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文理にとらわれず高度な学びを行う新事業

文理にとらわれず高度な学びを行う新事業

文理にとらわれず
高度な学びを行う新事業

 「Society5.0」(超スマート社会)に向けた人材育成を目的として、文部科学省の「WWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業」が今年度からスタート。拠点校となった大阪府立北野高等学校の校長・萩原英治さんに、兵庫將夫さんが取材しました。

 この新事業では、今年度全国で10の拠点校が選ばれました。大阪府では、北野高校が拠点校で、ほかのグロ―バルリーダーズハイスクール9校(豊中・茨木・大手前・四條畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田)と海外の3校が連携校に。
 「正解が1つではないこれからの時代には、一人一人がそれぞれの答えを見出す力が求められます。“多様で質の高い学びの機会”を提供することで、① 文理の垣根を越え、さまざまな視点から考えて新たな価値を創り出せる ② 未知の状況にも柔軟に対応でき、失敗しても粘り強く自分なりの答えにたどり着ける ③ 価値観や文化の異なる人たちと理解し合い協働できる、という生徒を育みたい」と萩原校長。論理的な思考、科学的に吟味し活用する力、データ解析などを学ぶカリキュラムを開発し、大学と連携したより高度な学びの場も。4月には、問題発見・解決のための考え方としてビジネスの場でも注目の「デザイン思考」について、大阪工業大学客員教授のTamara Carletonさん(スタンフォード大学講師)が講演。希望した生徒300人余りが英語での講演を聞いたあとは質問者の列もでき、“本物に触れる学び”への強い欲求が感じられたそうです。

これからの時代を担うリーダーを育成

 北野高校のWWLでは、「健康・医療」と「幸福」をテーマに課題研究を実施。「医療の地域性」「持続可能な社会の都市デザイン」など、テーマに関連したそれぞれの研究を、ハワイ、台湾、シンガポールなどの海外研修でも深めていきます。現地の高校や研究機関で研究発表や交流を行うほか、現地フィールドワークも企画中とのこと。
 「さらに、アジアからの留学生を受け入れて一緒に探究活動も行うことで、相互理解を深めるとともに、多様な視点を取り入れて研究を充実させます。2021年には、海外の高校も招いて、連携校による国際会議を開催予定です。このような機会を通し、これからの時代を担う、人間的魅力のある骨太なリーダーとして成長してほしいと思っています」と熱く語っておられました。
 これからの高校生の新たな学びを牽引していく取り組み、大いに期待しています。

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兵庫將夫(ひょうごまさお)
1951年大阪府生まれ。大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長を経て、2012年から大阪工業大学教育センター特任教授

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