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大雨・台風 そのとき、どうする? 防災士、防災女子、自衛隊に聞きました

  • 2019/07/11 UP!

大雨・台風 予報→警報→避難 そのとき、どうする?

大雨・台風 予報→警報→避難 そのとき、どうする?

 今年も大雨による被害が気になります。大雨や台風などは予報・警報が発表され、備えることが可能。その時々の行動について、ママ目線を持つ防災士、大学で学ぶ“防災女子”、救援活動の“プロ”・自衛隊に聞きました。

防災士に聞く「親子の備え」

ママ向け非常用持ち出しバッグ 中身公開

 持ち出しバッグは、子ども用・パパ用・ママ用と、家族それぞれに必要。ハンドクリームや甘いものなど、「ママ自身をケアできるアイテム」は、緊張を和らげるという重要な役割が。普段は使わないので、100均グッズなどを賢く活用して。

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防災士 たいなおみさん

 防災をテーマにママ向けセミナーなどを行う「すまいるはーと」(尼崎市)代表。阪神・淡路大震災で、子どもが生後6カ月と2歳のときに尼崎市で被災。その体験を伝えたいと、東日本大震災をきっかけに、防災士として活動。

子どもを守るためにママ自身を守って

 豪雨や台風などの災害は「突然やってくるわけではない」と、防災士・たいなおみさん。気象情報をもとに、準備をする時間の余裕があります。
 日ごろから心がけたいのは、「①携帯の充電は100%に ②車のガソリンは満タンに ③近所の人に挨拶する」。①は通信、②は移動、③は避難する際の備えになります。
 また、子どもが普段使っている園バッグやランドセルに入れておきたいのは、祖父母も含む家族の写真。裏に連絡先を書き、ラミネート加工しておくと、園や学校で被災し、祖父母が迎えに行く場合もスムーズです。
 「ママは、オムツに粉ミルクと、子どもの備えを優先し、自身のことは後回しにしがち。自分を守ることは、子どもを守ることにつながると改めて意識してほしい」とたいさん。

非常用バッグおよび中身

※非常用バッグおよび中身はいずれも、たいさんの私物

Point1 トイレ・お風呂対策

避難所のトイレは、何時間も並ぶこともあるため、大人用オムツがあると安心。キャビンアテンダントたちが非常時を想定して持っていることも。体ふきシートなどは“100均”で

Point2 ケアアイテム

肌が乾燥すると、ストレスを感じるもの。ハンドクリームやリップクリームなどの保湿アイテムは女性にとって必需品

Point3 甘いもの

子ども用の粉ミルクや離乳食の用意は忘れないママ。甘いものなど、ママがリラックスできる食品があると、自身の緊張が和らぎ、子どもも安心できます

いざというときに「逃げ時」をお知らせ

兵庫県の防災アプリが5月から登場

 兵庫県では、スマートフォン向けアプリ「ひょうご防災ネット」が5月から運用開始に。注目は、「マイ避難カード」機能。避難するタイミング「逃げ時」や避難場所をあらかじめ設定しておくと、万一のときに、画面に避難を促す通知が届きます。住んでいる地域、実家など3カ所の市町が登録できるのも便利。これまでに、3万5000件以上ダウンロード(6月10日時点)されています。

【問い合わせ】電話 078-362-9811兵庫県災害対策課
アプリのダウンロードは、「ひょうご防災」で検索、もしくは下記からダウンロードを。利用料無料
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App Storeはコチラ

兵庫県の防災アプリ

ピンチに効く!ゴハンとヒナン

ピンチに効く!ゴハンとヒナン

ポリ袋調理

“防災女子”に聞く「BOSAIレシピ」

 注意!
ポリ袋調理の際は、高密度ポリエチレン製を選びましょう。必ず耐熱温度などの確認を。

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防災女子

 神戸学院大学現代社会学部社会防災学科で学ぶ女子学生を中心に、女性目線での防災啓発を目的にしたサークル「防災女子」を結成。授業で学んだ知識を生かし、災害食アレンジレシピの考案、防災イベントにも参加しています。

