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京都女子大生によるリノベで団地の長所と短所を生かした住まいが完成

京都女子大生によるリノベで団地の長所と短所を生かした住まいが完成

予算などのさまざまな問題を乗り越えついに完成!

2013年5月に発足し、今年で7年目を迎える「京都女子大学×UR洛西NT団地リノベーションプロジェクト」。

UR都市機構が管轄する京都市西京区にある洛西ニュータウンで、京都女子大学家政学部生活造形学科・井上えり子准教授の指導のもと、これまでに、京都女子大の学生さんによる14プラン77戸のリノベーション住戸が誕生してきました。

s-DSC06282 (2)京都女子大学家政学部生活造形学科・准教授、井上えり子さん

今年も「style2019」として、京都女子大学内でコンペを開催。2019年7月に4つの受賞作が決定し、洛西ニュータウンにある洛西新林団地で受賞作の施工が開始されました。

『style2019』のリノベーション住戸は4プラン。学生が住民の生活プランを想定し、間取りを考えました。決められた予算や水回りなどどうしても動かせない部分があったり、制約があって難しい中、学生は洗濯機の置場などの細かい部分にもこだわってリノベーションに取り組みました」と井上准教授。

そんなリノベーション住戸が、この度完成。見学会が開催されるとのことで参加してきました。

それぞれのこだわりが感じられる4つの住まい

これまでUR都市機構の部長クラスの方たちで審査していたコンペですが、今回は女子職員の人たちが審査したそう。

「かわいい!」や「生活する上でこの機能は便利!」が散りばめられた、住んでみたくなる4つのプランを早速紹介していきます~。

【懐かしいけど新しい「古きよきもの」】

s-DSC06284

「京都女子大学×UR洛西NT団地リノベーションプロジェクト」は、今年から「インテリアコーディネイト部門」を設置。住まいのインテリアも提案しています。インテリアコーディネイト部門で優秀賞を受賞したこちらのお部屋のテーマは、「古きよきもの」。団地の懐かしさを生かしたヴィンテージ風スタイリッシュがコンセプトなんだそう。ほぼ元の間取りのまま、床やクロス、建具を変えています。

この部屋を手掛けた学生さんいわく、特にこだわった&お金がかかった箇所は「和室」と「布かまち戸」なんだそう。

和室は予算(50万円だったそう!)の関係で洋室にすることはできなかったそうですが、畳をグレーにすることで、ヴィンテージの雰囲気に合わせたと言います。樹脂畳なので掃除がしやすいのも◎。

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もう一つの「布かまち戸」は、リビング北側の和室に使われている布が張られた引き戸なのですが、網戸の張り替えをするように、自分の好みや季節によって布を張れば、手軽にお部屋の印象が変えられます。

【団地の弱点を解消「インナーバルコニーのある暮らし」】

この部屋をデザインした学生さんの一人は団地で育ち。その経験から、当時困っていたことを、今回のデザインに反映させたそうです。その〝困ったこと〟とは「家の北側の部屋が暗くてとても寒い」というもの。

その解決策としてプランしたのがこちら。

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北側のお部屋に「インナーバルコニー」を設置しています。なんでも断熱効果が一番あるのは「空気の層」なんだとか。「インナーバルコニー」が二重サッシのような役割を果たすので、寒さを軽減。また、窓が大きいので光が十分に室内に取り込めています。雨の日の洗濯もこの部屋でできますよ。

「ゆとりある暮らし」をコンセプトに設計されているこの部屋。家事のゆとりももちろん大切ですが、心にゆとりを持てる住まいを目指したそう。外の景色を見ながらインナーバルコニーでゆったりとくつろいでほしいという思いも込められています。

s-DSC06294 (2)インナーバルコニーの引き戸は安全面に考慮してポリカーボネートを使用

【実際の面積以上に広く感じる「つなぐ内窓」】

入った途端、「わー!とても広い!」と感じたこちらのお部屋。玄関とリビングを内窓で繋ぐことで、明るく広々とした室内を実現しています。

s-DSC06304「木」と「白」を基調にした室内。床板の組み方がおしゃれでかわいいです

デザインした学生さんによると「若い夫婦と子ども」が住むことを想定して、プランしたのだそう。内窓を取り入れることで、つかず離れずのほどよい家族の距離を保てるように意図されています。また、キッチン横には備え付けのデスクを設置。家事をしながら子どもの宿題を見てあげることができたりと、家族とのコミュニケーションを大切にできるように作られているんですよ~。

s-DSC06301備え付けデスクの前の壁はマグネットが貼り付けられる仕様。学生の細かいこだわりが感じられます

【試してみたくなる仕掛けがある「変化する暮らし」】

s-京女×UR写真

コンペを審査したURの女子職員の人たちから一番評価が高く、学長賞を受賞したこちらの部屋には、生活が楽しくなる仕掛けが。

まずは、玄関を入って最初に目に入る引き戸。

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格子状で、向こう側の様子がわかるようになっているのですが、手で格子部分を軽く触ってみると…。

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写真のように閉じるような仕掛けが施されています。

洗面所にも工夫が。側面の戸棚の扉が鏡になっているのがわかりますね。s-DSC06312

実は、扉を開くと鏡が正面にくるようになっています。

s-DSC06311

この仕掛けは「鏡は絶対正面にくるようにしたい!」という学生さんの強いこだわりから生まれたもの、ちなみに、先に紹介した3つの部屋の洗面所の鏡は側面にありました。

まるで宙に浮いているかのような鏡の位置は、学生の熱意に応えて、施工業者の人が工夫を重ね実現したそうですよ。

そしてこのお部屋の一番の目玉はこちら!

s-DSC06308

 s-DSC06317 (2)

台所後ろにある「ワークスペース」です。洗濯機が置けるようになっているこちらのお部屋、洗濯をはじめとする家事作業はもちろん、それぞれの暮らしのスタイルに合わせて多様な使い方ができます。

この「ワークスペース」ですが、台所だけではなく、玄関からも入ることができるようになっているんですよ~。

s-DSC06321今回の「style2019」で4つのリノベーション住戸を設計した京都女子大学の学生のみなさんと井上准教授(前列中央)。施工期間中は毎週1回は現地に通っていたそう。業者の人たちとのやり取りを通して、自身の設計計画がブラッシュアップされていったと言います

京都女子大の学生によるアイデアとこだわり、熱意がつまった洛西新林団地にあるこれらの住まいは2020年1月18日(土)~25日(土)に一般公開。申し込み受け付けは1月26日(日)。入居開始は2月下旬以降というスケジュールです。

よりよい住まいの参考にチェックしてみては?

★「Style2019コンペ作品」の詳細はコチラ★

★「京女×UR」の詳細はコチラ★

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