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松戸市 東京2020大会に向けて

松戸市 東京2020大会に向けて

ルーマニア、ドミニカ共和国との交流を活発化

「アスリートや大使館のみなさんと接する機会が増え、緊張しながらもワクワクします」と石井さん

 2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催がいよいよ再来年となりました。数多くの国からたくさんの人たちが日本を訪れるこの機会に、選手の事前合宿の受け入れや参加国・地域との交流を行って地域活性化につなげようとする動きが全国の自治体に広がっています。ルーマニアとドミニカ共和国のホストタウンに登録された松戸市でも、さまざまな事業を展開。市・東京オリンピック・パラリンピック推進担当室長の石井邦彦さんを訪ね、とことん聞いてきました。

ルーマニアのホストタウン決定のチラシ(右は裏面)

昨年12月、ルーマニア・ブラショフ・フィルハーモニー交響楽団が来日し、松戸クリスマス音楽祭で公演。会場となった森のホール21ロビーではルーマニアワインの試飲会が(松戸市提供)

視察団一行は戸定邸で甲冑姿を体験。後列中央がルーマニア特命全権大使のタティアナ・ヨシペルさん。甲冑は市民団体(前列)が紙を素材に手作りしたもの(松戸市提供)

「七草マラソン大会」がルーマニアとの縁の始まり

毎年1月に開催される松戸市七草マラソン大会。2016年のこの大会に、市はロンドンオリンピックに出場したルーマニアの陸上選手2人を招待しました。競歩女子とマラソン男子の選手で、ともに同年8月のリオデジャネイロオリンピックにも出場しています。「海外の選手を迎えたのはこのときが初めて。当時日本ルーマニアスポーツ・文化交流協会代表を務めていた松戸市民の方が紹介してくれました」と石井さん。七草マラソン大会にはその後も毎年同国選手が参加するようになりました。

昨年9月、同国オリンピック委員会による市内視察が行われました。競技施設が集まる松戸運動公園や21世紀の森と広場などを訪れた一行は、東京へのアクセスの良さと自然環境の豊かさを兼ね備える松戸市に満足した様子だったとか。その結果、陸上、卓球、水泳、レスリング、フェンシングの5競技について事前キャンプ地とする覚書が交わされました。

今年は七草マラソン大会に続いて、同国選手によるランニング教室やルーマニアフェスタが開催されました。市民が選手のトークショーを聴いたり、同国の伝統音楽、食文化に接したりと、双方の交流がより一層深まる機会となりました。

ドミニカ共和国のホストタウン決定のチラシ(右は裏面)

市議会議場で演奏するアイシャ・シエドさん(松戸市提供)

昨年10月の松戸まつりでは民族ダンスのステージも(松戸市提供)

松戸の梨がドミニカ共和国との架け橋に

ドミニカ共和国との交流は「駐日外交団地方視察ツアー」に始まります。このツアーは地方の文化、観光、産業、産品などの魅力を世界に発信するため、外務省と各地元との共催で行われるもの。松戸には2015年9月、世界34カ国の大使など52人が視察に訪れました。その昼食歓迎会でドミニカ共和国公使が松戸特産の梨を食べ、そのおいしさに関心を寄せました。この梨をぜひ自国の人々にも食べてもらいたいと考えたのです。

そして2016年、副市長を団長とする訪問団が同国の招待を受け渡航。一行には松戸市観光梨園組合の人も加わり、栽培に協力することになりました。またこの訪問で松戸市は東京2020大会の事前キャンプ誘致のプレゼンテーションを行い、両国間で覚書が交わされました。

一方文化交流では、市議会議場で昨年7月、同国出身の世界的バイオリニスト、アイシャ・シエドさんの来日コンサートが行われました。

東京オリンピック・パラリンピック推進担当室のみなさん。説明してくれた石井さん(中央)。三田村さん(左)は昨年事務局としてドミニカ共和国訪問団に参加。坂野さん(右)はなんと、2005年の千葉きらめき総体(全国高等学校総合体育大会)に山形県から出場し、フェンシング女子エペで優勝。その時の会場が松戸運動公園体育館というご縁。「アスリートだった視点から選手のみなさんを応援したい」

若者たちにグローバルな感性を

市は2015年11月、東京2020大会に向けて「基本方針」を定めました。市と市民、企業、大学など「オール松戸」で大会の成功を支えるとともに、この取り組みを一過性のものとせず、スポーツ文化の向上、経済・観光振興、まちづくりにつなげていくことをうたっています。オリンピック・パラリンピックという国家的行事をただ眺めているだけでなく、その果実を積極的に松戸にも取り込もうという狙いです。

市がルーマニアとドミニカ共和国のホストタウンを申請し登録されたのは2016年12月。今年4月には態勢強化のため、石井さんを室長とする東京オリンピック・パラリンピック推進担当室を新設しました。市は2010年の「ゆめ半島千葉国体」で自転車のトラック・レースとフェンシングの競技会場を提供したこともあり、ホストタウン事業にはこの経験が役立ちそうです。来訪者の受け入れでは、JR松戸駅前に今年5月ビジネスホテルがオープン予定。都心より予約がとりやすく集客が期待されます。

2020年まで1000日を切り、競技施設の整備・改修を急ぐ一方で、石井さんは「ソフト面も大切に育てていきたい」と考えています。練習する選手に人的なサポートを行うボランティアを育成したり、市内の高校陸上部などに呼びかけてスポーツ交流を図ったりとアイデアはたくさんあるそう。東京2020大会が次世代の若者たちのグローバルな感性を育む機会になればと願っています。


問い合わせ:
松戸市政策推進課東京オリンピック・パラリンピック推進担当室TEL:047-366-7072
松戸市ホームページ:2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組み
http://www.city.matsudo.chiba.jp/shisei/keikaku-kousou/Tokyo_2020_Oly_Para/index.html

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