1. 大阪トップ
  2. 住まい・マネー
  3. マネー
  4. 物価は上昇、でも賃金は上がらず…【番外・マネーのはなし】

物価は上昇、でも賃金は上がらず…【番外・マネーのはなし】

物価は上昇、でも賃金は上がらず…【番外・マネーのはなし】

「暮らしの設計相談」筆者による、気になるマネーの話をお届け

« テーマ・消費税増税の影響 »

 消費税が8%に上がって、半年以上がたちました。今回はこれまで(1989年の消費税導入時、1997年の増税時)に比べて駆け込み需要が大きく、その後の回復がかなり鈍いのが特徴です。特に長期での保存が可能な食品や消耗品、家電製品など耐久消費財の駆け込み需要が大きかったため、その反動で4月以降、これらの売り上げが減少しました。

 一方物価は、5月においては前年同月比で3.4%上昇。秋からは円安や天候不順による原料価格の上昇も大きく、家計を圧迫しています。しかし勤労者の実収入は7月の時点で前年同月比から実質6.2%も減少。政府は企業へベースアップを呼び掛けていますが2%を超す賃上げがあったのは大企業のみで、中・小企業や非正規社員には浸透していません。

漂う節約ムード 来年には10%に?

 また、消費税増税の経過措置として認められている税抜き価格での表示に慣れず、レジで金額を聞いて驚いたという人も多いのではないでしょうか。そうしたこともあり、必需品以外は買わない“節約ムード”が世間に漂っています。

 12月中に判断されるといわれている来年10月の10%への消費税増税。消費者としては中止して欲しいところですが、国のお財布を考えると上げざるを得ない状況といえそうです。買うものと買わないものをしっかり見極め、受け身でいるだけでなく、資格を取り、働き、収入増をめざす前向き姿勢でがんばりましょう!

大藪千穂さん

今回の筆者:
大藪千穂さん

岐阜大学教授(学術博士)。著書に「ちほ先生の家計簿診察室」(名古屋リビング新聞社)、「生活経済学」(放送大学教育振興会)など

 リビング新聞のコラム「暮らしの設計相談」では、家計に関する相談を募集中です。
 1カ月の家計簿と相談内容、〒住所、氏名(紙上では匿名)、電話番号を書き、〒556ー8515(住所不要)サンケイリビング新聞社「設計」係へ。

同じジャンルの記事を読む

この記事が気に入ったら公式アカウントをぜひフォローしてね。おすすめ記事をダイジェストでお届けします。

人気記事ランキング

  1. 大阪トップ
  2. 住まい・マネー
  3. マネー
  4. 物価は上昇、でも賃金は上がらず…【番外・マネーのはなし】

リビング新聞最新号 電子ブック

最新号イメージ

2019年12月6日号

電子ブックを読む

サンケイリビング小学生新聞

サンケイリビング小学生新聞
2019年 冬号

電子ブックを読む



会員登録・変更