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「半沢直樹」「下町ロケット」の次は「陸王」! ブームに沸く足袋のまち・行田がアツイ

特派員No. 282
ちゅーてれさん

小説の舞台は行田、トップアスリートも愛用する「ランニング足袋」誕生の秘話も

秋も一段と深まり、読書にぴったりの季節ですね。10月27日からは「秋の読書週間」が始まります。皆さん、埼玉が舞台の小説「陸王」は読みましたか? 「半沢直樹」シリーズや「下町ロケット」などを手掛けたベストセラー作家・池井戸潤さんの最新作です。

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舞台は足袋のまち、行田。ストーリーは行田の小さな足袋メーカー「こはぜ屋」が業績不振を打開するため、足袋を生かしたランニングシューズの開発に乗り出すというものです。行田出身の私、今年7月の発売とともに588ページもある分厚い単行本をゲット。池井戸さんが執筆の際、取材で訪れて参考にしたという「きねや足袋」に、小学校の社会科見学以来30年ぶり(!)にお邪魔してきました。

IMG_4286住宅街の中にぽっかりと現れる足袋工場。行田が全国シェア8割以上を占めた足袋産業の中心的メーカーです。現在はベトナムにも工場があります
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1929年創業のきねや足袋。行田市内の中心部からは少し離れたところに工場を構えています。この老舗足袋メーカーが今、全国から注目されています。

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1足5000円。毎日履くのではなく、3日に1回程度履くことで、人間本来の走りに近づけるそう
きねや足袋が3年前から発売している、ランニング足袋「MUTEKI」。つま先が2本指で表の布地がナイロン、裏が綿、足底は厚さ5ミリほどの天然ゴムのソールを縫い付けた、“足袋型ランニングシューズ”です。履くと素足のような感覚で、人間本来の走り方を取り戻せると、トップアスリートから中高年ランナーまで、幅広い年齢層が愛用しています。

 

池井戸さんの第一声は「ランニング用の足袋はないですか?」

池井戸さんが注目したのが、この「ランニング足袋」でした。池井戸さんが知り合いのつてで、きねや足袋を訪れたのが4年前。きねや足袋で「MUTEKI」のサンプルが完成したころでした。池井戸さんは単刀直入に、「ランニング用の足袋はないですか?」と聞かれたそうです。「陸王」の構成、シナリオはすでに出来上がっていた段階で、職人の雰囲気や行田の街の様子などを取材していかれたとか。

「古代蓮」「さきたま古墳」「水城公園」といった、行田市民にはおなじみの観光スポットも登場するので親近感が沸きます。行田を訪れた際は、こちらにも注目してくださいね。

DSCN065440年を超えるベテランから若い職人さんまで、シャッターを押すタイミングが難しい…匠の技は手際が良く、早い!
作中の「こはぜ屋」をはじめ、登場人物や設定はすべて架空です。作中では社内や取引先、関係者などにオープンにしてランニング足袋「陸王」を開発していきます。一方、「MUTEKI」は3代目の中澤貴之社長を含め、3人しか知らなかったそう。余談ですが、中澤社長は学校は異なりますが、同じ年でした。

中澤社長は、120年前のドイツ製ミシンが現役で活躍している様子や職人たちのものづくりへの思いなど、重なる部分もあると話します。

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「陸王」の影響で、関西、四国、中国地方から行田の工場を訪れて「MUTEKI」を購入する人、実際に足袋の製造工程を見学したい人などから問い合わせが相次ぎ、きねや足袋も対応に大忙しだそう。中澤社長は、「足袋を知ってもらえる良い機会、足袋、そして行田をもっと知ってほしい」と、期待を寄せています。

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池井戸作品の多くが、ドラマなどに映像化されています。小説を読んだ人や市民、関係者からは「早く映像化してほしい」との声があがっています。行田といえば、映画「のぼうの城」の舞台でも脚光をあびました。「陸王」はどんな構成で、誰が演じるのか、なんて妄想が膨らみます。主人公の「こはぜ屋」の社長は、ものづくりへの実直さ、新しいことへ挑戦する斬新さを兼ね備えた俳優さんで…。個人的には、佐藤浩市さんあたりに演じてほしい!
長編小説ですが、池井戸さんが小学校高学年からお年寄りまで、たくさんの人に読んでもらえるように書いたというほど、非常に読みやすい作品だと思います。何より、行田と全国に誇る伝統産業・足袋を舞台にした作品なので、秋の夜長のお供にどうぞ。

■きねや足袋
行田市佐間1-28-49
☎048-556-6361(9:00~12:00、13:00~17:00※土・日曜、祝日は除く)
http://www.kineyatabi.co.jp

※見学は「足袋の館」へ。上記番号問い合わせを。足袋の購入もできます

 

 

この記事を書いた人特派員No. 282 ちゅーてれ
13年ぶりに埼玉復帰した一児の母。度胸だけがとりえの元体育会系女子も、コーヒーと秘湯を愛するまったり系に。埼玉の“イイトコ”を全国に発信したいです!

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