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平成から令和へ 学びの質が大きく変化

平成から令和へ 学びの質が大きく変化

平成から令和へ
学びの質が大きく変化

 新しい時代のスタートにあたって、元府立高校校長の兵庫將夫さんからメッセージ。子どもたちには、日々の学びの質を高めて輝かしい未来を創ってほしい、と願っています。

 新しい令和の時代が始まりました。
 平成の30年を振り返ると、教育にもさまざまな変化がありました。情報化・国際化という社会の変化に対応する力が求められ、「知識偏重」からの脱却と「生きる力の育成」へ向かいました。「ゆとり教育」として、学校週5日制や総合的な学習が導入され、教育内容も3割削減されました。
 しかし、国際的な学習到達度調査でのランキング低下など、学力低下の不安が高まり、2008年の学習指導要領改訂では「思考力・判断力・表現力」のバランスよい育成、授業時間数の増加など、「脱ゆとり教育」へと転換。それとともに「大学入試改革」の議論が進められてきました。そして、今回の改訂では、「学習」から「学び」へという質的な変化が求められています。
 人口減少や少子・高齢化が急速に進む中で、AIやIoTなどの情報技術が急速に進展し、国際的な競争が激しさを増しています。これらの変化に対応し、次世代を担う人材として活躍できる資質・能力を育成してくことが重要です。

“今”を大切にすることが未来への力に

 さて、新しい環境で2カ月近くを過ごした子どもたちの様子はいかがでしょうか。
 よりよい未来を創るためには、「今」を充実させることが大切です。学校生活では、未知のものに出合い、一念発起して挑戦するも、挫折を感じることもあるでしょう。そのときは、仲間とともに考え、さまざまな角度から意見を出し合い、工夫しながら再度挑戦して、新たなものを創り上げることを目指してください。「人と比較せず、自分の役割や責任を自覚し、限界に向かって挑戦する、課題解決を軸にチームで協働する学び」が、未来への糧になります。
 今やらないで放っておけば、今後もやらないで終わってしまうもの。やらないことに言い訳をせず、「踏み出す力」を身に付けることです。子どもたちをよく観察して「そっと背中を押してやる」ことが大切でしょう。
 また、「学び続ける」ことは、決して楽ではありません。モチベーションを維持し、途中で息切れしないよう、目標までの途中にも目印をしっかり計画するようアドバイスしてあげてください。

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兵庫將夫(ひょうごまさお)
1951年大阪府生まれ。大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長を経て、2012年から大阪工業大学教育センター特任教授

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