ローリングストックを活用

 「“災害時の食”と聞くと、長時間保存ができる非常食だけをイメージする人が多く、どうしても“非日常的な食べ物”となるようです」と、神戸学院大学現代社会学部社会防災学科の藤井寛香さん。“防災女子”のメンバーです。
 「非常食だけを備蓄するのではなく普段の生活で使える食材を定期的に食べ、食べた分を買い足して備蓄する“ローリングストック”法がおすすめです」。さらに、「消費期限切れにならず普段からひと手間調理することで災害時にも食べ慣れたものをいただけますよ」とも。
 そこで、ローリングストックを活用した、防災女子考案レシピを教えてもらいました。

[さばのみそ煮と昆布の炊き込みごはん]

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【材料2人分】

◆さばの味噌煮缶
1/2缶(100g)
◆塩こんぶ(角切り)
5枚(10g)
◆無洗米
150g
◆水
215cc

【作り方】

  1. 塩こんぶは5等分くらいに切る
  2. ポリ袋に①とさば味噌煮(缶汁も少々)、無洗米、水を入れて混ぜ合わせ、袋内の空気を抜いて口を結ぶ
  3. 鍋に湯を沸かして②を入れ、沸騰状態のまま20分~25分加熱する
  4. 鍋から袋を取り出し、10分ほど蒸らせば完成

[ふわふわ蒸しパン]

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【材料2人分】

◆ホットケーキミックス
90g
◆水
90㏄
◆砂糖
大さじ1

【作り方】

  1. ポリ袋に、ホットケーキミックスと砂糖を入れ混ぜ合わせる
  2. ①に水を入れ、だまができないようにしっかりともみ、混ぜる
  3. ②の袋内の空気を軽く抜いて、口を結ぶ
  4. 鍋に湯を沸かして③を入れ、沸騰状態のまま15分~20分加熱して完成

【出典】伊藤 智:災害食BOOK, 神戸学院大学

自衛隊に聞く「避難術」

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陸上自衛隊 伊丹駐屯地業務隊
司令業務室 広報幹部
中村清勝さん

 2014年から2016年にかけて、災害時の情報収集や自治体との連携など、災害派遣活動にかかわる業務を担当。自治体の防災訓練に参加するなど、防災担当としての業務も。

逃げることを迷わず
「命を守ること」に敏感に

 災害時は、「“想定外のことが起こるかもしれない”と常に思って行動することが大切」と話してくれたのは、陸上自衛隊 伊丹駐屯地業務隊司令業務室広報幹部の中村清勝さん。自分が住む地域に避難指示や勧告が発令されたときは、「迷わず避難し、命を守ることに逃げることを迷わず「命を守ること」に敏感に敏感になる」ことが鉄則、と話します。
 避難する際は、「大雨で小川が増水して橋が渡れない、強風で建物が倒壊、看板が落ちる、などいろいろな可能性を考えて、複数の経路を用意して」。災害時の街をイメージしておくと、万一のときに役立ちます。

出動のために、規則として「身辺の整理」が定められています。暗闇で動けるよう、動線の確保は必須。常に部隊に置いておく“背のう”(リュックサック)には、着替え3日分や食糧3食分などが。

“背のう”(リュックサック)

着替えは1日ずつ「下着1set」などと記入。ファスナー付きのフリーザーバッグなどに入れ、防水仕様に

イラスト

避難時は、冷え・すり傷防止のために、夏でも半袖・半パンより、長袖・長ズボンで。素手では滑りやすく、ケガを防止するためにも手袋は必需品。動きやすさを重視し、長靴より運動靴を。

非常時の救出では、まず「自分の位置」を知らせて。両手が使えるように「ヘッドライト」、光に反射する「反射板」、音で知らせる「笛」が役立ちます。

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