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    吹田市在住。子育てを楽しみつつ、素敵な40代を過ごしたい!ランチ・お取り寄せ・お料理など大好きな「食」の情報を、日々勢力を増す娘の成長っぷりをまじえてご紹介したいと思います。

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頭の中に音楽が流れるそして宇宙が広がる・・・恩田 陸「蜜蜂と遠雷」

2018/1/18

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今日は昨日の雨とは打って変わり、ポカポカ陽気に恵まれましたね~。まさに小春日和!!

今日は祖母宅にヘルパーさんが来て下さる日なので、付き添いの為 自転車を飛ばして行ってきたのですが、久しぶりにスヌードを巻いてる首は汗ばみ、最後にはダウンの前を開けてしまいましたよ。

このまま暖かい日が続けばよいのですが、来週には再び寒波がやってきそうなので、どうぞ皆様 風邪など召されませんように・・・

さて、年始年末とバタバタしていて、一時 読むのを中断していたのですが、3学期が始まり、日中娘が学校に行って居る間に一気に読んでしまった本があるんです。

恩田 陸 「蜜蜂と遠雷」 幻冬舎

昨日ご紹介しましたリラックマとカレルチャペックそしてイッツデモのコラボ商品でバジーちゃんを見て、蜜蜂つながりで思い出したのですが、読み終わって数日経つというのに未だに感動冷めやらず、頭の中ではコンクールの曲が流れ、甘美な余韻に浸っている私。

昨年 第156回直木三十五賞そして第14回本屋大賞を受賞し、初のダブル受賞者となった恩田陸さん。同じ年に第5回ブクログ大賞で小説部門大賞も受賞し、一大旋風を巻き起こした小説なので、今さら私がご紹介するまでもないかと思ったのですが、それでもこの感動を書かずにはいられない「蜜蜂と遠雷」、皆様は読まれましたでしょうか?

3年ごとに開催される芳ヶ江国際ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、
そして音楽を描き切った青春群像小説。

養蜂家の父とともに各地を転々とし自宅にピアノを持たない少年・風間塵16歳。かつて天才少女として国内外のジュニアコンクールを制覇しCDデビューもしながら13歳のときの母の突然の死去以来、長らくピアノが弾けなかった栄伝亜夜20歳。音大出身だが今は楽器店勤務のサラリーマンでコンクール年齢制限ギリギリの高島明石28歳。完璧な演奏技術と音楽性で優勝候補と目される名門ジュリアード音楽院のマサル・C・レヴィ=アナトール19歳(幻冬舎 ホームページ「蜜蜂と遠雷」あらすじから抜粋)。

この4人を軸に、世界からやってきた天才ピアニストたちが1次、2次、3次と予選を勝ち抜き、本選へと進むのですが、果たして誰が優勝するのか???

本の巻頭に4人がそれぞれ1次、2次、3次そして本選で演奏する曲が演奏順に書かれており、まるでパンフレットのようになっているのですが、もうその曲目を見ただけで何だかワクワクと。読み始めたら、一気に芳ヶ江国際ピアノコンクールの世界に入り込み、まるで観客の1人になったような感覚で「誰が優勝するのか?」を推理!?していくこの面白さ。

構想から12年、取材を始め11年、そして執筆に7年かけた渾身の作品というだけあって、もう読み応え十分なんて言葉じゃ収まらないほど素晴らしい内容。

こんなにも本を読むのが楽しくて、早く先を読みたいのに、なかなかページをめくる手が追い付かないのがもどかしくて、寝るのを惜しんで読み、家事をしている時も早く続きが読みたくてたまらない。。。こんな感覚、本当に久しぶりで、読んでいる間はどっぷりとピアノの世界に浸れたワクワクと胸躍る楽しい時間でした。

主だった4人の人物描写も素晴らしく、バラバラになっていたピースが1つずつつながっていく様子も楽しく、最後までどんな展開が待っているのか、どんなラストになるか楽しみで楽しみで。

よく7割読むと、「あ~こういう結末になるんだろうな」なんてある程度予想はつくのですが、この本は本当に最後まで飽きることなく、一緒にコンクールに参加しているスリル感が味わえて、読み終わった時の満足感がハンパなかったなぁ。

そしてもう1つストーリーの面白さの他にこの本の素晴らしいところは、音楽が流れてないのに、この本を読んだだけで頭の中に音楽が流れだし、情景が浮かび、どっぷりと音楽の世界に浸れる点でしょうか。

作者 恩田陸さんは音楽関係者の方ではないのに、コンテスタントの描写や心情なにより演奏している時の曲の表現が素晴らしくて、読み終わった後「ブラボー」って叫びそうになりましたよ。

私はピアノを習っていましたが、趣味の程度だったのでもちろんコンクールなんて無縁で、登場人物のどの立場にもなったことがなく、誰かに共感するってこともなく素直に一読者として読むことができたのですが、ピアノの世界って本当に努力ありきの大変な世界なんだなぁと。

並々ならぬ日々の練習の積み重ねがあってこそ生まれる音色があるっていうこと、だけど努力だけではどうしようもできない最後の輝き 持って生まれた才能そして個性が人を大きく惹きつけるっていうこと。

勉強のテストでは誰が採点しても全問正解だと間違いなく100点で1位ですが(国語以外)、芸術の世界では採点する人によって点が大きくバラケることもあり、楽譜通りの完璧な演奏をした人が1位をとるとは限らない。だからこそ面白いし、人々の心に響くんでしょうね。

興奮と感動の後には色々な事を考えさせられ、増々音楽がそしてピアノが好きになった「蜜蜂と遠雷」。発売されて以来、ずっと読みたいなぁと思っていて、いつかの主婦休みの日に朝から1日中何もせず読もうかな・・・なんて思っていたところ、偶然 友人から貸してもらい年明け早々 素晴らしい幸せな時間を過ごすことができました。

ピアノが好きな方はもちろん、ピアノや音楽の事はあまり分からないという方でも、一瞬の内に物語の中に入り込める1冊。これはもう少し大きくなったら娘にも是非読んでほしいなぁ。興味のあります方は是非 寝不足覚悟で本を手に取って下さいませ♪最近の中では間違いなく私のNo1です。

 

*幻冬舎 「蜜蜂と遠雷」オフィシャルサイト*

http://www.gentosha.jp/articles/-/7081

 

コメント
  1. *フランスパンさま* この度はコメント下さりありがとうございます。「蜜蜂と遠雷」、実は私も読み終わった後、映画かドラマ化して欲しいなぁと思いながら、勝手に配役を考えたりしておりました。もう既に企画化されていたりして(笑)。今から首を長くして楽しみにしています♪

    MINTON2018/01/19

  2. こんなすばらしい作品なら、実写化されそうですね♪

    フランスパン2018/01/19



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