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「言葉を越えて」展・流山で自閉症のこどもたちとアーティストによるコラボレーション

特派員No. 076
ブルームーンさん

「言葉を越えて」展 自閉症のこどもたちとアーティストによるコラボレーションが、12月17日から流山市生涯学習センターで行われると聞いて早速、取材に伺いました。

感謝状

今回の企画展に先立ち11月6日には、流山市立おおたかの森中学校(田中弘美校長)で、同校造形部(渡辺春子顧問)の生徒の皆さんへタイ・バンコク都からの感謝状が送られました。手渡したのは2012年ミス日本グランプリの新井貴子さん。貴子さんのお姉さんがイベント主催者「スリーハーツ財団」の新井寿枝代表で、財団からも感謝状が贈られました。二つの感謝状に、造形部長で2年の藤井美穂さんは「自分たちの描いた絵が日本から海外に渡り、多くの人に見てもらえて、すごくうれしい」と喜んでいました。

感謝状の贈呈式を終えて記念撮影も…

感謝状の贈呈式を終えて記念撮影も…

現地での様子をプロジェクターで生徒たちに説明する新井姉妹

現地での様子をプロジェクターで生徒たちに説明する新井姉妹

新井ミス姉妹と別れを惜しんでお話を続ける造形部員の皆さん

新井ミス姉妹と別れを惜しんでお話を続ける造形部員の皆さん

流山市生涯学習センターで自閉症のアーティストと子どもたち、中学校の生徒が絵画を

今回の環境国際交流はこの1枚の絵から始まりました

今回の環境国際交流はこの1枚の絵から始まりました

流山市生涯学習センターで続けられているアート療育ワークショップ

流山市生涯学習センターで続けられているアート療育ワークショップ

流山市生涯学習センターで自閉症のアーティスト宮本悠羅さんが描いたタイと日本の交流の象徴でもある「白い象」をモチーフに、自閉症の子どもたち3名が幅4メートルの大きなキャンバスに作画、制作に流山市立おおたかの森中学校の造形部部員18名が加わり、白い象の周りに200個あまりの花を描き足しました。

象の周囲に花を描く造形部の皆さん

象の周囲に花を描く造形部の皆さん

あ、パレットを使って花の絵を描いてますね

あ、パレットを使って花の絵を描いてますね

たくさんの花が象の周囲に咲きました

たくさんの花が象の周囲に咲きました

この絵画は、9月12日にタイで大規模に開催された「キープ・バンコク・クリーン」という環境イベントに送られ、

現地タイ・バンコクではこの人出。完成した絵画の写真が撮れません

現地タイ・バンコクではこの人出。完成した絵画の写真が撮れません

現地の子ども達が、ゴミとして捨てられがちなペットボトルのキャップを花の中心に施すことによって完成。

タイで現地の子ども達が、ペットボトルのキャップを

横から見ると象の絵がよく見えるのですが、すごい人出で正面からはなかなか…

横から見ると象の絵がよく見えるのですが、すごい人出で正面からはなかなか…

この大きな絵画に感動したバンコク都から環境イベント主催者であるスリーハーツ財団の代表の新井寿枝さんと、2012ミス日本グランプリの新井貴子さんの手によって生徒たちに感謝状や環境イベントのグッズでもあるグリーンの帽子などが手渡されることになったそうです。2013年7月、流山市生涯学習センターでの『言葉を越えて~自閉症の子どもたちとアーティストのコラボレーション』展の開催を契機に、2014年4月に一般社団法人AOAart(代表理事 藤島大千)を設立。
流山市生涯学習センターを拠点に地域の自閉症の子どもたちのためのアート療育教室を開催するなど活動を続けています。…と、ここまで聞いたり、書いたりして「ふむふむ」と感心しつつ「?」「??」がワタクシの頭の中でいっぱいに…。「キープ・バンコク・クリーン」って何?AOAartって何?なんでミス日本なの?ね、ワタクシならずとも「?」がいっぱいになるでしょ。
まず、一般社団法人AOAartの活動について少し掘り下げて聞いてみました。

AOAart(エーオーエーアート)

アートを通じた自閉症者支援活動のネットワークとして、北京、ロンドン、韓国、ニューヨーク、そして日本を拠点に活動しているのだそうです。
はじまりは、2006年、北京の美術大学の若いアーティストたちが自閉症の人たちの創るアートに触れた時の感動でした。自閉症の人たちの表現する世界とアートの表現しようとする世界の間に垣根が存在しないことに気付いた若いアーティストたちが、自閉症のこどもたちとのコラボレーションという形で支援活動を始めました。
この北京における支援活動は、「Autistic Or Artistic=自閉症か、アートか」という問いを活動の名称に掲げ、その活動はその後、韓国、イギリス、そして日本へと広がりました。

