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朝ドラで話題沸騰!?「五平餅」のカンタン作り方や歴史を一挙紹介中!

  • 2018/05/01 UP!

朝ドラ「半分、青い。」でトヨエツの五平餅好きが、地元民からするとかなり笑っちゃう感じですよね。でも見てると食べたくなる~!お米を材料とする“五平餅”は、まだあまり知られていない歴史や情報がいっぱい―!? 奥深い五平餅の世界を、改めてのぞいてみましょう。

炊いたごはん(うるち米)を使用(餅とは言うけどモチ(米)ではない)
串がついている(串刺しの作法)
2度焼く(ごはんだけで焼き、たれをつけて再び焼く)
大豆を原料とした調味料(みそやしょうゆ)をベースにした、たれをつける

取材協力・写真提供/とよた五平餅学会
http://www.toyota-go-hey.jp/
とよた五平餅学会のHPでは、豊田市内にある五平餅のお店の情報(形やたれの種類など)が紹介されています

”五平餅“は地域限定食!
楽しまないともったいない

サービスエリアや道の駅などでよく見かける「五平餅」。愛知県に住む私たちには身近な食べ物ですが、全国どこにでもあるわけではなく、中部エリアのおもに山間部の郷土食です。
「ただのおみやげ的な食べ物だと思ったら大間違い。五平餅は、その土地の食文化を物語っているんです。“一本の五平餅にも山河あり!”です」と話すのは、「とよた五平餅学会」学芸員の天野博之さん。
おめでたい日におばあちゃんが作ってくれる家庭のおもてなし料理―。五平餅は、その土地ならではの工夫が凝らされ、場所によって、家庭によってさまざまな形や味となっています。その違いこそが、おもしろいところ!
特に豊田市は、香嵐渓をはじめ、五平餅のお店が50店舗以上もある珍しいエリア。“五平餅を豊田の市民食に!”と、2010年には「とよた五平餅学会」が設立されました。同学会の学芸員である天野さんは、「ほかに五平餅を研究している人がいないので、私が世界唯一の五平餅学芸員だと思います(笑)」と話します。
そんな天野さんに、五平餅の歴史や満喫ポイントなどを聞きました。“郷土食”としての五平餅のこと、もっと知って楽しもう!

リビング読者発

五平餅について思うこと

・最初はどこで生まれた?(43歳)
・五平餅の歴史について興味があります!(22歳)
・家で作る方法はありますか?(41歳)
・種類が多すぎて、どこまでが五平餅?(39歳)
・五平餅を作ったのは、五平さんでしょうか?(30歳)
・日常的に食べたいが、そうそう売られていないから残念。(32歳)
・どんどんと知れ渡ればいいですね。(39歳)

※リビング名古屋Webプレゼントアンケート7月実施より

五平餅は、お店で&家で、どちらも楽しむのがオススメ! たっぷり満喫するコツを「とよた五平餅学会」学芸員の天野博之さんに教えてもらいました。さらに歴史や地域性を知ると、“五平餅愛”が深まるかも!

お店では”プロの味“を楽しみ、
家では”自分好みの味“を実現!

ハレの日のごちそうだった五平餅。今では家庭で作る機会が減り、“買うもの”というイメージが強くなったかもしれません。でもせっかく興味を持ったなら、お店の五平餅、家で作る五平餅、両方楽しんでみませんか?
「まずはお店の食べ歩きをしてみてください。五平餅の違いを感じると、自分の好みが分かってきます。その情報をもとに、家でも作ってみましょう」と天野さん。五平餅は、炊いたごはんを使うので、作り方は簡単。気軽にチャレンジできますよ。
「五平餅を買うときは、お店の人との会話もぜひ楽しんでください。どんな材料を使っているのか? どんなこだわりがあるのか? 会話のきっかけはいろいろあります」と天野さん。この秋、どこの五平餅から食べに行きますか?

チェックポイントは3つ!
“形・食感・たれ”

五平餅とひとことでいっても、その土地によって見た目も味わいもさまざま。違いを楽しめることが、五平餅の魅力でもあります。そのチェックポイントとは?

最もスタンダードなのは「わらじ型」。そのほか、神に捧げるお供え物“御幣”の五角形をかたどった「御幣型」、岐阜県に多い「団子型」など、タイプはいろいろ。形を比べるだけで飽きません!

