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しっとり 花色七変化「アジサイに癒やされて」

  • 2019/06/06 UP!

 梅雨のシーズンが到来。しっとり鮮やかに咲くアジサイは、心をほっと和ませてくれますね。アジサイ観賞をもっと楽しむための豆知識を岡山市半田山植物園の銅谷徳夫さん(農学博士・園長補佐)に教えてもらいました。


アジサイは大きく分けて、ガクアジサイ、ヤマアジサイ、セイヨウアジサイがあります。古くから日本に自生しているのが、ガクアジサイとヤマアジサイ。一般的に、ガクアジサイは海岸付近に、ヤマアジサイは山や野原に自生します。どちらも小さな花が中央に密集し、その周りを「装飾花」(がく片が発達したもの)が縁取っているのが特徴。ヤマアジサイはガクアジサイよりも小ぶりで、葉っぱのかたちが細長く光沢がないという違いがあります。


赤色系など多彩な色のバリエーション、華やかな装飾花が特徴の〝魅せるアジサイ

一方、セイヨウアジサイは、日本のアジサイをヨーロッパで品種改良したもの。本来の花の部分はほとんどなく、装飾花で全体が構成された、見て楽しむことに主眼が置かれた品種です。排水性が良く、日当たりが良い場所を好み、葉っぱには光沢があります。


ヤマアジサイの変種「アマチャ」

アジサイは咲き始めは白っぽく、開花が進むにつれ、淡い色から濃い色へ濃淡や色が変化していくため、別名「七変化」とも呼ばれます。一般的に、土壌の酸度によっても花の色が変わり、酸性だと青寄り、アルカリ性だと赤寄りの色になります。日本は元々酸性土壌なので、赤色品種のアジサイでも庭に植えると、次第に赤紫色に変化。鉢植えでも、根酸(根から分泌される酸)の影響で土が次第に酸性になり、同様のことが起こります。
色鮮やかな赤色を維持するには、土に石灰をまいて、土をアルカリ性に傾ける方法があります。なお、青紫色のアジサイに石灰をまいてもきれいな赤色にはなりません。青紫色のアジサイは酸性の土壌で鮮やかな色が出る、日本の風土に合った花木と言えます。

information

岡山市半田山植物園(岡山市北区法界院3-1)では、6月~7月にかけて、ヤマアジサイ、セイヨウアジサイ、アマチャのほか、〝幻のアジサイ〟ともいわれる「シチダンカ」などの品種が目を楽しませてくれます。入園料は大人308円、子ども124円。☎086(252)4183。火曜休園。

アジサイの葉には有毒成分が含まれているので、口に入れたり、料理の飾り用に使用したりしないようにしましょう。梅雨時のイメージで〝アジサイとカタツムリ〟が1セットのようになっていますが、カタツムリが毒のあるアジサイの葉を食べることは一般的にはありません。


new2019-06-07_fumonji花の山寺 普門寺のアジサイ。歴史あるお寺の景観と、しっとりとしたアジサイの情緒を楽しんで

★「別格本山大聖寺 あじさい・沙羅の花まつり」
6/15(土)~7/7(日)8:00~16:00(15:30受け付け終了)。約5000株が咲き誇ります。期間中は、お茶席での接待も。あじさいと合わせて、寺内に108本ある「沙羅の木(夏椿)」も公開されます。入山料500円(中学生以下無料)。☎0868(76)0001大聖寺(美作市大聖寺1)、有料P100台。
★「花の山寺 普門寺 あじさい祭り」
6/15(土)~23(日)10:00~15:00(あじさい観賞は時間制限なし)。約30種、3000株が見ごろに。「山菜天ぷらつきそば」や「たかきびぜんざい」、地元特産品の販売なども楽しみ。拝観無料。☎0867(52)0739普門寺(真庭市田原山上2127)、P100台。
★「大瀧山西法院 あじさいまつり」
6/15(土)~23(日)9:00~16:00ごろ(あじさい観賞は時間制限なし)。約40種3500株のアジサイが楽しめます。期間中、手焼きのせんべいやアジサイの苗の販売なども。拝観無料。☎0869(66)9619大瀧山西法院(備前市大内995)、P約30台。


「リビングおかやま」「リビングくらしき」2019年6月7日号掲載

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