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裏方さん、流山ジャズフェスの魅力をこっそり教えて!

特派員No. 076
ブルームーンさん

「する音楽」と、「聴く音楽」と、「支える音楽」

突然ですがワタクシ、音楽には「する音楽」と、「聴く音楽」と、「支える音楽」があると常々考えておりました。エッヘン!「なにそれ?」と言う声が聞こえてきそうですが、「する音楽」は、ステージなどで演奏したり、歌ったりすること。「聴く音楽」は、客席でじっくり演奏や歌を楽しむこと。そして、「支える音楽」は、コンサートやライブの企画や舞台設営、スポンサー探しや出演交渉、チケット販売やチラシづくり、会場案内や“もぎり”などの「裏方」をすること。音楽はこの3つによって成立するものだと思うのです。

演奏後猪俣さんを囲んで実行委員会と茶話会

こうしてコンサート後に猪俣猛さんらとお茶できるのも裏方の楽しみです

「支える音楽」の裏方さんたち

ワタクシ、これまで「イベント大好き!」と言う触れ込みでこの「Livingかしわ」WEB版のレポーターとして3年間、コンサートやイベントをご紹介させていただきましたが、今回は最終回ということもあって、この「支える音楽」の裏方さんたちにスポットを当てつつ第6回流山ジャズフェスティバルをご紹介したいと考えました。

左から鶴谷さん、小坂さん、山本さん

左から鶴谷さん、小坂さん、山本さん

自治会で「JAZZ楽会」を立上げたご夫妻

昭和51年に分譲が始まった「宮園」自治会は、元々水田で、熊野神社のいわば庭であり、人々の生命をはぐくむ、自然豊かな五穀豊穣の園でもある、ということから、御宮様の園で「宮園」と名付けられたそうです。そんな宮園自治会は、人形劇や癌患者のための帽子づくりまでさまざまなサークル活動が盛んです。中でも「宮園JAZZ楽会」は、自治会館に著名なジャズメンを招き演奏を楽しみ、コンサート終了後は代表者のお宅で持ち寄りの打ち上げパーティも楽しんでおられるとか…。今年6月9日にはベテランバンド、ザ・ドランカーズを迎え「水無月ジャズライブ」を、

宮園自治会館でのジャズライブ(前列左が鶴谷さんご夫妻)

宮園自治会館でのジャズライブ(前列左が鶴谷さんご夫妻)

昨年11月23日には流山出身の世界的なバンジョー奏者・青木研さんを中心に、豪華なメンバーでデキシーランドジャズを楽しまれたそうです。この宮園JAZZ楽会の代表は宮園2丁目の鶴谷毅さん・園子さんご夫妻。園子夫人は「最初は爺がジャズ好きで、一緒にコンサートに出かけているうちに私も巻き込まれました」と笑います。

鶴谷ご夫妻も参加されて実行委員会議

鶴谷ご夫妻も参加されて実行委員会議

いまでは、著名なジャズメンに「故郷に帰って親戚の集まりで演奏するような気分です」と言われるほど、応援団もできて、青木さんのバンジョーライブでは手づくり団扇を持って、まるでアイドルのコンサートのような雰囲気です。

自宅にスタジオをつくってジャズバンドを応援

南流山の山本周治さんは、定年退職後、自宅を改造して「南流山を音楽文化の拠点に」と、スタジオエンザを自宅の一部に併設し、偶数月に落語を、奇数月にジャズを続けて10年を超えました。奇数月は、南流山音楽の夕べと題し、ベテランジャズバンドのザ・ドランカーズライブを続けています。
ライブの後には、出演者とのアルコミュニケーションの場も。ライブは入場無料で1ドリンク(お茶かアルコール)付きで退出の際に出演者への1000円以上のカンパをお願いしています。佐野充dr 黒田一義sax 板垣誠vib 森朗gt 小高正志baという5人が隔月で出演していても飽きられないのはジャズならではですね。ジャムセッションは同じようで実は同じステージは2つとないと言われていますから。一方、偶数月の南流山落語会は、松戸市在住の落語家、三代目雷門小助六師匠を中心に、古典落語を楽んでいます。
オーナーの山本さんとは、自ら仲間とギターを持って高齢者福祉施設でボランティア演奏を続け、ご子息はヴァイオリンを奏でるという音楽一家です。

