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災害時に自分や家族を守れる行動をシミュレーションして

  • 2019/08/29 UP!
記者が「あべのタスカル」を体験 災害時に助かる力を身に付けるには?
記者が「あべのタスカル」を体験 災害時に助かる力を身に付けるには?

 地震や津波が発生したら、あなたならどう行動できますか? 9月1日の防災の日を前に、4月にリニューアルした「あべのタスカル(大阪市立阿倍野防災センター)」で、災害に遭遇した際に取るべき行動を、編集部・梅野美貴が学んできました。

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「想像以上に体が動かない…」
 訪れた「あべのタスカル」は、体験型防災学習施設。5つのコースを、巡りながら体験することで、災害時に取るべき行動を学べます。
 同施設を管轄する大阪市消防局・伊藤学さんに「まず“災害が起こっても自分だけは大丈夫!なんとかなる!”といった考えを改めることです」と、言われ「ぎくっ」とした私。確かに災害は恐ろしいと思いつつ、これまでどこか他人事のように感じていました。
 「震度7体験」「煙を学ぶ」や、「消火を学ぶ」を体験してわかったのは、「想像していたようには、全然動けなかったな」ということ。事前に知識を持ち、状況を把握することが大切と実感しました。
 関西には、ほかにも「人と防災未来センター(神戸市中央区)」など、防災・減災を学べる施設があります。災害に備える第一歩として、家族でこれらの施設を訪ねてみては。

煙中避難を学ぶ

 「煙中避難」を体験(写真上)。炎の熱で煙が上昇すると、中性帯という煙と新鮮な空気の層の境目ができます。火災発生時はこの中性帯の下をハンカチなどで口を押えながら、できるだけ低い姿勢で避難。ちなみに、火災の煙は上方向に広がるとき、人が階段を上るスピードの約10倍の速さで上昇していくのだそう。

津波避難を学ぶ

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 被災後の街を模したエリアでは、実寸大の津波のプロジェクションマッピングも。「大阪市内でもビルの3階ほどの高さまで津波が襲ってくるのか」とあ然としつつ、地震だけでなく、都会の津波に対する防災の重要性も実感。
 津波から身を守る津波避難ビルも大阪市内各地にあるので、チェックしてみて。

震度7 体験

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 「阪神・淡路大震災」の揺れに続いて、近い将来起こるといわれている「南海トラフ巨大地震」の揺れを体験。「南海トラフ巨大地震」は、揺れ方が激しくて複雑。手すりにつかまっていても、体が飛ばされるのではと感じるほどでした。時間にして70秒弱とのことですが、それよりもずっと長く感じます。

消火を学ぶ

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 実際の消火器の消火時間と同じ15秒以内に、モニター内の燃えているてんぷら鍋に消火器を向けて消火。いざ自分が火を消すことになると、「どうするんだったけ?」。あたふたしている内に、火が天井に燃え移り失敗…。普段使う機会はなかなかない消火器ですが、「あべのタスカル」では、その使い方(①安全ピンを抜く②ホース・ノズルを火元に向ける③レバーを握る)がわかるので、実際の火災時に慌てないために学んでみて。

減災を学ぶ

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 地震の二次災害の一つ「火災」を防ぐためには、揺れがおさまったら速やかにガスの元栓を閉める、ストーブやアイロンなどの火災の原因になりそうな家電のスイッチを切るようにして。地震後しばらくして、電気が復旧することで発生する通電火災も注意。地震による火災の過半数は電気が原因なのだそう。家から離れる時は必ずブレーカーを切って。地震発生時に電気を自動的に止める「感震ブレーカー」を設置しておくのがおすすめです。

災害危険を学ぶ

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 施設内の中央にある「おおさか防災情報ステーション」では、大阪市内全域の被害想定や、地域特性に応じた災害危険を学ぶことができます。自宅や家族の職場、子どもの学校がある地域は、どういった種類の災害に注意すべきか事前に情報収集しておくことが必要と感じました。

大阪市立阿倍野防災センター「あべのタスカル」
大阪市阿倍野区阿倍野筋3-13-23 あべのフォルサ3階
入館無料▽電話 06-6643-1031

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