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今も舞台ではヒリヒリ状態!でも面白い…堤真一さんインタビュー

50歳過ぎて余裕だと思ったら
今も舞台ではヒリヒリ状態!

堤真一さん

「100年以上前に書かれた戯曲とは思えない!」
Bunkamuraシアターコクーンで上演される「民衆の敵」に主演する堤真一さんが、初めてその台本を読んだときの感想だ。

この作品は、近代演劇の父・イプセンの代表作の一つ。舞台は、温泉の発見に盛り上がるノルウェーの港町。この温泉が工場排水で汚染されている事実に気づき、告発するのが、堤さん演じる医師トマス・ストックマン。「トマスは、全世界を敵に回しても自分が正しいと思ったことを貫こうとする、意志がある強い男。でもイプセンは、彼(トマス)が決して正義ではないという描き方をしているんです」。観客は“真実”とは?“正義”とは?と突きつけられる。「大衆の意識というのは(今も昔も)変わらないんだなあと思いました」

演出は、堤さんにとって「るつぼ」(2016年)に続き2度目のタッグとなるジョナサン・マンビィ。共演は、段田安則さん、木場勝己さん、大鷹明良さん・・・。「ずっと一緒に芝居をやってきた方たち。この3人がいてくれて僕はどれだけうれしいか」と絶大な信頼を寄せるメンバーが集まった。唯一不安なのは「膨大なセリフの量なので覚えられるかな、という自分」(笑)。

今年54歳に。映画やテレビでの印象が強い堤さんだが、基本は“舞台”。20代からそうそうたる演出家と仕事をしてきた。それでも、「50歳を過ぎたらもっと余裕でやれるイメージだったんですけど、なかなかそうはいかないですね。(舞台の)あのヒリヒリした状態、本当は嫌なんですよ。でもそれをどこか面白いと思っている自分もいて」と苦笑い。「膝が痛いとか、腰が悪いとか、疲れやすいとか、体の衰えは感じます。でも舞台をやっていること自体が健康維持になってますね」。これからやってみたいことを尋ねると、「60歳までには舞台の演出を」と。ヒリヒリするけれど面白いー。舞台への思いはこれからもまだまだ続く。

PROFILE

1964年7月7日生まれ。兵庫県出身。
舞台、映画、テレビドラマ、CM と幅広く活躍中。今年の主な出演作は、舞台「お蘭、登場」「近松心中物語」、映画「銀魂2」、テレビ「もふもふモフモフ」(ナレーション)。 Bunkamura30 周年記念 DISCOVER WORLD THEATRE Vol.4「民衆の敵」は11/29(木)~12/23(日・祝)東京・Bunkamura シアターコクーン、12/27(木)~30(日)大阪・森ノ宮ピロティホールで上演

取材・文/石河久美(リビング多摩編集部) 撮影/黒澤義教 スタイリスト/中川原寛(CaNN) ヘアメイク/奥山信次(Barrel)

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