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山本さんのご厚意でスタジオエンザに集まった裏方さんたちのパーティ

流山にお住いの雨野映子さんが歌詞を英訳し、そのお嬢さんでジャズシンガーの雨野亜希子さんが歌い、ザ・ドランカーズが演奏して「ジャズ版流山市民の歌」をこのスタジオエンザでつくり公開したこともあります。

雨野さん山本さん

流山市民の歌を英訳された雨野映子さんと山本さんはお二人とも実行委員

山本さんは、「全国でどこにでもある市民の歌や町民の歌、でも英語歌詞、ジャズバージョンの市民の歌があるのは、やはりジャズのあふれる流山だけではないでしょうか」と胸を張ります。

被災地に寄付金をと演奏を届ける

ことし5月25日、流山市民一行が福島県相馬市へ行きました。東日本大震災から5年。ずっと3・11以来、流山でチャリティコンサートや法話、絵画展などの会場に寄せられた浄財を、直接、相馬に持参させていただいています。

相馬市でヴァイオリンを奏でるアントニオさん

相馬市でヴァイオリンを奏でるアントニオさん

3月9日、流山おおたかの森駅のそばで弦楽器店を営むアントニオさんと仲間たちの「チャリティコンサート絆Ⅴ」が行われ、また、3月11日には、流山おおたかの森駅そばの円東寺・増田俊康住職と加賀谷はつみさんによる「法話と音楽のつどい」が行われ、翌3月12日には、県内の社会人ビッグバンド「ザ・サードコーストジャズオーケストラ」によるチャリティコンサートが、それぞれ流山市生涯学習センターで行われました。これらの会場に置かれた募金箱に寄せられた372,446円をお届けしたんです。
いつもお店にコンサートのチラシなどを貼ってご協力くださっている「ギャラリーよし」のオーナー・小坂義弘さんは、70歳から習い始めたというサックスを相馬市に持参し、十八番の「ダニーボーイ」を披露。

相馬市でサックスを吹く小坂さん

相馬市でサックスを吹く小坂さん

“よしさん”の愛称で親しまれている小坂さんは、ジャズフェスティバルでは、いつも会場でチケットの半券の“もぎり”をしてくださる実行委員会のおひとりです。
こうして3人の大先輩をご紹介させていただいて思うのは、ボランティア活動をされる方々って皆さん、お忙しい方々ばかりです。鶴谷さんは、自治会活動や吊るし雛サークルなどでもお忙しくご活躍されていますし、山本さんは、スタジオを経営される傍ら、建設コンサルタントの技術者としても現役ですし、小坂さんは、ギャラリーを営む一方、流山本町の活性化委員会や商工会議所などでもご活躍です。ワタクシ、「仕事は忙しい職員に頼め!」って昔々、現役の頃、先輩に教えていただいたことがありますが、遊び上手な方々って時間を無駄にされませんよね。ワタクシも見習わなければ…。

この大先輩の皆さんが所属されているのが、流山文化のまちづくり実行委員会です。

この大先輩の皆さんが所属されているのが、流山文化のまちづくり実行委員会です。「流山ジャズフェスティバル」をはじめ「笑って健康!お笑い大行進」「小池博史舞台公演」などさまざまな文化芸術イベントを流山市生涯学習センター(流山エルズ)を中心に企画運営している市民団体です。

実行委員会(流山市生涯学習センターで)

流山市生涯学習センターで開かれる実行委員会はいつも夜8時頃

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それぞれ仕事を終えて会議に集まる実行委員の皆さん

こうした素敵なボランティアさんたちが実行委員として脇を固める

第6回流山ジャズフェスティバルってどういうイベントなのでしょう?

