1. 大阪トップ
  2. くらしの情報
  3. 家庭での会話と笑いが一歩踏み出す勇気に

家庭での会話と笑いが一歩踏み出す勇気に

家庭での会話と笑いが一歩踏み出す勇気に

家庭での会話と笑いが一歩踏み出す勇気に

 この春から、新しい環境でがんばっている子どもたちと、それを見守る保護者に向けて、元府立高校校長の兵庫將夫さんからのメッセージをお届けします。

 新年度が始まりました。お子さまのご入学、ご進級おめでとうございます。

 「学年が1つ進んだだけだ」なんて思わないでください。改めてこれまでのさまざまな出来事や成長を思い、家族で喜び合ってほしいものです。子どもたちは期待と不安、決意を持って新しいスタート地点にいます。しっかり抱きしめて励ましてやってください。

 子どもたちは、保護者の皆さまに見守られていると感じることで、安心感を持ち、元気と勇気を生み出して、前に一歩踏み出すことができます。その源は、家庭での会話と笑いです。そのためにも、家族そろっての食事の時間は大切にしたいものです。「今日、学校ではどうだった」「○○できてよかったね、素晴らしいことよね」など、何でも話せる雰囲気の中で、人間としての在り方や生き方について語り合いましょう。周りの人や家族についての心温まる話は、素直な気持ちを子どもたちから引き出し、思いやりや感謝の心を育んでいきます。家庭こそが真の心の居場所になることと思います。

よくないことには毅然とした態度を

 学校の授業では、先生の話をしっかりと聞き、疑問について友だちと意見を交わしながら理解を深めていきます。また、クラス仲間との交流を通して、それぞれの思いが違っていることを知ることでしょう。

 ときには、言われた言葉や周囲で交わされる言葉に、嫌な思いをすることもあるでしょう。そのようなとき、悪いことは悪いと、毅然とした態度を取れるようになってほしいものです。それをスルーしてしまうことで、他人を傷つけることを容認する雰囲気ができてしまいます。見ている人にも責任があることを知り、無関心にならず、なぜそのような言葉が交わされるのか、共に考えてほしいものです。

 子どもたちが“今日はどんな楽しいことがあるだろう”と期待に胸をふくらませながら「元気に登校」する姿、“皆で一緒に楽しかった、こんなことができてうれしかった”と「笑顔で下校」する姿は、かけがえのないものです。一人一人が相手の気持ちを思いやる心を持って共に歩み、成長していってほしいと願っています。

写真

兵庫將夫(ひょうごまさお)
1951年大阪府生まれ。大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長を経て、2012年から大阪工業大学教育センター特任教授

同じジャンルの記事を読む

この記事が気に入ったら公式アカウントをぜひフォローしてね。おすすめ記事をダイジェストでお届けします。

人気記事ランキング

  1. 大阪トップ
  2. くらしの情報
  3. 家庭での会話と笑いが一歩踏み出す勇気に

サンケイリビング小学生新聞

サンケイリビング小学生新聞
2019年 春号

電子ブックを読む



会員登録・変更