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まつど de 動物パン

2019/9/12

福地寧子
福地寧子

まだまだ暑いですが、朝晩涼やかな風が吹くようになってきました。

暦の上では8月上旬に秋が訪れていたようですが、丁度その頃は刺すような日差しに夜でも気温が下がらずにいましたね。

なんとかお盆をやり過ごし、子供たちの新学期も始まって、ようやく秋の気配を感じられるようになりホッとしています。

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天然木を張り付けた、雰囲気のある外観。

2019年の9月は三連休が2回。シルバーウィークと呼べるほどの大型連休にこそなりませんでしたが、お休みが多くなっています。

お昼ご飯に悩む時には、翌朝の食パンを買いに行くという名目でパン屋に出かけ、ランチ用にそれぞれ好きなパンを選んでもらって…という手もあります。子供が好きな動物パンがあるお店なら、そんな手も使いやすいのではないでしょうか?

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開店直後の店内。この他にサンドイッチやスイーツを収めた冷蔵ケースもあります。

動物パンに代表される、「何かを象った」パンというのは、近年考えられたものではなく、遠い遠い昔、古代と呼ばれる頃から存在していました。

ただし、食用としてというよりは、お供え物として。飽食の現代と異なり、パンが真に「命の糧」であるほどに大事な存在であった頃には麦の収穫は神の恵みと感謝して神様にお供え物をしていたのですが、その際にパン生地で様々なものを象ったものを作っていたのです。

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店の一角には、イートインスペースもあり。

象ったり、小麦などの基本材料以外のものを練り込んだり混ぜ込んで甘みや香りを付けたりする、いわば嗜好的なパンが作られるようになったのは、パンがメソポタミアで誕生して、小麦の栽培と共にそれがエジプトに伝わり発酵パンとなり、そこからエーゲ海を渡ってギリシャに伝わってから。

古代における文化の中心地であったギリシャで、パンは「食糧」としてだけでなく「お菓子」的にも食べられるようになったのです

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国産小麦と天然酵母にこだわって、丁寧に作られたパン達。

日本においては、パンは食糧としてなかなか浸透しませんでした。そこで考え出された”あんぱん”のヒットで「お菓子」としてまず認知され、徐々に食卓にも上るようになっていったという歴史があります。

一度そのパン食文化の歴史は戦時下の食糧難で途絶えますが、戦後のGHQから配給された小麦によりコッペパンと脱脂粉乳の給食が始まったことによって、より存在感を増して日本人の食卓に再登場します。

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やさしい顔のうさぎパン、中にはカスタードクリームが包まれています。

コッペパンをきっかけに復権しながらも、やはり人々に支持されたのは菓子パン。あんぱんやクリームパン、メロンパンはいまでも広く愛されるアイテムです。

さらにそれを動物やアニメのキャラクターに象ると、人気は倍増。クマやウサギなどは子供たちに人気でもあり、形が分かりやすいことから作られることも多くなっています。

松戸の「Grand Coeur(グランクール)」で見つけた動物パンは「うさぎパン」。

不揃いで大きさや形が異なる顔部分に、長い耳が付いています。チョコで描かれた目や口の表情も少しずつ違って、人間と同じように個性的。

優しく微笑みかけられると、ほっこりして、オトナでもつい手に取ってしまいたくなります。

厳選した国産の小麦と自家培養の酵母で作られているところも、お子さんと一緒に楽しめるポイント。この週末は、安心素材で手抜きランチ!お子さんたちとうさぎのカワイイ笑顔に癒されながら、ゆったり楽しく過ごしてみてはいかがでしょう。

Grand Coeur(グランクール)
住  所 千葉県松戸市稔台1-12-15
電話番号 047-308-3608
営業時間 9:30~18:30
定 休 日  日曜日

福地寧子
福地寧子

1日3食、年間1095食以上食べ続けて四半世紀。年間延べ200軒のパン屋を訪れて、毎週「命の糧」を入手しています。そのパン屋巡り&食べ歩きの備忘録です。



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    1日3食、年間1095食以上食べ続けて四半世紀。年間延べ200軒のパン屋を訪れて、毎週「命の糧」を入手しています。そのパン屋巡り&食べ歩きの備忘録です。

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