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ハンドメイドで冬こそのんびり 手仕事はじめませんか?

  • 2018/01/31 UP!

 長く寒い北海道の冬。家の中で過ごす時間が長くなりますよね。そんな時は自宅でのんびり手仕事をはじめる絶好のタイミング。初心者でも手軽に挑戦できる3つの作品を紹介します。材料も少なく、工程も一度覚えてしまえば繰り返しの作業でできるものばかり。あなたも挑戦してみませんか。

文、構成/菅野由香、撮影/亀谷光

こぎん刺しのコースター

青森県津軽地方に江戸時代から伝わるこぎん刺しは、緻密な幾何学模様が女性に人気です。今回は、初心者向けに縫い目の少ないデザインでコースターを作ります。
こぎん刺しのコースター
図案の豊富なこぎん刺し。糸と布の色を変えることで、さまざまな風合いを楽しめます

イワハラ マリコさん

講師は
イワハラ マリコさん

青森県出身、札幌在住。道新文化センターで月1回「はじめてのこぎん刺し」などの講座を開催。

こぎん刺しのコースター
はじめる前に
右の図案は、方眼の縦の線が布の縦糸を、横の線が横糸を指している。
今回の手順は右利き用のため、全ての運針が右から左に進む。左利きの人は左から右に進むよう逆の工程で行う。
こぎん刺しのコースター

材 料

刺しゅう用の布(12㎝四方) ※布の目を数えられるもの
刺し子用の糸 ※刺しゅう糸を8本よってあるもの
こぎん針(もしくは先の尖っていないとじ針など)
裏布(12㎝四方)

作り方

こぎん刺しのコースター
布を四つ折りにし、中心にくせをつける。針に糸を通す。玉結びはしない。
こぎん刺しのコースター
図案中心左側の裏から針を出して刺し始める。左に向かって図案の目数通りにまで縫う。縫い終わったら裏返し、糸こきをする(下参照)。
こぎん刺しのコースター
針を糸から外し、反対側の糸(から出ている糸)を通す。表にした布を180度回転し、上下を入れ替え、から針を出す。
こぎん刺しのコースター
左に向かって図案の目数通りにまで縫う。

縫い終えたら裏返し、針から糸を外す。糸の両端を持ち、長さを均等にする。布を図案の上下の通りに表にする。

表から見て右側の糸に針を通す。から針を出し、段の最後まで縫う。

一段縫うごとに上下を入れ替えながら、図案に沿って緑の部分の一番上まで縫う。※上下を入れ替えることで、全ての運針が常に右から左となる

こぎん刺しのコースター
図案の一番上の段まで縫い終えたら、糸処理。布を裏返し、図案の上から二段目の5目縫っている部分の糸の渡ってない縦糸を拾って糸を通す。糸を針からはずし、5㎜くらい残してカットする(ここまでで上段緑の枠が完成)。
こぎん刺しのコースター
次に、残っている左側の糸(から出ている糸)を針に通し、図案の水色の部分を作る。布を回転し、から針を出して縫い進め、段の最後まで縫う。

緑色部分と同様に7~8を行い、下段水色の枠が完成。裏からスチームアイロンをかけ、布の形を整える。

こぎん刺しのコースター
中表にして裏布を合わせ、端から1 ㎝ 内側を縫い合わせる。返し口は縫わずに残す。

表に返し、形を整えてから返し口をまつり縫いして閉じる。

糸こき
こぎん刺しのコースター
一段縫い終わるごとに必ず「糸こき」を行います。布を裏返し、縫った段の中心あたりの糸を5㎜くらいの輪になるよう引き出し(a)、糸の両端を押さえ糸と布をなじませます(b)。
こうすることで、布がよれず、糸がふわっとのったこぎん刺し独特の風合いが出ます。

こぎん刺しのコースター

羊毛のスリッパ

羊毛のあたたかさを感じられるスリッパの作り方を紹介します。材料のほとんどは100円ショップでそろうほか、針で刺さずにできるので、子供と一緒に楽しめますよ。
羊毛のスリッパ
毛糸の種類によって、感触がかわります。メリノは柔らかくなめらか、北海道の原毛は厚みとクッション性がでます。

すぎたまりさん

講師は
すぎたまりさん

北海道の羊毛を使った作品を手がけるほか、羊毛フェルト講師として、さまざまな場所で講習会を開催。

羊毛のスリッパ

材 料

羊毛100g
滑り止めシート(目が1㎝角のもの)
フロアマット
フェルト(黒)
ボタン(黒)
毛糸2色(白と好みの色)
縫い針(毛糸用)

