1. 大阪トップ
  2. くらしの情報
  3. 生野高等学校・天王寺高等学校の校長にインタビュー

生野高等学校・天王寺高等学校の校長にインタビュー

大阪府立生野高等学校・天王寺高等学校の
校長にインタビュー

社会に貢献できる人材の
育成を目指して

 大阪府から「グローバルリーダーズハイスクール」(GLHS)に指定されている府立高校10校は、進学指導に特色があり、昨年度からすべて文理学科のみとなっています。今回、SSH(※)にも指定されている南大阪の2校、生野高等学校・天王寺高等学校の校長先生に、さまざまな取り組みを聞きました。
※SSH=スーパーサイエンスハイスクール。理数教育を重点的に行う高校を文部科学省で指定

真面目な生徒がまっすぐに
真面目でいられる学校です

大阪府立生野高等学校 校長
岡村多加志さん

生野高等学校外観

 生野高校は、現在の大阪市生野区で創立され、1969年に松原市に移転、来年100周年を迎えます。校訓である「剛健・質実・自重・自治・至誠」の五綱領を体現する、真面目で誠実な生徒が集まっています。

 本校では、ネイティブの教員が常勤していて、オールイングリッシュで英語の授業を行うだけでなく、昼休みにはイングリッシュカフェを開いて、コミュニケーション能力を磨く場としています。各自でテーマを見つける探究活動でも、英語を使ったプレゼンテーションや、英語での論文作成に取り組んでいます。また、夏のオーストラリア語学研修のほか、冬と春にも海外研修を実施。海外連携校からの生徒の来校もあり、国際感覚を養っています。

 授業は大阪府立高校で唯一の70分。演習などにじっくり取り組めます。文武両道の伝統を持ち、5限目のあとは部活動に熱心に打ち込む生徒がほとんど。中でも陸上部は全国大会の常連で、上位入賞も果たしています。写真部や書道部など文化部の活動も盛んです。

 AIが席巻するといわれる将来は、ヒューマンスキル、人間力がカギになります。部活動などの体験を通して、人との関係を構築することを学び、人間的な成長につなげたいと考えています。

 GLHSにもそれぞれ個性があります。見学会などに参加して、子どもさん自身が合う学校を選んでほしいと思います。

6月の体育祭(写真)をはじめ、合唱コンクールや耐寒登山などの学校行事も多数
フレーザーコーストアングリカンカレッジ(オーストラリア)の生徒を迎えての授業の様子

道を切り拓く気概を持った
“野人”を待っています

大阪府立天王寺高等学校 校長
𠮷岡宏さん

天王寺高校外観

 天王寺高校には、独自の教科「創知」があり、ディベート学習と課題研究を行っています。課題研究では、虫の生態を調べるために実験装置から手作りしたり、実社会に役立つ認知症カレンダーを制作したり、グループごとの課題に取り組みます。大学の先生による指導や、外部での成果発表の機会もあります。

 ほかの教科も、以前から、コミュニケーション能力・主体的に考えること・創造性を重視。例えば、英語で行う英語の授業では、ペアワークやICTを活用し、英語を道具として自分の意見を伝えることに取り組み、成績も向上しています。

 教員は、他校の授業見学や意見交換などで、授業方法を熱心に研究しています。新しい課題の発見につなげるため、あえてわからない部分を残す授業も。ルーブリックという評価指標を生徒に明示し、授業の目標を共有することで、生徒自身が達成度を確認できます。

 生徒たちは、最先端の研究を学ぶ講演会「天高アカデメイア」や、アメリカなどへの海外研修で、本物に触れ、視野を広げていきます。また、伝統の水泳訓練や林間学校などのさまざまな行事、部活動にも、全力で取り組んでいます。

 今の社会に必要なのは変化を楽しめること。本校に伝わる“秀才を誇らず野人を誇る”という言葉のように、道を切り拓く気概を持った“野人”に、仲間になってほしいと思っています。

1年生が参加する林間学校では、ガス・水道・電気のない1泊2日の生活を山荘で体験
2泊3日で行われる1年生対象の水泳訓練。OBも多数協力しています

同じジャンルの記事を読む

この記事が気に入ったら公式アカウントをぜひフォローしてね。おすすめ記事をダイジェストでお届けします。

人気記事ランキング

  1. 大阪トップ
  2. くらしの情報
  3. 生野高等学校・天王寺高等学校の校長にインタビュー

サンケイリビング小学生新聞

サンケイリビング小学生新聞
2019年 夏号

電子ブックを読む



会員登録・変更