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学習指導要領が変わる 何を学ぶかからどう学ぶかへ

学習指導要領が変わる 何を学ぶかからどう学ぶかへ

学習指導要領が変わる
何を学ぶかからどう学ぶかへ

 学習指導要領が改訂され、小学校では2020年度から、中学校は2021年度から、高校では2022年度から、それに基づいた教科書が使用されます。改訂のねらいを解説してもらいました。

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兵庫將夫(ひょうごまさお)

1951年大阪府生まれ。1974年~、大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会を経て、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長。2012年~、大阪工業大学教育センター特任教授

 すべての公立学校の教育は、学習指導要領に沿って行われています。社会の変化とともに、求められる資質・能力も変化するため、小・中・高校の学習指導要領は、おおむね10年に1度のペースで改訂されてきました。

 これまでは、「何を学ぶか」に重点を置いて改訂されてきましたが、今回は「どのように学ぶか」「何ができるようになるか」も重視しています。

主体的・対話的で 深い学びへ授業改善

 情報技術・AIの進展に対応するために必要なのは、知識・技能だけでなく、それをどのように用いていくか、自ら考え学ぶ力です。その力を養うため、次のような学びを実現する授業への改善が求められています。

 学ぶことに興味・関心を持ち、自分の将来の方向性を考え、見通しをもって能動的に学習を進めていく「主体的な学び」、子ども同士の協働、先生や地域の大人との対話などを通して、自分の考えを広げ深めていく「対話的な学び」、各教科の学習を通して学んだ“見方・考え方”を用いて知識を相互に関連付け、より深く理解し考えをまとめ、解決すべき課題を見いだし、解決策の創造に向かう「深い学び」です。

育みたい 3つの資質・能力

 学びを通して育成する資質・能力は、3つの柱として示されています。

 ①「知識及び技能」の習得(何を理解し何ができるか)②「思考力・判断力・表現力等」の育成(未知の状況に対応して、理解していること・できることをどう使うか)③「学びに向かう力・人間力等」の涵養(かんよう)(どのように社会・世界とかかわり、よりよく生きていくか)。

「社会に開かれた教育課程」とは

 これらの実現に大切なのは、各学校が、子どもたちがどのように学ぶのかを教育課程で明確にすること。そして、よりよい学校教育を通してよりよい社会をつくるという目標を地域社会と共有し、未来のつくり手となる子どもたちを共に育むことです。これは「社会に開かれた教育課程」と示されています。学校を核とし、保護者・地域住民・企業・NPOなどと連携・協力して、社会に通用する資質・能力を育てる「チーム学校」づくりが求められています。

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