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松戸市立総合医療センター

松戸市立総合医療センター

生まれ変わった地域の中核病院

 松戸市千駄堀に昨年12月27日、松戸市立総合医療センターが開院しました。同市上本郷にあった国保松戸市立病院が新築移転、名称も変わりました。新しくなった同院を訪ね、地域の中核病院としてどのような役割を担っているのか、改めてとことん、聞いてきました。

診療環境が改善した新病院

松戸市立総合医療センターは地上9階、延べ床面積47,020㎡。32の診療科、600の病床があります。旧病院と比べ診療科数は同じで、病床数に大きな違いはありませんが、延べ床面積は約1.5倍に広がり、駐車場も513台分と約2.3倍になりました。

旧病院の建物は築50年に迫り老朽化、耐震性の確保が課題でした。加えて「手狭な上に、度々の増改築で院内が迷路化していた」と、移転前から病院長を務めてきた烏谷博英さんは話します。上本郷から北東に約2km離れた千駄堀へ移転・新築された結果、「必要な広さが確保され来院者や医療スタッフの導線が整うなど、診療環境が改善しました」。


松戸市立総合医療センターの外観。同院へは松戸駅・北松戸駅から松戸新京成バス、八柱駅からのシャトルバスのほか、松戸市コミュニティバスが運行(写真:松戸市病院事業提供)


「引き続き『来てよかった』と思われる病院を目指します」と病院長の烏谷さん

出産前から継続した医療

同院の大きな特徴の一つが周産期(妊娠22週から出生後7日未満まで)医療と小児医療にあります。

周産期医療では、NICU(新生児の集中治療室)を有する新生児科や、ハイリスク妊娠に対応可能な産科があり、同院は東葛北部保健医療圏(松戸市、野田市、流山市、柏市、我孫子市)で現在唯一、千葉県の地域周産期母子医療センターに認定されています。

 NICUは治療が必要な新生児12人の受け入れが可能(写真:松戸市病院事業提供)

 小児医療にあたるのは、小児科、小児外科、小児心臓血管外科、小児脳神経外科と、PICU(小児集中治療室)から成る「小児医療センター」。小児救急と高度で専門的な医療を担っています。小児病棟は「わかば」と「そら」の2つで、プレイルームを備えており、小児病棟の保育士が、子どもの年齢、発達、安静度に合わせた遊びを提供しています。

日本国内に約40施設しかないPICU(小児集中治療室)を10床有する(写真:松戸市病院事業提供)

 全国各地で医師不足が深刻化する中、同院の小児科医は28名(2018年6月現在)で、「あかチーム」「あおチーム」など6つのチームを組んで担当。小児病棟の看護師には、日本看護協会認定の小児救急看護認定看護師4人、新生児集中ケア認定看護師1人、集中ケア認定看護師1人の専門的知識をもつ看護師が在籍しています。

周産期・小児部門は4階フロアに集中。産科と新生児科が同じフロアなので、赤ちゃんやお母さんの移動による負担が軽減されます。

小児医療センター所長の平本龍吾さんを中心に、看護師の小田倉慈子さん(左)と医師の黒川悠美さん(右)

小児病棟「わかば」のステーション

小児病棟内の掲示でチームごとに医師を紹介

広範囲から受け入れ可能なヘリポート(写真:松戸市病院事業提供)

 

三次救急医療の役割も

同院には千葉県の三次救急医療機関として救急救命センターが設置されています。現在救命救急センターがあるのは県内13カ所で、東葛北部保健医療圏では同院を含め2カ所です。

24時間365日、松戸市近郊はもとより、隣接する東京都や埼玉県など、広範囲から緊急性の高い、あらゆる重篤な患者の受け入れを行っています。

移転に際し新たにヘリポートが屋上に設けられ、ドクターヘリの受け入れが可能となっています。また、ドクターカーも導入されています。ドクターカーは医療機械を搭載、医師・看護師が同乗し、現場から医療行為が可能な救急車両です。一刻も早い医師の診察が必要とされる救急要請に対応します。開院から今年5月末の約5カ月間で、ドクターヘリの受け入れが20件、ドクターカーの出動が224件ありました。

災害時医療の拠点

同院は千葉県の災害拠点病院の一つでもあり、災害時にも救急医療を提供する機能を有しています。災害拠点病院は現在、県内25カ所あり、東葛北部保健医療圏では同院を含め2カ所です。

外来受付のある1階と2階のメイン廊下「ホスピタルストリート」は幅が広くとられ、災害時に多くの患者が搬送された時には、ここで医療行為が行えるよう設計されています。

災害時の医療に対応するホスピタルストリート(2階)。「壁を彩るアート作品は市内中学生が作ってくれました」と病院長の烏谷さん

選んでもらえる病院へ

同院は国指定のがん診療連携拠点病院や県指定の地域医療支援病院であるなど、移転前から地域の基幹病院として数々の役割を担ってきました。4月に病院事業の広報強化を目的とする広報戦略室を新たに設置。今回案内してくれたのは同室の市江礼子さんと仙田彬人さん。「当院を選んでもらえるような強みや特色などを広く市内外の皆さんに伝えていきたい」と話します。

「無限の可能性を持つ子どもたちの健康に関わっていきたい」と平本小児医療センター所長。左は小田倉主任看護師

潜水艦をイメージしたデザインの小児外来受付(1階)


問い合わせ:松戸市病院事業 経営企画課内広報戦略室 TEL:047-712-0675
松戸市立総合医療センター:松戸市千駄堀993番地の1
https://www.city.matsudo.chiba.jp/hospital/

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