7月16日(土)から9月3日(土)まで流山市内11か所で」開催

会場はこの流山ジャズフェスティバルの幟旗が目印

会場はこの流山ジャズフェスティバルの幟旗が目印

7月16日(土)から9月3日(土)まで流山市内11か所で開催される流山ジャズフェスティバル。第1回目は、6年前に東日本大震災被災地復興支援チャリティとしてスタートし、

初めての際は仙台ジャズフェスからハッピートコを招いて

第1回目は仙台ジャズフェスからハッピートコを招いて

昨年は「かよちゃんを救う会」と連携して5回目を開催。ことしは熊本地震被災地復興支援として企画されました。

 オープニングを飾るのは猪俣猛ジャズオーケストラ

猪俣猛ジャズオーケストラ  (昨年、文化会館で)

猪俣猛ジャズオーケストラ  (昨年、流山市文化会館で)

流山の夏の風物詩“ジャズフェス”のオープニングを飾るのは猪俣猛ジャズオーケストラです。猪俣猛率いるビッグバンドが、流山に最高のジャズを奏でスイングします。伝説のドラマー猪俣猛のもと、現代の音楽シーンをリードする豪華音楽家たちが集結!

迫力満点の猪俣猛ジャズオーケストラ

迫力満点の猪俣猛ジャズオーケストラ

出演は、
猪俣猛(Drums/Leader)、青木弘武(pf)、加藤真一(Bass)、仲兼一郎(Tp)、
羽毛田耕士(Tp)、菊池成浩(Tp)、松木理三郎(Tp)、内田日富(Tb)、池田雅明(Tb)、小林稔(Tb)、渡辺亮(Btb)、鈴木孝二(As)、大森明(As)、唐木洋介(Ts)、広津誠(Ts)、菊池武(Bs)という豪華なメンバー。
プレーヤー一人ひとりが自身のバンドを持つ日本を代表するジャズメンばかりです。 迫力満点のジャズを生演奏でお楽しみください。

「流JAZZ」シャツ姿の猪俣猛さん

「流JAZZ」シャツ姿の猪俣猛さん

バンドリーダーの猪俣猛さんは、実は、流山ジャズフェスティバルの総合プロデューサーなんです。日本を代表するドラマー。兵庫県宝塚市出身。16歳でデビューし、20歳で上京。
21歳で「スイング・ジャーナル」誌の新人賞に輝き、 「ウエストライナーズ」「サウンド・リミテッド」「ザ・サード」「フォース」など数々のバンドリーダーを務めました。1976年、若手の育成を目的に「リズ ム・クリニック・センター」(株式会社アール・シー・シー)を設立。94年には「ジャパン・ジャスト・ジャズ・オールスターズ」を率いてニューヨーク公演 を行い、カーネギー・ホール、アポロ・シアターなどで大喝采を浴びました。流山では「WE3」や「猪俣猛ジャズオーケストラ」として出演しファンが多いんですよ。

会場には熊本地震の被災地復興支援の募金箱が置かれる流山ジャズフェス

会場には熊本地震の被災地復興支援の募金箱が置かれる流山ジャズフェス

オープニングコンサートは、
7月16日(土)14時30分から流山市文化会館で行われます。
チケットは、
前売り2000円、当日2500円、高校生以下500円、 団体割引10枚購入につき、1枚プレゼント(高校生以下のチケット枚数は、団体割引に含まれません)
という信じられないような豪華なメンバーなのに、信じられないようなリーズナブルなお値段。全席指定ですので、よいお席はお早めにお電話でご予約をされることをお勧めします。この流山ジャズフェスティバルは、猪俣猛ジャズオーケストラを皮切りに流山市内11か所16公演が予定されています。

森の図書館でも「森のJAZZ」を続けています

森の図書館でも「森のJAZZ」を続けています

みんなで外出して音楽を楽しむのは健康にもよいと流山医師会などが後援しているのをはじめ熊本への募金もあることから流山市社会福祉協議会も後援、流山市縁のミュージシャンも多数出演することから流山市音楽家協会も後援するなどさまざまな団体が応援しています。

かよちゃんのお父様を囲んで(右端は流山出身のトランペッター曽根麻央)

かよちゃんのお父様を囲んで(右端は流山出身のトランペッター曽根麻央)

