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【倉敷市藤戸町】830年以上前の戦いの跡をたどる歴史ロマンの旅

特派員No. 755
倉敷そだちさん

みなさんは歴史の勉強は好きですか。昔ちゃんと勉強したのに、テレビのクイズ番組で歴史の問題が出ると、答えが出てこない倉敷そだちです。特に日本史が苦手な倉敷そだちですが、今回は歴史分野に挑戦!せめて自分の住んでいる地域の歴史だけは知っておこう、ということで倉敷の藤戸周辺の歴史を紹介します。固いな~と思わず読んでくださいね。

 

藤戸合戦とは?

日本史がどんなに苦手でも源氏と平家の戦いが日本各地で繰り広げられたのはみなさんご存じでしょう。
倉敷市内でも2つの戦いがあったそうです。
そのひとつが藤戸合戦。(もうひとつは水島合戦です)。
藤戸には合戦の跡が830年以上経った今でもいくつも残っています。

藤戸は今は陸続きになっていますが、当時は小さな島が点在する地域でした。
その地形をうまく利用した源氏の佐々木盛綱が大活躍をしたのが藤戸合戦でした。

fujito_moritsuna

こちらが佐々木盛綱です。
あとで紹介する藤戸寺に向かって馬を走らせています。

藤戸合戦について簡単に紹介します。
この戦いは平家が劣勢の時に行われました。

先にも書きましたが当時藤戸は島々が浮かぶ地形でした。
船を持たない源氏は島に渡れず戦いはこう着状態でした。

ところが盛綱が流れを大きく変えました。
源氏の武将 盛綱は戦いにそなえ、地元の漁師に馬が渡れる浅瀬を聞き出しました。
そして盛綱は口封じのために漁師を殺してしまいます。

そう、戦いの勝利の鍵となったのは浅瀬でした。
馬で海を渡ってくるとは思っていない平家の不意を打ち、源氏は勝利をおさめました。

 

今なお残る戦いの跡

御崎神社(おんざきじんじゃ)

onzakishrine

今は陸ですが、かつては海に面していたそうです。
盛綱が出陣前に社頭の松に旗を建てて勝利を祈願したと言われています。

 

乗出岩(のりだしいわ)

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盛綱はわずかな部下を引き連れ馬を海に入れ、対岸の平家を倒しに向かいました。
そう、ここは漁師に教わった浅瀬へ乗り出した場所です。
少し高い場所にあるので昔ここが島だったと分かります。

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岩の間に馬がいました。
歴史が分かれば「なるほどな!」と思えますね。

 

経ヶ島(きょうがしま)

kyougashima

盛綱が藤戸寺で大法要を行ったときに写経した経文を埋めた場所とされています。
浅瀬を教えた漁師を供養するために建てられました。

経ヶ島から盛綱の像がある盛綱橋を挟んだ対岸に藤戸寺があります。

fujitoji

源平両軍の戦死者や漁師を弔うため大法要が行われた場所が藤戸寺です。
奈良時代に行基菩薩が開基した高野山真言宗のお寺です。

sarasouju

平家物語に登場する沙羅双樹の木が植えられています。
6月中旬が見ごろの白い花を咲かせます。
同じ頃、普段は開放していない客殿で「沙羅の花を観る会」が催されています。

 

藤戸まんぢゅう

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藤戸の歴史で忘れてはいけないのが藤戸まんぢゅうです。
倉敷の銘菓として有名ですが、ただの和菓子ではありません。

藤戸寺の大法要で供えられたのが、寺のそばの民家でつくった藤戸まんぢゅうでした。
大法要で評判だった饅頭は境内の茶店で振る舞われるようになり、のちに製造元の民家で販売されるようになりました。

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薄皮には、地元の麹を使用した酒粕を搾って毎朝つくる甘酒が入っているそう。薄皮の中には、北海道十勝産の小豆がぎっしり。
無添加で保存料を使っていないので賞味期限が3日と短いですが、お店のこだわりを感じられます。

ほわんとお酒の香る薄皮に舌触りなめらかで上品な甘さのあんこの藤戸まんぢゅう。
お土産にも自分用のおやつにもおすすめしたい逸品です。
藤戸の歴史を知るまでは、藤戸まんぢゅうはただ単に普通の和菓子と思っていましたが、本当は藤戸にとって重要な存在だったようです。
歴史に残る銘菓を食べられるのは幸せですし、ちょっぴり不思議な気分ですね。

 

浮洲岩跡(うきすいわあと)

ukisuiwaato

さいごに、藤戸が海だった跡を紹介します。
のどかな田園のなかにポツンと浮洲岩跡と呼ばれているものがあります。
海中に浮き沈みしていたとされる藤戸岩のあった場所です。

今は干拓により陸地になっていますが、岩があったところに碑が建っています。
かつて海が広がっていた頃はどんな景色だったのでしょうね。

 

藤戸を散策してみませんか?

830年以上も前の戦いの名残が今も残っているって驚きですよね。今回紹介したのは一部です。まだまだ他にも名残があるので気になる方はぜひ藤戸に出かけてみてくださいね。そしてお土産はもちろん!藤戸まんぢゅうですよ。

御崎神社
住所:岡山県倉敷市大内1062

乗出岩
住所:岡山県倉敷市有城591-1

経ヶ島
住所:岡山県倉敷市藤戸町19

藤戸寺
住所:岡山県倉敷市藤戸町藤戸57
TEL:086-428-1129
駐車場:あり
HP:https://www.kurashiki-tabi.jp/see/190/

藤戸まんぢゅう本店
住所:岡山県倉敷市藤戸町藤戸48
TEL:086-428-1034
営業時間:8;00~17:00
定休日:火曜日(火曜日が祝日の場合は木曜日)
HP:http://www.fujito-manjyu.co.jp/intro.html

浮洲岩跡
住所:岡山県倉敷市粒江

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけの際はHP等で最新情報の確認をしてください

この記事を書いた人特派員No. 755 倉敷そだち
旅行(国内・海外)が大好きです。最近はカメラにハマっています。根っからの岡山県人ですが岡山は意外と広いので知らないことがたくさん。岡山の魅力を発掘して発信していきます。

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