夏休みの時間を活用して 「なぜだろう」を突きつめよう | リビング大阪Web
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夏休みの時間を活用して 「なぜだろう」を突きつめよう

夏休みの時間を活用して 「なぜだろう」を突きつめよう

夏休みの時間を活用して
「なぜだろう」を突きつめよう

 夏休み、子どもたちはどう過ごしていますか。さまざまな体験から生まれた興味や疑問を、学びへと発展させる方法について、兵庫將夫さんが教えてくれました。

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兵庫將夫(ひょうごまさお)

1951年大阪府生まれ。1974年~、大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会を経て、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長。2012年~、大阪工業大学教育センター特任教授

 子どもたちが楽しみにしていた夏休み。自然の中での豊かな体験、地域の祭りや伝統的な行事、体験的な科学セミナーなど、それぞれが、子どもたちの興味を喚起し、感性を豊かにする貴重な経験となることでしょう。

 さらに、自由な時間を活用し、「なぜだろう?」「どうしてだろう?」という子ども自身の率直な疑問から出発して、課題を見いだし、探究していく学びへと誘う機会にしたいものです。

 例えば、里山や海辺での生きものとの触れ合いから、素材を見いだし調べる。自分たちが暮らしている地域の伝統的な行事から、その成り立ちを考え、地域の歴史・伝統や文化に関心を持つ。通っている小・中学校のクラス数の減少や、近隣で見かける高齢者の増加など、地域の現状と将来像を考える。将来予想される自然災害を見すえて、地域の防災に関心を持ち、市役所などを訪問して担当者から聞き取り調査、防災に関係する資料を集める、など。今まで学校で学んだことを基礎・基本としながら、それを活用して、多角的な視点からアプローチしていくことが大切です。

課題を解決していく「探究学習」

 探究のプロセスは次の通りです。①課題設定(疑問から「知りたいこと」を見つける)②情報収集(地域の人からの聞き取り、図書館などで関連する資料を調査する)③整理・分析(聞き取った内容や分かったこと、気づいたことを記録し要約する。調査した内容を整理・検討する)④まとめ・表現(必要に応じて図、表、グラフ、数式などにまとめて説明・表現する)。

 このプロセスを繰り返すことは、習得した知識・技能を活用し、課題を解決するために必要な思考力・判断力・表現力を養うことになります。

 このような探究学習を経験した子どもたちは、自らの学びを意識して、自覚的に学びを進めていくことができるようになると感じています。最初に「分からないこと」を言葉で説明することで、これから学んでいこうとする内容を、自分自身の中で明確にすることができます。「多面的な見方ができるようになった」「疑問を調査して、何が課題か気づいた」「自分で行動していく自信を持てるようになった」など、子どもたちも手応えを感じられるようです。

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