昨年は、「かよちゃんを救う会」の皆さんと連携して企画された流山ジャズフェスティバルですがこの原稿を書いている今夜(6月22日)、素敵なニュースが飛び込んできました。きょう、かよちゃんが無事に帰国されたそうです。よかったです。成田空港に到着し、空港からそのまま、東京女子医大に検査のため入院されたと知人を通じて伺いました。昨年、流山ジャズフェスティバルのオープニングコンサート「猪俣猛ジャズオーケストラ」のステージでご挨拶してくださったお父様。

昨年、猪俣猛さんのステージでご挨拶されたかよちゃんのお父様

昨年、猪俣猛さんのステージでご挨拶されたかよちゃんのお父様

来年のジャズフェスでは元気になられご家族とゆっくりジャズを聴きに…と仰っていらしたのを思い出します。スタッフ一同、かよちゃんが早くお元気になられることを心よりお祈り申し上げます。

読み物としても楽しい総合パンフレット

読み物としても楽しい総合パンフレット

スタッフポロシャツは1500円で販売も

スタッフポロシャツは1500円で販売も

 「禎子の折り鶴」を題材に書き下ろされた浪曲公演

8月6日(土)の広島原爆投下の日には、オバマ米大統領が鶴を折ったことから有名になった「禎子の折り鶴」を題材に書き下ろされた浪曲公演も企画されています。

折り鶴の浪曲を披露する三原佐知子師匠(流山市生涯学習センターで)

折り鶴の浪曲を披露する三原佐知子師匠(流山市生涯学習センターで)

昨年の夏は、いずこの市や町でも「終戦70周年」と騒ぎましたが、今年の夏は…。終戦70周年の翌年は当然終戦71周年な訳で、「いつまでも終戦○周年であり続けたい」という気持ちから、平和都市宣言のまち流山から「日本のオペラ」「日本のソウルミュージック」と言われてきた伝統芸浪曲。女流浪曲師の第一人者・三原佐知子師匠と曲師の三味線がつくりだす語りと音楽の世界です。

映画「千羽づる」
映画「千羽づる」

この企画では、映画「千羽づる」(1989年、共同映画、神山征二郎監督、倍賞千恵子出演)の上映も計画されています。

 流山ゆかりのミュージシャンも多数出演

また、翌8月7日(日)には流山が生んだ世界的バンジョー奏者・青木研がクラリネットの花岡詠二をはじめチューバの松永敦やドラムの楠堂浩巳、トランペットの二井田ひとみらによるスペシャルアンサンブルに流山市文化協会邦楽三曲部の尺八奏者・吉岡龍之介さんもゲストに招いて流山市生涯学習センターでお聴きいただけます。

流山出身のバンジョー奏者青木研

「聖者の行進」を奏でながら客席を歩くバンジョー奏者・青木研

浅間神社と流鉄を中心に旧本町でジャズライブ

そして、最終日の9月3日(土)には浅間神社と流鉄を中心に旧本町を切り絵行灯や手づくりキャンドルで飾りながらのジャズライブまで単独企画や地元自治会等との連携企画まで幅広く展開されます。

浅間神社で切り絵行灯と音楽の夕べ

浅間神社で切り絵行灯と音楽の夕べ

浅間神社や流鉄では、流山出身のビッグバンドリーダーでジャズトランペッターの辰巳哲也さんらも出演されます。

9月3日に出演予定の流山市出身の辰巳哲也

9月3日に出演予定の流山市出身の辰巳哲也

流鉄の車内でもジャズの響き

流鉄の車内でもトロンボーンアンサンブルなどのジャズの響き

3年間、ワタクシの拙いレポートにお付き合いくださいまして誠にありがとうございました。最終回はワタクシもボランティアメンバーとしてずっと参加させていただいている流山文化のまちづくり実行委員会と、その中心的なイベントである流山ジャズフェスティバルを紹介させていただきました。最後にワタクシのわがままを寛容に見逃してくださった編集部に感謝です。

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はHP等で最新情報の確認をしてください

この記事を書いた人特派員No. 076 ブルームーン
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