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これからの時代に求められる教育は?

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これからの時代に
求められる教育は?

 6月、文部科学省が「新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ)」を公表。新時代に求められる教育として、「誰一人取り残すことのない、公正に個別最適化された学び」の重要性が示されています。兵庫將夫さんが解説してくれました。

 次世代通信規格5Gの導入が迫り、私たちの生活は、情報通信技術の急速な進展とともに急激に変化すると考えられます。AI(人工知能)などの技術革新が進む時代には、人間ならではの強み、すなわち、高い志を持ちつつ、イノベーションの源となる飛躍的な知の発見と創造を行い、新たな社会を牽引する能力が必要とされています。
 そのためには、次の①、②の育成が求められます。①膨大な情報から何が重要かを主体的に判断し、自ら問いを見いだし、課題解決に向けてさまざまな人々と協働しながら新たな価値を創造する資質・能力、②技術革新の時代を生きていくうえで基盤となる言語能力、情報を読み解き獲得した知識を活用する能力、AI活用の前提となる数学的な思考力。その基盤となる読解力や計算力、数学的な思考力を着実に培うことも必要不可欠です。

多様な子どもの力を育むために技術を活用

 また、これからの時代、子どもたちの多様性に正面から向き合うことが重要であることは、言うまでもありません。
 子どもたちを取り巻く状況はさまざまであり、ほかの子どもと一緒に学ぶことが困難な子ども、さまざまな学習障害の可能性を持っている子ども、また、特定の分野に特異な才能のある子どもなど、多様な個性・特性を持つ子どもがいます。一人一人がいきいきと活動し、得意な分野を伸ばし、その能力をいかんなく発揮できる環境が求められています。多様な子どもが、誰一人取り残されることなく、未来に羽ばたく基礎的な力を確実に培うことが必要です。
 これからの教育現場には、よりICT(情報通信技術)の活用が進展すると思われます。子どもの状況に即した学習支援(個別に最適化した教材の提供)や、学習活動に係るさまざまなデータから、子どもたちがいかに学ぶか(個々の子どもの活動)を分析し、学びの深化へと進められることでしょう。
 「教師がAIに代替えされる」のではなく、AIなどをうまく活用して校務処理などを効率化し、教師が教育の専門家として、子どもたち一人一人と向き合い、成長を促す「問い」を大切にして、よりきめ細かい指導が行える環境が作られることを期待しています。

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兵庫將夫(ひょうごまさお)
1951年大阪府生まれ。大阪府立高校教諭、府教育センター、府教育委員会、府立天王寺高校校長、府立高等学校長協会会長を経て、2012年から大阪工業大学教育センター特任教授

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