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未来の社会「Society5.0」に求められる力とは

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未来の社会「Society5.0」に求められる力とは

 新しい一年が始まりました。子どもたちの未来は、IoT(Internet of Things)とAI(Artificial Intelligence)がさらに進展した社会。そこで必要な資質・能力について、元府立高校校長の兵庫將夫さんからメッセージをお届けします。

 小・中・高等学校の学習指導要領が改訂され、より良い未来の創り手としての資質・能力の育成が、これまで以上に求められています。

 今日のネット社会は進展が著しく、電化製品などのさまざまなモノがインターネットとつながるIoTがさらに広がるでしょう。そうして蓄積された膨大な情報(ビッグデータ)は、AI(人工知能) が自動収集・解析し、さまざまな形で現実社会にフィードバックされていきます。

 例えば、天気情報・作物の生育情報を収集→農作業の自動化・消費地への最適な配送、センサーを用いた体温などの生理データ→健康増進・最適な医療の提供・適切な介助サービスの実現など。技術革新が進展し、知識や情報が共有され、今までにない新しい価値が生み出されていきます。

 このような「超スマート社会」を、内閣府では、「Society5.0」と位置付けています。これまでの歴史を振り返ると、狩猟社会(Society1.0)→農耕社会(Society2.0)→工業社会(Society3.0)→情報社会(Society4.0)と社会が変化してきました。これからの社会は、「サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会」を目指して、大きく変化していくことでしょう。

言語能力や科学的・論理的な思考力が重要に

 このような社会の変化の中で求められるのは、さまざまなことに好奇心を持ち、志と強い意欲を持って探究を深め、新たな価値の創造に挑み、未来を切り開いていく感性と創造力です。そのために、文章や情報を正確に読み解き対話する力、また、科学的に思考・吟味して課題解決に活用する力の育成が求められます。

 座学中心の学びから、主体的・対話的な学びへ。何が課題かを見いだし、それらを共有し、協力しながら互いに学び合い、解決のための道筋を考える経験を増やすことが必要でしょう。

 IoTとAIが創り出す社会が、人にとってより良いものとなるように、子どもたちが担い手として育っていくことを願っています。

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兵庫將夫(ひょうごまさお)

1951年大阪府生まれ。大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長を経て、2012年~、大阪工業大学教育センター特任教授

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