食感

ごはんのつぶし具合で変わってくるのが“食感”。これも作り手のこだわりがあるので、自分好みの食感を探すのもおもしろいですよ。また、お米は、地元で作られたものを使うところが多いそう。

たれ

みそやたまり、しょうゆをベースに、その土地の産物を織り交ぜた味付けになっているのがたれの特徴。さらに同じみそベースでも、ゴマやショウガなど中に入れる素材で味わいは変わってきます。

ショウガ→後味すっきり
ネギ・ゴマ→風味が出る
ヘボ(蜂の子)→コクが出る

クルマのまち・豊田市にちなんで、「クルマ型」(200円)の五平餅も! とよた五平餅学会のイベントで販売されています ※毎月第3土曜9:00~、野田味噌商店(豊田市桝塚西町南山6)にて五平餅を販売中。なくなり次第終了

とよた五平餅学会 学芸員 天野博之さん

わが家の味を見つけよう
五平餅をカンタン手作り!

家にある材料で簡単に作れる五平餅。お店で見つけたヒントをもとに、好みの五平餅を完成させて。今の時期なら、バーベキューにもぴったり!

材料(4本分)
・米2合(1本150gの五平餅4本分)
<たれ>
・みそ(豆みそなど)…55g
・砂糖…45g
・たれの隠し味(ゴマ、ショウガ、クルミなど好みのものを)…適量
※みそと砂糖の比率は好みで調整を

道具
・串(ほせ)4本
(→なければ割りばしでOK)
・すり鉢
(→なければ炊飯器の釜のままでOK)
・すりこぎ
・家庭用バーベキューコンロ
(→なければ魚焼きグリル、ホットプレート、フライパンでもOK)

※家庭用バーベキューコンロの場合、五平餅を立てかけるための針金を用意
※魚焼きグリルの場合、串が焦げないよう、手で持つ部分にアルミホイルを巻いてください

作り方 ※形、食感、たれは、好みに合わせてアレンジOK

炊いたごはんをすり鉢に入れ、7分(ぶ)ほど(※すりこぎを引き上げると、すり鉢がくっついてくる状態)までつぶします。

ごはんを4等分にし、丸いおにぎりを作ります。串をおにぎりの真ん中に埋め込みます。

ごはんを手のひらで押しながら、わらじ型にします。

バーベキューコンロでじっくりあぶり、片面がキツネ色に焼けてきたら、反対側も同様にあぶります。

たれを両面に塗ります。

再びコンロであぶって、たれがプクプクと焼けてきたら、できあがり。

取材協力/野田味噌商店 http://www.masuzuka.co.jp/

五平餅を食べてスポーツ観戦!

豊田スタジアムで名古屋グランパスの試合がある日は、とよた五平餅学会の五平餅が販売されています。学会のキッチンカーが目印。五平餅を食べて元気いっぱい応援しよう!

回答/とよた五平餅学会 学芸員 天野博之さん

Q.五平餅の起源は?

A.起源についてはたくさんの説があります。有力説は「山の講説」。山の講とは、山の神様をお祭りする行事で、そこでお供えされたものが、つぶしたうるち米。そのお供えをお下がりとして、木の枝などにつけて焼いて食べたことから五平餅の原型が生まれ、のちに家庭のおもてなし料理となったのではと考えられています。ちなみに、「五平餅」という名前は、「御幣=お供え」からきたという説があります。
そのほか、「五平さん考案説」「山の仕事をする人の携帯食・保存食説」などもあります。

Q.どのエリアで食べられているの?

A.郷土料理として、家庭でも五平餅が食べられているおもなエリアは、愛知県三河地方(山間部)、岐阜県東濃地方、長野県南部、静岡県の一部(天竜川近く)です。意外と狭い範囲に感じるかもしれません。
五平餅の分布域を見てみると、旧伊那街道・中馬街道や塩の道とよばれた街道と重なることが分かりました(天野さんの調査)。この街道は、豊田市、特に足助地区を通って、三河や尾張地方と信州・長野方面を結ぶ主要な街道でした。正直なところ、五平餅がどこで発祥したのかは分かっていませんが、地理的に見てみると、“豊田市の山間部で五平餅が生まれ、中馬街道を通じて各地に広がっていった”可能性が高いのではないかと、とよた五平餅学会では考えています。

五平餅の分布圏図(天野さん調べ)

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