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Re Re Life 賢くリフォーム&リノベーション

60代のリフォーム成功実例 広いLDKと家事ラクキッチン【Re Re Life 特集 リリライフとくしゅう】

リフォーム体験に見る
満足のもと
~ここちよい空間づくりを追求・研究~

後編 「60代のリフォーム成功実例、
広いLDKと家事ラクキッチン」

 リフォーム・リノベーションで快適な暮らしを目指す「Re Re Life (リリライフ)」。第1回の特集「リフォーム体験談に見る“満足のもと”」の後編は、築20年の戸建てをリフォームして、今どきの広いLDK&家事ラクキッチンを手に入れた60代女性の体験談を紹介します。さらに、一級建築士・Yuuさんが考えるリフォームのタイミングの見極め方とは?

» 前編「家族と一緒に成長する住まいを」はコチラ

※リビングWeb「リフォーム・リノベーションについて」のアンケートから(2017年3月16日~22日実施、応募総数137)


Case3

広いLDKに間取り変更、対面式キッチンに

イラスト

B子さん
(羽曳野市在住 女性・67)

目的

老朽化による改修・間取り変更

満足度 ★★★★【まあまあ満足】

住居形態 一戸建て
リフォーム時の築年数 20年
かかった費用 1500万円未満

リビングの日当たり改善で、冬場の光熱費も比較的安く

 家を建ててから20年経ち子どもも独立したころ、壁紙の汚れやあちこちの老朽化が気になってきたので、この機会に思い切って大きく手を入れました。

LDKの間取りを変更し、ガス温水式床暖房を入れたことには、特に満足しています。

リビングを、昼間の日差しがよりたくさん入る場所に変更し、キッチンも対面式にして広いLDKに。冬の時季も、日差しのおかげで、朝に床暖房とエアコンで部屋を暖めたあとは夜まで暖房を切って過ごせるので、光熱費も思ったほどかかりません。

空気の乾燥も抑えられ、明るいリビングで快適に過ごしています。対面式のキッチンは、息子家族が帰省してきた時も会話が弾みますね。

心残りは浴室の暖房

 1階部分は、フローリングでバリアフリーに改修しました。IHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機などは、年々おっくうになってくる家事をラクにしてくれるので、あってよかった! これからリフォームする人におすすめしたいです。

一つ心残りなのは、リフォームで広くした浴室に、暖房を入れたかったのですが、屋根の構造上無理と言われてできなかったこと。後からよく確認すると可能だったようですが。

photo

日当たりのよいリビングルーム(イメージ)

プロが解説! 満足のもと

その1 築20年はリフォーム適齢期

 築20年というのは、人にとっても家にとっても、リフォームにちょうどいい時期。まさに“リフォーム適齢期”です。
家というのは、耐久年数が異なるさまざまな材料でできていますが、大きなお手入れが必要になるのは約20年。10年ごとの小さなお手入れと併せて、繰り返しメンテナンスすることで、長く快適に住むことができます。
人の面では、住宅取得から20年といえば、50代後半から60代の人が多いでしょう。ちょうど子供が独立して第二の人生が始まるころです。この時期は、間取りを変更する、断熱材を入れる、収納を増やすなどのリフォームが多く見られます。自分たちのついのすみかのための“人生2度目の家づくり”といえるでしょう。

その2 気になることや見積もりは複数社に当たって

 同じようなリフォームでも、会社によってやり方が違うことがあります。気になることは、複数社に問い合わせてみるとよいでしょう。見積もりも3社くらいを比較するのが原則です
大規模なリフォームでは、自分たちの希望をただそのまま実現してもらうだけでよいとは限りません。リフォーム会社からいろいろ提案してもらうことで、より満足できる結果になるので、提案力も選択の大きなポイントになります。

その3 家事をラクにするバリアフリーで生活の質を保つ

 年齢を重ねていくと、家事が大変な家では、生活環境が悪化してしまう恐れがあります。後片付けが面倒でついおそうざいを買ってくる、ちゃんと掃除をしても汚れが残っている、ということになりがちなのです。
バリアフリーとは、何も段差をなくす・手すりをつけるということだけではありません。家事をしやすく、ラクにすることも、そこに含まれます。生活環境を良好に保ち、ついのすみかとして快適に暮らしていくためには、家事をラクにしておくことが必須要素になりますね。


まとめ

Yuuさんが伝授 リフォームのタイミングの見極め方

1家の材料の寿命を把握しよう

家に使われている材料は、樹脂、木、金属などさまざまな種類があり、物理的な寿命がそれぞれ違います。まずはそれぞれのメンテナンス時期を知っておくことが必要です。

大まかにいうと、小規模なメンテナンスは10年サイクルで、大規模なメンテナンスは20年サイクルで、というのが目安。

一戸建ての場合は、外壁が大きなチェック項目。塗料によって異なりますが、10年~15年おきにメンテナンスが必要になります。このときは足場を設置することになるので、まとめてほかの改修も検討するとよいでしょう。

2生活スタイルの変化を考慮しよう

子どもの入学や独立、退職など、人生の転換期にはリフォームをする人が多くなります。これは生活スタイルが変わるから。自分たちの生活がどう変化していきそうか、20年後くらいまでの長期的な展望で計画を立てるとよいでしょう。

3資金計画は20年間のトータルコストを考えよう

 一般的に、上質な素材を使えば耐久性はアップする代わりに初期費用がかかり、安いものを選ぶと長持ちせずすぐに次のお手入れ費用がかかることになります。最初にかかるイニシャルコストだけを比較検討するのではなく、その先20年間のメンテナンスのランニングコストを含む、トータルのコストを考えて、我が家にとって一番いい形を選ぶようにしましょう。

photo

取材協力:Yuu(本名:尾間紫)
一級建築士事務所 OfficeYuu代表、住宅リフォームコンサルタント

一級建築士、インテリアプランナー、インテリアコーディネーター、マンションリフォームマネージャー、既存住宅現況検査技術者。長年、住宅業界の第一線で、数多くの住宅相談、プラン・インテリア設計、工事に携わった経験を生かし、執筆や講演活動などで幸せな住まいづくりについて伝える。近著「リフォームはこうしてやりなさい」(ダイヤモンド社)など。「ホンマでっか!?TV」「ひるおび!」などテレビ・ラジオ出演も多数。

●Webサイト「リフォームのホント・裏話」でリフォームの実践的なノウハウを公開中
http://www.ne.jp/asahi/net/rehome/

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