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映画『鉄の子』。主演・田畑智子さんインタビュー

  • 2016/02/12 UP!

2/13公開の映画『鉄の子』 ~主演・田畑智子さんインタビュー~

編集部/根松敦子

埼玉県川口市を舞台に、家族の物語を描いた映画『鉄の子』が2/13(土)に公開されます。

鋳物工だった父親を亡くした陸太郎は、母と二人暮らし。そこへ母親の再婚相手が娘を連れてやってくる。両親の再婚により同い年のキョウダイとなった小学生が両親を離婚させるために「リコンドウメイ」を組んで、あの手この手で両親を離婚させようと奮闘しながら成長していく物語。

母であり、一人の女性である「やよい」を、たくましくも繊細に演じた主演の田畑智子さんにお話を伺いました。

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家族間の複雑な気持ちのやりとりが見どころ

ー子どもの成長を描く同映画において、母親「やよい」の存在は、とても重要なものであったと思います。役への想いを教えてください。

台本を読んで素直に、やよいという女性に興味を持ち演じてみたいなと思いました。やよいは、恋にも一生懸命だし、お母さんとしてもしっかりとした芯の通った素敵な女性だなと。福山監督は、演技に細かく指示を出す方ではなく、「自由に動いてみてください」という方。悩んだところは相談しに行ったりしましたが、役者の演技をまず見て、それからもっとこうしていきましょうと導いてくださるので、とてもやりやすかったです。私の思い描いた「やよい」を演じる事ができたと思います。

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©2015埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

ー撮影は8日間というタイトなものだったようですね

現場は和気あいあいではありましたが、撮影日数が限られていたので時間との勝負でした。時間のない中で、複雑なシーンがいっぱいあったので、大変は大変だったかな。私自身、主演ではありましたが、引っ張っていってくれたのは子どもたちだったような気がします。

ー特に印象に残っているシーンはどこですか?

物語の後半・再婚相手が娘を連れて出て行こうとする夫婦喧嘩のシーンが、特に印象深いですね。もみ合いなどの激しい動きに加えて、出て行こうとする父親、それを止める母親、出て行きたくないという気持ちの娘、それを見つめる息子…。それぞれがそれぞれの想いを表現しなければいけなくて、難しいシーンでした。物語の後半は、家族の複雑な気持ちのやり取りが多くあって、後半にいくに連れて母親としても妻としてもナーバスな心境になりつつあったので、1シーン1シーン慎重に演じました。

どんどん強くなる子どもたちの目力にも注目を

ー実は、息子・陸太郎役の佐藤大志君がとても人見知りだったとか

初めて会ったのは本読みの時、本当のお母さんから離れなくて、大丈夫かなと心配になったのを覚えています。控え室が皆一緒だったので、何かあれば話しかけたり、カメラが回っていないところでも一緒にいようとしたりと、積極的に関わるようにしました。休憩時間に遊んでいる様子を見守ったり、彼のシーンが終わるまで待って一緒にご飯を食べようと誘ったりも。そんな事をしながら、段々と段々と、徐々に徐々に、距離を縮めていく努力をしました(笑)

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©2015埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

ー人見知りの佐藤君と、距離が縮まったと思った瞬間は?

夫婦仲が上手くいかなくなり、やよいが店から酔っぱらって帰ってきて玄関で陸太郎に抱きつき弱音を吐く場面があるのですが、彼にとってとても難しいシーンだったようです。緊張して立ちつくしていたので、私の方から気持ちを入れて力強く抱きついていきました。それが伝わったのか、ギュッと抱きしめ返してくれて。嬉しかったなぁ。その時くらいから、だいぶ彼自身、何かほぐれたんじゃないでしょうか。

ーもう1人のお子さん。義理娘・真理子役の舞優ちゃんについても教えてください

とても社交的な子で、色々なことに興味がある子でした。私がデビューしたのが12歳。ほぼ今の彼女と変わらない年齢なのですが、当時の自分と比べると、本当に大人だなって(笑)。私はお芝居の勉強なんてしたことがなくて、いきなり現場に飛び込んでしまったので、何もできなかった。そんな自分と比べると、今の子どもの役者さんはすばらしいですね。陸太郎も真理子ちゃんも、撮影が進むにつれて、色々なものを吸収して、どんどん成長していました。目の力強さが日々増していたような気がします。そんな子どもたちの成長の様子にもぜひ注目してほしいです。

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©2015埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

映画が家族の会話のきっかけになれば嬉しいな

ーでは最後に、「リビング埼玉Web」の読者の方にメッセージをお願いします

埼玉の川口周辺をご存じの方は、見たことがある場所が色々出てきますので親近感を持って楽しんでもらえるのでは。今は色々な家族の形があると思いますが、父であったり母であったり、男であったり女であったり、子どもであったりと、色々な目線で見ることができるし、色々な目線を教えてくれる映画だと思います。家族って会話が一番大事だと思うんです。この映画の感想が、家族の会話のきっかけになってくれればいいな。

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©2015埼玉県/SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ

■田畑 智子(たばた ともこ)
1980年京都府出身。1993年、相米慎二監督『お引越し』で主演デビュー。第67回キネマ旬報新人女優賞をはじめ多数の新人賞を受賞。2000年NHK連続テレビ小説「私の青空」のヒロイン役で幅広い世代から注目を集める。『血と骨』(崔洋一監督/04)で第28回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、『隠し剣 鬼の爪』(山田洋次監督/04)で第59回毎日映画コンクール女優助演賞を受賞。2012年に主演したタナダユキ監督『ふがいない僕は空を見た』では第67回毎日映画コンクール女優主演賞を受賞。映画・ドラマのほか、舞台やナレーション等、幅広く活躍中

映画『鉄の子』
(出演:田畑智子、佐藤大志、舞優、裵ジョンミョン、スギちゃん。監督:福山功起)
2/13(土)よりロードショー
MOVIX川口、角川シネマ新宿ほか全国順次公開
http://www.tetsunoko.jp

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