世界の若手アーティストによるギャラリートークには流山市長も駆け付けてくださいました

世界の若手アーティストによるギャラリートークには流山市長も駆け付けてくださいました

日本では、2013年7月、流山市生涯学習センターでの『言葉を越えて~自閉症の子どもたちとアーティストのコラボレーション』展の開催を契機に、2014年4月に一般社団法人AOAartを設立。同センターを拠点に地域の自閉症の子どもたちのためのアート療育教室を開催するなど活動を続けています。2年前には、流山市生涯学習センターで世界の若手アーティストによるギャラリートークも行われ、人民日報の記者さんも取材にいらしたそうです。

活動拠点の流山市生涯学習センターでは、どんなワークショップをしているの?
AOAartでは、自閉症の子どもたちとそのご家族を対象としたアート療育ワークショップを毎月1回、流山市生涯学習センターで開催しています。教室の名は「自閉症のこどもたちとその家族や支援者のためのアート教室」(月1回の日曜日 14時~16時、日程はホームページで公開)。このワークショップでは、参加者やサポーターを募集中なのだそうです。アートを通じた創作活動に興味のある自閉症の子どもたち、そして、自閉症の子どもたちとふれあい、その創作をサポートしてくださる方は同センターにお問い合わせください。

「キープ・バンコク・クリーン」ってナニ??

スリーハーツ財団主催、在タイ日本国大使館、バンコク都 、タイ王国軍後援で、一般社団法人AOAartとミス日本ボランティア協会の協力を得て9月12日にバンコク都で開催された「キープ・バンコク・クリーン」。ゴミ問題に悩むバンコク都で子ども達約700人が参加して環境美化を訴えたそうです。

盛り上がりました「キープ・バンコク・クリーン」

盛り上がりました「キープ・バンコク・クリーン」

流山で制作された絵は、元ミス日本ミス着物で画家でもある新井寿枝さんが代表を務めアジア各地で大規模な環境保護啓発イベントを行う「THREE HEARTS(スリーハーツ)財団」が行った「キープ・バンコク・クリーン」で迎えられ、現地のタイの子ども達の手によって完成したそうです。
ゴミ拾いを通してバンコクの子ども達への環境保護の啓発を行い、ミス日本やミスタイによるリサイクリングファッションショーなどを通して、日本とタイ王国のさらなる友好の発展への貢献を目指すものなのだそうです。ふむふむ…。

そうそう、今年の春にはこんなこともありました…。

自閉症の方々が描いた絵を、冷たい壁ではなく、世界中の人達の温かな手によって支え持つ

今年4月2日の世界自閉症啓発デーに合わせてAOAartは「言葉を越えて24時間プロジェクト」を開催しました。平成19年12月、国連総会において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」と定められたことから、啓発デーの関連事業として企画したそうです。

24時間プロジェクトは陽気な雰囲気で盛り上がりました

24時間プロジェクトは陽気な雰囲気で盛り上がりました

自閉症の方々が描いた絵を、冷たい壁ではなく、世界中の人達の温かな手によって支え持って、多くの皆さんに参加していただき理解を広げようと企画された、かなり無茶なプロジェクトです。4月2日、自閉症のイメージカラーである青色にライトアップされる東京タワーを大きな絵画を持ってスタート。この日は、自閉症の子どもたちの創造性に心を動かされたという2015年準ミス日本の秋山果穂さんや2015年ミス着物の倭早希さんも現場に駆けつけ、北京の自閉症児たちが描いた大きな絵を東京タワーなどで手に持って参加してくださったそうです。

24時間プロジェクトにはワンちゃんも参加

24時間プロジェクトにはワンちゃんも参加

24時間プロジェクトでは東京湾で朝を迎えました。寒かった…

24時間プロジェクトでは東京湾で朝を迎えました。寒かった…

JR新橋駅のSL広場、東京駅、秋葉原から夜桜を見る人々で賑わう上野公園から深夜の浅草寺、東京湾で日の出を迎え、渋谷駅前を経て翌日の3日10時に流山に到着。徹夜で絵画を持って歩いたスタッフも翌朝にはお髭が伸びて…。4月初旬の都内、屋外でずっと絵画を持つって、結構、寒かったでしょうね。

24時間プロジェクトで秋山果穂さんと応援委駆け付けた流山おおたかの森高校演劇部の皆さん

24時間プロジェクトで秋山果穂さんと応援に駆け付けた流山おおたかの森高校演劇部の皆さん

24時間プロジェクトのクロージングイベントには流山市の教育長も駆け付けてくださいました

24時間プロジェクトのクロージングイベントには流山市の教育長も駆け付けてくださいました

準ミス日本で東大医学部に在学中の秋山果穂さんが絵について解説

準ミス日本で東大医学部に在学中の秋山果穂さんが絵について解説

翌3日には、自閉症の絵画展を開催中の「おおたかの森センター」で迎える市民とともにクロージングイベントを実施。東大医学部に在学中の秋山果穂さんは、クロージングイベントにも参加され「絵を観せていただき、脳の病気と見るか個性と捉えるかを考えさせられます。24時間、絵を持って何になるのかという方もいらっしゃるかもしれませんが、ネット社会の中で、実際に人々の手で支え合う体験は大切」と感想を聞かせてくださいました。

今年4月におおたかの森センターで開催された「言葉を越えて」展

今年4月におおたかの森センターで開催された「言葉を越えて」展

絵画展会場には自閉症への理解を深めるための図書も

絵画展会場には自閉症への理解を深めるための図書も

今回のタイ・バンコクでのコラボレーションは、AOAartの活動に共感したスリーハーツ財団が、国境もハンディの有無も越えたコラボレーションをと協力を呼び掛け実現したものです。

でも、なんでミス日本とか、ミス着物とかの美女が…?

