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キャシー中島さん「これからの人生を照らすことば」

人生100年という時代。キャシーさんのライフスタイルを通して「これからの人生」をもっと輝かせる秘訣を聞きました。

キャシー中島さん

profile 1952年生まれ。ハワイ・マウイ島出身。タレント活動のほかに、日本におけるキルト界の第一人者として、ハワイアンキルトやアメリカンパッチワークキルトの作品を数多く発表し、キルトスタジオを6店舗経営。講演会・執筆・指導のために国内外で活躍。1979年に俳優・勝野洋と結婚以来、おしどり夫婦として知られる

年を取ることは怖くない 必要なのはやる気と行動力

-キルト作家として現在も多くの生徒さんを教えてご活躍中ですが、ズバリ!老後について考えることはありますか?

もちろんありますよ。私は、皆さんが望む限りこのまま働きたいですね。でも全国を飛び回って働くのは、体力を考えると75歳位まで。その後もリタイアはせず、今まで培ってきた経験や知識を生かして働いていたいです。生徒さんに来てもらってキルトを教えたり、テレビにたくさん出て、言いたいことをコメントしたり。年を取ったら心のままに、自由にふるまいたいわ。発言が物議を呼んでも「そんなこと言いましたっけ?」なんて、ぼけたふりしてね。

-長く働くことは、キャシーさん流の元気の秘訣ですか?

ええ、働いて人から必要とされることが、生き生きと過ごす原動力になると思います。最近、公的年金以外の老後資金が2000万円必要だということが話題になりましたが、元気な限り働くことで、お金の不安も解消できますね。ちょっと発想を変えると新しい道筋が見えてくるのでは。うちの70代の生徒さんにも「働きに出てみたら」と言います。中には、「私にできることなんてない」って尻込みする人もいますが、「ハンバーガーショップだって今は年齢制限がないんだから、どこでも働けるわ」と背中を押してあげます。少子化の今、老人の労働力は必要とされている。大切なのは、自分のやる気と行動力ですよ。

辛いことも忘れさせてくれる 趣味を持つと老後がもっと豊かに

-老後を生き生きと暮らすために、働くほかにした方がいいことは?

習い事などの趣味を持つことが大切かなと思います。私自身は、今は仕事になっていますが、元々キルトの制作が大好き。だから、嫌なことや辛いことがあった時、夜遅くまでチクチクとキルトを縫うと気持ちが落ち着くんです。好きなことに夢中になる時間を持っていると、豊かな老後が送れるんじゃないかしら。

-キルト教室の生徒さんも、そういう人が多いですか?

ええ。最年長は92歳のおばあちゃまなんですが、一番の楽しみがパッチワークキルトを習いに行く日、と言ってくれるんです。教室の日にキルトを縫いながらあれこれおしゃべりをして、教室が終わったら生徒さん同士でランチを食べに行く。そんな風に、人とのつながりを絶やさず、やりたいことをいくつになっても持ち続ける姿勢はステキですよね。また、長く教室を主宰してきて、そういう場所を開いている自分を誇りにも思います。

キャシー中島さん

自分で作った心地よい空間が
夫婦を円満にしてくれた

-夫婦生活41年。円満のコツは?

若いころから、「夫を空気にしない」ように工夫してきました。何時に帰ってくる?ご飯はどうするの?と確認してこまめに動く。大変だなと思うこともありますよ。そんな時は、やはり発想を変えて、「仕事と家事をこなして、夫の面倒も見てる私ってかっこいいわ」って褒めてみる。自分で自分をねぎらうと気持ちもラクになります。

-「なんで私ばっかり…」、とは思わないのですね

そうやって落ち込むタイプじゃないんです。夫に家事を手伝ってもらいたかったら、まずは優しく教えてあげること。失敗しても怒らず、「こうやるとうまくいくわよ」とアドバイスをする。夫をうまく使って、居心地のいい空間を作るのは妻である私の役目なんです。

-発想を変え、物事をポジティブに捉えるようになったきっかけは?

今までの人生、自分の思い通りにいったことなんてなかった。だから自分で自分の気持ちを切り替えるのが一番いい方法だって気づいたの。最近共感している言葉が、カナダの精神科医エリック・バーンの「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる」。人の考え方を変えるのは難しいから、自分の考えを変えて人を感化させ、気持ちを動かすことです。夫との老後が楽しくなるかどうかは自分次第ですよ。

老人ホームに入ることを
今から考えています

-老後の生活については?

夫は、80歳になったら老人ホームに入ろうと話しています。雑誌で老人ホーム特集があると熟読して、今から検討してますよ。看取りまでやってくれることをポイントに、具合が悪かったらケアしてくれる介護付き高級マンションのようなところがいい。もちろんそこから仕事に出かけます。ホーム内でパッチワークキルトを教えるのもいいわね。どこでだって、やりがいを持っていたいわ。

-自分のお葬式について考えていますか?

はい。まず参列者には喪服ではなくピンク色の服を着てきてほしいの。そこで、「泣いてんじゃないわよ!」って私が喝を入れている映像を流したい。私の大切な人たちには、悲しみを引きずらず、前を向いて歩いてほしいと願っています。
それから、私はできれば、夫が亡くなる1週間位前に死にたいと思っているんです。なぜなら、私がいたからこんなにいい生活ができたんだ、ってことを分かってもらうためです。少しは私のありがたみに気づいてもらわないとね。
子どもたちからは、「パパを置いて逝かないでね」って言われているんですよ。だから、せいぜい1週間。そのくらいなら先に逝っても許してくれるかな、と思っています。

キャシー中島さんイベント情報

「キャシー中島 キルトの世界展」

日時 9/21(土)~ 11/24(日)
会場 新潟県長岡市立栃尾美術館
入場料 一般600円、大高生300円、中学生以下無料
問い合わせ:TEL 0258-53-6300(栃尾美術館)


「愛を綴るキルト展」

日時 10/24(木)~29(火)
会場 博多阪急

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