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女性も我孫子で起業!

女性も我孫子で起業!

挑戦を応援する市の環境づくり

 今、起業という働き方が注目されています。企業などでの雇用に比べて、趣味や特技、職務経験などを生かして好きなことを仕事にしたり、家事・子育てや自分のための時間を確保したりということがより実現しやすいと言えます。我孫子市は、女性にも起業という働き方を選択肢の一つとしてもらいたいと、今年度初めて女性のためのフォーラムを開催しました。創業支援に取り組む同市企業立地推進課を訪ね、とことん聞いてきました。

「“我孫子で起業”を応援します!」と企業立地推進課のみなさん

女性起業家を招きフォーラムを開催

 「我孫子には女性にもチャンスがいっぱいあります」
 「子どもとの時間も大切にしながら、起業しましょう」

 市が昨年10月に開催した「我孫子市女性起業支援フォーラム」で、講壇に立った市内の女性若手起業家はこう呼びかけました。22人の参加者は全員が女性。20~30歳代が約半数と、比較的若い世代が中心でした。起業は近いうちにと考えている人から、何となく起業に関心があるという人までさまざま。既に事業を運営している人もいます。講演の後、参加者はグループに分かれ、名刺交換や自己紹介。仕事のノウハウの披露など、起業をテーマに会話が活発に交わされました。

女性起業支援フォーラムの第1部は地元起業家ら3人の講演

同フォーラムの第2部は講師も加わった交流会

女性の起業は産業活性化の鍵

 フォーラムを企画した企業立地推進課の課長・山本康樹さんは「女性起業家がもっと増えれば、市内の産業振興につながります」と話します。これまでも市は、創業支援のイベントを各種実施し、男女区別なく募集してきました。しかし、女性の参加はなかなか得られませんでした。「今回、初めて“女性”と銘打ちました。今まで参加しづらかった人も来てくださったのではないでしょうか。ターゲットとした働き盛りの女性の集まりが予想以上でした」。

 通勤時間が少なくてすむ地元での起業は、仕事と家庭を両立させ、自分の夢の実現を目指せる働き方でもあります。いわゆるベッドタウン・我孫子には、東京に通勤していたキャリアがありビジネス・スキルを持ちながらも、結婚や出産を契機に地元にとどまっている女性が少なくないのではないか。同課・菊池弘美さんは「そんな女性たちに“私もできるかも”と思ってもらいたい」と力を込めます。

 「地元で起業した女性がこんなにいるとは思わなかった」「情報収集や交流の場がほしかった。また参加したい」。参加者の前向きな声に同課は手応えを感じています。

フォーラムに登壇した女性起業家を特集した情報紙「かがやく」。男女共同参画室との庁内連携で作成

市の創業支援メニューで起業した11人を紹介するリーフレットも作成

思い立ったら「ワンストップ窓口」へ

 市の創業支援には、フォーラム以外にもさまざまなメニューがあります。「起業の手始めにワンストップ相談窓口のご利用を」とPRするのは同課・森田雄一朗さん。窓口は市役所本庁舎内(企業立地推進課)に開設。起業というと難しそうだと思う人、不安だと感じる人も気軽に相談できます。

 「漠然と起業したいという人から具体的なビジネスプランを持っている人まで、それぞれの段階にマッチした対応を心がけています」。起業を計画中で一から学びたい人には「実践創業塾」、人脈づくりなら「ビジネス交流会」などを紹介。また、市は市内の商工会、創業支援事業を行うNPO法人、金融機関と連携しており、すでに構想が固まっていて経営面や資金面での具体的な悩みを抱えている人にも役立つサポートを行っています。

「我孫子らしい、我孫子にしかない、小さくてもアイデアあふれる起業を待っています」と森田さん

我孫子市提供資料をもとにとことん行政編集部で作成

実践支援塾で創業ノウハウを学ぶ

 実践創業塾は、経営、財務、人材育成、販路開拓など創業に必要なノウハウを学べる連続講座です。年1回の本格的なコースで、昨年は6月から8月まで5日に分けて開講。参加費は1万円でした。

 受講者には、登録免許税の軽減や、金融機関から資金調達をする際の利用要件緩和、金利優遇などのメリットがあります。また、創業フォローアップとして起業後も専門家から経営相談などの支援を受けられます。2019年は6月から開催の予定です。

「実践創業塾は人脈づくりもでき、起業を志す人には見逃せないチャンスではないでしょうか」と菊池さん

我孫子市提供資料をもとにとことん行政編集部で作成

起業後の支援も手厚く

 毎年度実施される「起業個別相談会」と「ビジネス交流会」も起業家から好評です。

 起業個別相談会は、市内起業予定者あるいは起業後5年以内の市内事業者に、資金調達や事業計画、税務・経理などの相談に専門家が対応するもの。次回は2019年8月の開催予定です。

 ビジネス交流会は、主に起業後の事業者が一同に集まり交流できる場です。参加者全員が1分間スピーチで事業PRしたり、すべての人と名刺交換したりと、独自の工夫が満載。次回は2020年2月の開催予定です。

実践創業塾(2018年6月)

ビジネス交流会(2016年2月)

夢の実現の一助に

 市の創業支援は、国の認定を受けた創業支援等事業計画に基づき実施されています。市の支援を受けて起業した人は2014年度から2018年度(見込)までの5年間で35人。業種別にみるとIT4人、販売系10人、サービス17人、教室4人です。男女別にみると女性は10人で、28.6%になります。ただし、2017年度までの4年間では19.4%でした。

 女性の起業を促すことが起業全体の底上げにつながります。「女性を含め起業家のニーズを汲み取りつつ、起業前後の各ステージごとに対応したサポートを一層強化していくことが必要」と山本さん。起業しやすく、事業が継続・発展しやすいような環境づくりを目指しています。

「“地元での働き方”の幅を広げるために、サテライトオフィスやテレワークも研究していきたい」と山本さん


我孫子市企業立地推進課 TEL:04-7185-2214
http://www.city.abiko.chiba.jp/jigyousha/sougyosha/index.html

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