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体が整う独自レシピの台湾ハーブティー店、こだわりデザインの癒し空間

食薬と漢方薬の間にある「薬草茶」の世界

よく知られている「医食同源」という言葉。普段口にするものすべてが体を整える「薬」だという考え方で、「食薬」として食材を選んで料理し、体を整えます。

一方、漢方薬材(生薬)というのは、中医学の「薬典」に正式に登録されているもので、漢方薬は、それらの素材を組み合わせたものです。

そして、「食薬」と「漢方薬」の間にもうひとつあります。
それが「民間薬」。
中医学の薬典には入っていませんが、古くから薬効があると知られている「薬草」です。中国語では「草薬(ツァオヤオ)」と言ったりします。

【体調の変化-軽】日常の食事として体に合った「食薬」を摂る
【体調の変化-中】体に合った食事に加えて「薬草茶」を飲む
【体調の変化-重】中医師にかかる、漢方薬を飲む

はっきり具合が悪くなる(医者にかかる)前に対応する方法が、台湾には何段階もあるんですね。すごいなあと思います。

台湾の代表的な薬草茶「青草茶」は、台北市なら旧市街・萬華というエリアに行くと見ることができます。日本人観光客にも大人気の観光スポット・龍山寺のすぐ脇です。

台北・萬華の伝統的な青草茶店

青草店の三代目が新感覚ショップをオープン
伝統イメージを一新するおしゃれな癒し空間に

台北市の古刹・龍山寺の横にある「青草街」は、かつて「救命街」とも呼ばれ、長らく地元の人たちの健康を支えてきました。
その青草街の青草店に生まれた、ひとりの男の子がいます。

青草店の三代目として生まれた王柏諺さん。幼いころから薬草茶に親しんできた彼は、その価値を更に広く伝えるため、新しいお店を開きました。お店の名前は「老濟安(ラオジーアン)Healing Herbar」。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」店内

中国茶芸館かカフェか、居心地のいいバーみたい!
伝統的な青草店は、煎じられた青草茶はテイクアウトで販売する形式なのですが、ここでは店内のカウンター席でゆっくり楽しむことができます。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」オーナー
▲メニューには日本語併記でお店の由来やコンセプトが

オーナーは日本留学経験があるので、もちろん日本語メニューあり、薬草についての説明も日本語でしてもらえますよ。

 

膨大な種類の薬草が倉庫に並ぶ
体調に合わせたオーダーメイド茶が台湾流

薬草茶といえば、台湾では「青草茶」と呼ばれ、主に夏の暑い時期に「清熱」、つまり体をクールダウンするために飲むものだと思っていました。

でも、「老濟安」には青草茶のほか、体質に合わせたさまざまな薬草茶があるんです。お店でいただけるお茶はなんと9種類。中には私のような冷え症にも合う「体を温める系」のお茶もあります。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」メニュー

お店の奥は薬草の倉庫になっています。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」薬草棚

薬草茶の材料となるさまざまな薬草が保管されているのですが、その数がとにかくすごい!このお店には現在600種類もの薬草が在庫されていて、うち半数の300種類は台湾で採れる植物なんだそう。

もともとは、地元の常連客に対して、その時の体調に合わせてこの膨大な種類の薬草から必要なものを選び、煎じたものを渡してあげるという形だったんだそうです。日本にも「ドクダミ茶」などの民間薬草茶はありますが、台湾では多種類の薬草をブレンドするのが普通で、それこそが青草店の腕の見せ所だったわけです。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」薬草茶イメージ

 

おいしく飲み続けられる独自レシピ
台湾ハーブティーをゆったり楽しめる贅沢な時間

「薬草茶」というと、どうにも「苦くて飲みにくい」というイメージになってしまうので、ここはあえて「台湾ハーブティー」と呼びたいと思います。

この「老濟安」のメニューにあるハーブティーは、オーナーが何年もかけて独自にブレンドし、製品化したもの。伝統的な健康習慣から離れがちな若者にも楽しんで続けてもらえるよう、おいしさにこだわって仕上げています。

私がいただいた「元気百倍茶」(名前もかわいい)は、ミドリカタヒバ、ミゾコウジュ、積雪草という薬草のブレンド。クセのない香ばしい味わいで、麦茶代わりにどんどん飲めそうです。

さらなるこだわりは、その楽しみ方。まるで中国茶芸の茶器のようなおしゃれな器は、出された瞬間に気分がアガるのですが、この器もなんとお店オリジナルデザインだというんだから驚きです。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」お茶

普通の青草茶は買う→飲む、だけなんですが、ここでいただく台湾ハーブティーには中国茶のような「聞香杯」が付いていて、リラックス効果のあるヨモギの葉の香りを楽しみながらお茶を飲むようになっています。

まずはハーブ本来の香りと味を味わって(苦くないですよ!!)、その後には優しい甘みを加えてくれる甜菊(ステビア)を入れて味の変化を楽しめるという、お茶席のような豊かな時間が過ごせるんです。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」カウンターと茶器

気さくで知識豊富で日本語が堪能なオーナーが、お客さん一人一人に丁寧に淹れてくれ、説明までしてくれるこの一杯は、「台湾ハーブティーの体験コース」と言った方がいいくらい。ついつい長居してしまいました。

 

体を整えてくれる台湾ハーブティーをお土産に
自信をもって贈れるかわいいデザイン

たくさんある「老濟安」の台湾ハーブティー、他のも試してみたい!とお土産に買って帰ることにしました。お土産用の商品もデザインがすごくかわいくてびっくりです。

台北・台湾ハーブティー店「老濟安」商品
▲オリジナル茶器とのセットもある

自分用に単品パック(ティーバッグ15個入り)を何種類もわしづかみにしていたら、なんと、

お店のご好意で、プレゼント用のセットをたくさんいただいちゃいました!

ページ最下部にプレゼント応募ページがありますので、是非ご覧くださいね。

店名の由来である「濟安」というのは、「懸壺濟世」という言葉からきているんだそうです。薬草茶を入れたきゅうす(茶壺)を手に携え(懸)、「済世」=「世の人を救い助ける」という意味です。

食べ物(食薬)と中医学の間に存在する民間薬という世界。その伝統と豊かさ、それを担うことの誇りを、お店の名前からもひしひしと感じました。

いつも自分の体調の微妙な変化に気を配り、それを基準に口にするものを選ぶことが台湾では当たり前の伝統習慣なんですね。それだけ人の身体は変調を起こしやすいもので、常にケアするという意識が高いともいえます。

いつも気をつけているからこそ、状態が悪くなる前に回復できる。「未病(みびょう)」に気づいて対応することの大切さを、おいしい台湾ハーブティーをゆったり飲みながらしみじみと感じたひとときでした。

[SHOP INFO]
老濟安 Healing Herbar
住所:台北市萬華區西昌街84號
電話:02-23141878
営業時間:火~土9:00~19:00(日曜・月曜定休)
公式Facebook[中国語]:https://www.facebook.com/HealingHerbar/

台湾ハーブティーセットのプレゼント応募はコチラ

 

 

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松浦優子/台湾情報ライター/漢方養生指導士・漢方上級スタイリスト/東京都港区出身の40代。元Web広告ディレクター。現在は外国人向け日本語教師のほか、台湾経済ニュースの翻訳、ライターとして活動。一年のうち1カ月以上は台湾に滞在し、台湾の文化や歴史、中医学(漢方)の養生法など、気になるテーマを探求中。インドア派、愛猫家。台湾で得た一番の宝物は、あたたかい台湾の人たちとの友情とご縁。

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