はじめる前に

羊毛のスリッパ
自宅にあるスリッパで型取りし、滑り止めシートとフロアマットをカット。パンダの目、耳、鼻にするフェルトもカットしておく。

羊毛のスリッパ
羊毛は1本の束になっているので、20㎝程度の長さに全てちぎっておく。優しく縦に引くとちぎりやすい。

羊毛のスリッパ
ちぎった羊毛を、それぞれ縦に裂く。外周用が3等分、内側用が4等分。まずは、それぞれ10~15本ずつ作り、途中で足りなくなったら作り足していく。
羊毛のスリッパ

作り方

● 外周に羊毛を巻いていく

羊毛のスリッパ
甲の部分の滑り止めシートに羊毛を巻く。まず、直線(図a水色部分)からスタート。の穴に3等分した羊毛を4㎝ほど差し込む。
羊毛のスリッパ
長い方の羊毛をぐるりとシートの後ろ側へ巻き、の穴から出す。

2を繰り返して右端まで巻いていく。羊毛は3~5回巻くと短くなるので、その都度「羊毛の処理」(下参照)をし、羊毛を継ぎたしていく。

羊毛のスリッパ
水色部分が巻き終わったら、「羊毛の処理」をし、黄色部分へ。半円の部分を右から左へ図aの巻いていく方向を参考に巻いていく。巻き終わりは「羊毛の処理」をする。

羊毛の処理
羊毛のスリッパ
羊毛の先の部分を指で隣の巻いてある羊毛の中に押し込み隠す。次の穴から新しい羊毛を差して巻いていく。

● 甲部分内側(図aのピンク部分)の目を埋めていく

羊毛のスリッパ
図b上の★の穴に、4等分した羊毛を上から差し込む。

長い方の羊毛を、図b、cを参考に水色の目にだけ通して端まで埋めていく。

2列目(図b緑の列)も☆の穴に羊毛を差し、1列目と同じように緑の目に羊毛を通して端まで埋めていく。その先も目が列ごとに交互になるよう進め、全ての目が埋まったら「羊毛の処理」をする。

羊毛のスリッパ
底部分の滑り止めシートの外周も同じように羊毛を巻いていく。巻き始めはどこからでもよい。外周のあとは内側を埋めていく。

● パーツが出来上がったら

羊毛のスリッパ

羊毛のスリッパ
スリッパの形にしていく。甲の部分で底部分をくるみ、(写真上)裏側の3カ所をしつけする(写真左参照)。
羊毛のスリッパ
白い毛糸で甲部分を底にかがり縫いし、スリッパの形にする。
羊毛のスリッパ
裏底にカットしたフロアマットを置き、周りを好みの毛糸でかがり縫いをする。

甲の部分にパンダの目、耳、鼻を黒い糸で縫いつけ、目はフェルトの上にボタンを置いて縫いつける。ボタンを縫う糸は何色でもOK。
羊毛のスリッパ

ゆび編みのシュシュ

編み針がなくてもできるゆび編み。今回は「くさり編み」で作るシュシュを紹介します。
ゆび編みのシュシュ
毛糸を変えることでさまざまなニュアンスが楽しめます。太めの毛糸が編みやすく、オススメ。

高田さゆりさん

講師は
高田さゆりさん

「スイーツ&ハンドメイド・カフェ アムチョコ」店長・ニット講師。店内で行う編み物教室の講師を務める。

ゆび編みのシュシュ

材 料

毛糸10g(太さは関係ありません)
ヘアゴム35㎝程度
洗濯バサミ

作り方

ゆび編みのシュシュ
長い方の毛糸が上になるように円を作り、長い方の毛糸を円の下からくぐらせ輪を作る。
ゆび編みのシュシュ
輪の中に親指と人差し指を入れる。
ゆび編みのシュシュ
親指と人差し指で長い方の毛糸をつまみ、引っ張りだす。そのまま人差し指にかけ、輪を作る。
ゆび編みのシュシュ
2と3の工程を繰り返し、毛糸が残り10㎝ほどになるまで編む。
ゆび編みのシュシュ
残りの毛糸を編み終わりの穴から抜き、引っ張る。こうすることで、編み終わりが締まる。
ゆび編みのシュシュ
なみ縫いの要領でヘアゴムを5の編み目に通していく。抜けないよう、ヘアゴムの後ろに洗濯バサミをつけておく。
ゆび編みのシュシュ
通し終えたら、手首につけられる程度の長さにゴムを調整し固結びする。
ゆび編みのシュシュ
両端の毛糸も結び、ゴムと毛糸の端を1㎝くらい残して切る。毛糸とゴムをなじませる。
ゆび編みのシュシュ

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