ワタクシのような普通のオバサンではなく、なぜ、ミスなの?
ミス日本事務局は、東日本大震災以降、ボランティア部を設立し全国各地で活発なボランティア活動を行っています。日本の美、女性の美を極限まで引き出し、それを伝えることで、人々に元気や希望を与える使命を持つミス日本が、「障がい」のある人たちの美を引き出し広く社会に伝えようとするAOAartの活動に共感し、2013年から協力関係が始まったのだそうです。そっかぁ、なるほど納得です。
こうしてお話を伺ってみますと、自閉症の子、中学生、アーティスト、そして、ミス日本などさまざまな人々が出会って、教育委員会や学校などいろいろな施設や機関が協力して、結びついて出来上がっているんですね。ワタクシの住む街も捨てたもんじゃないですね。
さてさて、いよいよ本題の、これからの活動ですが…。フー、本題に入るまでに脇道が長いレポートになってしまいました。

「言葉を越えて」展 自閉症のこどもたちとアーティストによるコラボレーション

クリスマスに相応しい素敵な企画展になりそうです。ゲストも多彩で凄いコンサートになりそうですね

クリスマスに相応しい素敵な企画展になりそうです・ゲストも多彩で凄いコンサートになりそう

日時 12月17日(木)~12月27日(日)
会場 流山市生涯学習センター(TX流山セントラルパーク駅3分)
入場 無料
内容 自閉症のアーティストをはじめ藤島大千さん、下村雄飛さんなど多くのアーティストが参加し、流山で開催されているアート療育教室で自閉症の子どもたち6名によって制作された新しい作品約50点と、中国などの自閉症のこどもたちの作品約50点をあわせて展示します。

今回の出展作品には、コンサートに出演する自閉症のチャレンジドピアニスト小柳拓人さんの演奏にインスピレーションを受けた日本を含め世界の自閉症のこどもたちが描いた作品も展示予定。これらの作品は、開催予定のコンサートにて小柳拓人さんによる演奏の際にも会場に投影され、原初的で解放感のある自閉症の人たちのかがやきを音楽とアートを通じて伝えます。今回の企画は、流山市自閉症協会、千葉県自閉症協会、日本自閉症協会、流山市教育委員会の後援を得て開催されます。クリスマスシーズンに相応しい心温まる作品展やコンサートになりそうですね。

「解放」や「自由」

自ら閉じると書く「自閉症」と言う言葉のイメージとは逆に、自閉症の方々の絵画や演奏から感じるのは「解放」や「自由」ですね。欧米では、アール・ブリュット(生の芸術)のひとつとして、その表現が注目されているそうです。

今回は、障がい者の国際的コンクールで優勝している小柳拓人さんを囲んで、プロのミュージシャンの方々や流山の子どもたちSFS合奏団がコラボレーションするそうです。
外は寒く忙しない今年最後の日曜日を、温かな気持ちでゆったり過ごすのもいいですね。ワタクシも大掃除は、このコンサートの後にしようと考えています。

フルートは、昨年の流山ジャズフェスティバルにもゲスト出演してくださった真鍋知子さん、

チャリティコンサートにゲスト出演される真鍋知子さん

チャリティコンサートにゲスト出演される真鍋知子さん

ヴァイオリンは、ミラノでトレッタ賞を受賞された鷲見恵理子さん、そして、司会は、自閉症の方々の絵画を24時間、手に持って展示活動をした24時間プロジェクトでも流山市おおたかの森センターにいらしてくださった東大医学部に学ぶ現役学生で準ミス日本の秋山果穂さん。「ねこふんじゃった変奏曲」から「カノン」まで楽しいコンサートになりそうですね。

「言葉を越えて」ハートフルコンサート

日時 12月27日(日)14時開演(13時30分開場・上演時間約90分予定)
会場 流山市生涯学習センター
出演 自閉症のチャレンジドピアニスト小柳拓人さんをはじめ、流山で弦楽器を学ぶSFS青少年合奏団、そしてゲストアーティストとしてヴァイオリン奏者の鷲見恵理子さん、プロの人気フルート奏者・真鍋知子さんらが参加。料金は無料ですが自閉症アーティストの活動支援として募金箱を置かせていただきます。
問い合わせ 流山市生涯学習センター04-7150-7474

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はHP等で最新情報の確認をしてください

この記事を書いた人特派員No. 076 ブルームーン
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