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新作Review/『ルーム』『リップヴァンウィンクルの花嫁』

新作Review/『ルーム』『リップヴァンウィンクルの花嫁』

母と息子の愛を斬新な切り口で描き、世界を感動の渦に巻き込んだ衝撃作

『ルーム』

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©RVWフィルムパートナーズ
監督/レニー・アブラハムソン 原作・脚本/エマ・ドナヒュー 出演/ブリー・ラーソン、ジェイコブ・トレンブレイ
●4月8日(金)からTOHOシネマズ名古屋ベイシティほかで公開

本年度のアカデミー賞で作品賞・監督賞ほか主要4部門にノミネートされ、ブリー・ラーソンが見事、主演女優賞を受賞した注目作。根幹にあるのは母と息子の愛の物語です。が、斬新なのはその切り口。正直なところ、あまり情報を入れずに観ることをオススメしたいので(笑)、今回は核心に触れないよう紹介します。

まずは前半。描かれるのは、狭い部屋の中で運動をしたり、ケーキをつくったり、とても仲のいい母と息子の姿。しかし、次第に2人の置かれた不可思議な状況が明かされ、観ている私たちもどんどん映画にのめり込んでいきます。そして5歳となった息子が初めて味わう恐怖とスリル、目の前に広がる世界のまぶしさを一緒に体験。後半では母と息子を待ち受ける運命、その先にかすかに灯る希望に心震えるのです。オスカーを獲得した若き実力派女優ブリー・ラーソンの渾身の演技、天才子役ジェイコブ・トレンブライのピュアで真っ直ぐな眼差しも深く心に刺さる衝撃の感動作です。

女性の成長物語を独自の感性で描く、不思議な岩井ワールドに酔いしれる

『リップヴァンウィンクルの花嫁』

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©ElementPictures/RoomProductionsInc/ChannelFourTelevisionCorporation2015
監督・脚本/岩井俊二 出演/黒木華、綾野剛、Cocco、原日出子、地曵豪、和田聰宏、金田明夫、佐生有語、夏目ナナ、りりィ
●3月26日(土)からピカデリーほかで公開

独特な映像世界で多くの観客を魅了する岩井俊二監督が、日本映画としては「花とアリス」以来、12年ぶりに手掛けた長編実写作品。

主人公は、平凡な人生をぼんやりと生きる派遣教員の七海。でも、SNSで知り合った男性と結婚することになり、“なんでも屋”に結婚式の代理出席を依頼したことから、波瀾の人生を歩むことになるのです。1人の女性が、いろいろな出会いと経験を経て生まれ変わる普遍的な成長の物語…なのですが、怪しい“なんでも屋”安室の存在や、七海と共同生活をする真白との関係、見慣れた風景が違って見えるマジカルな映像など、岩井監督が生み出す世界観はやっぱり特別。こんなゆううつな世界にさえ、幸せはあふれているという優しいメッセージも心にしみ入りました。

ヒロインの七海を、透明な魅力でしなやかに演じた黒木華、安室役の綾野剛の掴みどころのない存在感、さらに謎の同居人、真白役で唯一無二の個性を発揮、劇中で歌声も披露したCoccoと、キャストも最高でした。

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