歳)
・あまりお墓に固執していないので。子どもがひとりっ子なので、手間のかからないところがいい(54歳)
・なるだけ安価で済ませたいので(59歳)
・家族でなくても、誰かがお墓に来てくれるから(54歳)

 気になるのは、“承継者が絶えた後”のお墓の世話

さらに自分のお墓選びで重視することは…5
1位は「価格」、2位は「管理費」など、お金のことですが、3位に「子どもや家族の行きやすさ」、4位に「承継者が絶えた後の対応」が入りました。

かつてあった“家は長男が継いで代々伝えるもの“”娘だけなら婿を取って“という風習は、よっぽどの名家でしか、聞かなくなりましたね。
子どもが1人か2人では成り立ちませんから、この時代、当然といえば当然。

お墓の承継も”家”と同様、難しい時代になってきているようです。

フリーアンサーからは、遠くてお参りに行けない、守る人はいない、子どもたちの世代には伝えられないということが、リアルな悩みとして見えてきました。

《 お墓に関して困ったこと、悩んでいること》
・私自身一人娘で、私の子どもも一人娘。子どもにお金や手間をかけさせたくないので悩む(46歳)
・父の実家のお墓が遠く、ほとんどだれも手入れをしていないこと(47歳)
・子どもは私と妹だけで二人とも結婚して家を出たので、母が亡くなった後、実家のお墓をどうするか?(57歳)
・田舎の山にある墓地なので、がけ崩れや場所の劣化が心配。年をとったら、墓参りに行くのが困難になりそう(57歳)
・子どもが結婚していないので、継ぐ人がいない(71歳)

こういった悩みの対策として、最近、話題となっているのが、お墓を片付けて敷地を返す“墓じまい”“改葬”。
今回、墓じまいについても聞いてみたところ…

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家族や親戚で墓じまいの「経験がある」「相談・検討中」というは計16%。
割合としてはさほどないけれど、悩みの声の多さを見ると、今後、きっと増えていくことでしょう。


女性は男性よりも平均寿命が長く、妻は夫より年下のことが多い。つまり亡くなった夫のお墓を決め、自身のお墓を準備する、イニシアティブをとるのは妻の方が多いのです。

“脱・夫の家の墓”を願う妻たちが、いろいろな選択肢の中から選ぶお墓は? 望む眠り方は?
あなたなら、どんな…?

そう考えてくると、樹々や花に囲まれて眠る樹木葬が今、大人気な理由が少しわかった気がしました。


詳細なデータはくらしHOW研究所サイトで公開中!
墓・墓地についてのアンケート

【調査概要】期間:2018.09.05~09.09/ サンケイリビング新聞社「リビングWeb」「あんふぁんWeb」でのアンケート / 調査対象:全国の女性(平均年齢:46.7歳)/ 有効回答数:947人

筆者画像リビングくらしHOW研究所 滑川恵理子
サンケイリビング新聞社で主に編集業務に携わり、前職は首都圏のリビング新聞共通編集長。リビングくらしHOW研究所では、2017年1月から、女ゴコロと消費がわかるさまざまなデータを収集・分析。
くらしHOWサイトFacebookで紹介しています。

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