【編集部の本棚】答えは何も書かれていない ハウツー本とは対極の本「相談者」

【編集部の本棚】答えは何も書かれていない ハウツー本とは対極の本「相談者」

答えは何も書かれていないハウツー本とは対極の本

編集部 K・T select

癒やされ度  ★★★★☆

行間の奥深さ ★★★★★

相談者

著者/塚本千秋・文
尾上太一・写真
(日本評論社、2900円+税)

 塚本千秋さん(岡山大学大学院教授)と尾上太一さん(水之手診療所院長)、この2人の精神科医の往復書簡で出来上がった本。塚本さんが文章を書いて尾上さんに投函。その文章を読んだ尾上さんは自分が撮影したモノクロ写真を1枚選んで塚本さんに投函。届いた写真を見て、また塚本さんが文章を書く…。それを3年間繰り返したそうです。
内容は、街の相談室にきた10人の相談者の物語。全くのフィクションなのか実話がベースなのか分からない物語に身をゆだねると、ゆっくりした時間が流れる相談室の中にいる気分に。「何なの、これは?」と不思議に包まれ、癒やされます。世の中にあふれかえるハウツー本とは対極にあり、答えは何も書かれていません。でもだからこそ、心に元気がない人との関わり方のヒントがある気がします。

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