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眺めているだけで楽しめる 素敵なビジュアルブック

  • 2018/10/24 UP!

眺めているだけで楽しめる
素敵なビジュアルブック

 絵本や写真集、アート本など眺めているだけでも楽しめたり、部屋に飾ったりしても素敵な大人向けのビュジュアルブックを特集。本に携わっている人や本に関する活動をしている人におすすめを教えてもらいました。

構成/髙木幸

 ほっと一息つきたい時、手にとってのんびり眺められる…。そんなお気に入りの本があると、忙しい時間から少し解放され、くつろげそうですよね。今回は、本を愛する6人に聞いたビジュアルブックを紹介します。同じジャンルでも、選んでくれた人によってタイプはさまざま。バラエティーに富んだ本がそろいました。読書や芸術の秋に、ゆっくり楽しんでみませんか。

わたしのものよ

●マルー(作)
●WAVE出版/1944円

 リリさんと犬のゴマと暮らす猫の「サカナ」。身の回りの1つ1つを「わたしのもの」とするサカナの日常を、猫と暮らす作者ならではのセンスで描いています。
わたしのものよ
わたしのものよ
わたしのものよ

谷尾さんオススメポイント
 生き生きとした鮮やかで大胆な色づかいが美しく、お気に入りのページを開いて飾っておきたくなるような作品。子どもにも大人にも、おすすめの絵本です。

TOWN

●市橋織江(写真)
●パイ インターナショナル/3996円

 ある街の5日間を撮りおろした1冊。個展や広告、雑誌、アーティストの写真、映像など、多彩に活躍する注目の写真家による6年ぶりの写真集です。
TOWN
TOWN
TOWN

谷尾さんオススメポイント
 特別な瞬間ではなく、ただそこにある物や風景、人々の何気ない一場面ながらも印象に残る写真の数々。穏やかな日差しや夜の灯りが美しく引き込まれます。

谷尾苑香さん

谷尾苑香さん

本と雑貨のセレクトショップ「ヒシガタ文庫」(札幌市東区北25東8 ダイヤ書房内)のスタッフ。視覚から楽しめる本、暮らしにまつわる本を中心にセレクト。

雨ニモマケズ Rain Won’t

●宮沢賢治(文)、アーサー・ビナード(英訳)、山村浩二(絵)
●今人舎/1620円

 詩人のアーサー・ビナードによる英訳は、分かりやすく読みやすいのが魅力。絵はアニメーション作家の山村浩二が手がけています。
雨ニモマケズ Rain Won’t

藤田さんオススメポイント
 「雨ニモマケズ」が「昔のもの」ではなく、今の私たちにも語られていると実感できます。アーサーさんの英訳、山村さんの絵とともに楽しんでください。

愛蔵版 みどりのゆび

●モーリス・ドリュオン(作)、ジャクリーヌ・デュエーム(絵)、安東次男(訳) 
●岩波書店/2808円

 日本でも50年以上読まれてきたフランスの作家、モーリス・ドリュオンの不朽の名作。愛蔵版として、やさしい色合いの挿絵を多数そえて発売された1冊です。
愛蔵版 みどりのゆび

藤田さんオススメポイント
 まずはカバーの絵と本の触り心地を堪能してから物語を楽しんでください。「みどりのゆび」をもつ男の子・チトの話。愛蔵版で読むことをオススメします。

藤田とわさん

藤田とわさん

えほんとおもちゃの専門店「ろばのこ」(札幌市中央区大通西17庭ビル2階)店長。同店を経営する父のもと、幼い頃から絵本に親しんできました。

もう ぬげない

●ヨシタケシンスケ(作)
●ブロンズ新社/1058円

 服が頭に引っかかり脱げなくなってしまった男の子が、前向きになったり絶望したりと奮闘。子どもの発想の豊かさや面白さが満載です。
もう ぬげない

久木田さんオススメポイント
 いかにも男の子がやりそうな、ちょっとおバカなかわいらしさにあふれた絵本。男の子の深刻さに笑えます。ほほえましいイラストで癒やされてください。

四月は君の嘘(1)

●新川直司(作) 
●講談社/484円

 ピアノを弾けなくなった天才少年と自由奔放なバイオリニストの少女の温かく切ない物語。アニメ化、実写映画化もされた人気作品です。全11巻。
四月は君の嘘(1)

久木田さんオススメポイント
 漫画嫌いの人でも、これだけは読んでほしい号泣漫画。少年たちの恋、友情、親子の愛の癒やしに泣けます。演奏シーンは今にも音楽が聴こえてきそうです。

久木田裕常さん

久木田裕常さん

「本が好き!倶楽部」を主宰。2011年にスタートし、SNSを通して約2万人のコミュティーに。本と人、人と人の出会う場を提供しています。

うつわ
-ルーシー・リィー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペール

●三宅一生(企画・監修)、杉浦康平(装丁)、21_21 DESIGNSIGHT(編)、岩崎寛(写真)
●求龍堂/3086円
©Lucie Rie
Photo: Hiroshi Iwasaki

 「うつわ」を制作する3作家、ルーシー・リィー、ジェニファー・リー、エルンスト・ガンペールの作品集。オブジェのようなうつわを楽しめます。
うつわ

古谷さんオススメポイント
 器が浮いている!? 一体どうやって写真を撮っているのだろう…と驚いてしまいました。作品集でもあり、幻想的な写真集のような1冊です。

山口晃 大画面作品集

●山口晃(作)
●青幻舎/4104円

 緻密に描き込まれた作品を大型の本でじっくり鑑賞できます。洛中洛外図など、よく見ると何かが違う。時空が混在した独自の世界が広がります。
山口晃 大画面作品集

古谷さんオススメポイント
 現代と過去が入り混じる、おもしろおかしな山口晃さんの洛中洛外図を大判で紹介。「どんな人が何をしているのだろう」とついつい見入ってしまいます。

古谷綾さん

古谷綾さん

「まちライブラリー@ 千歳タウンプラザ」(千歳市幸町4-30)のサブマネージャー。持ち寄った本で作られる「まちライブラリー」の中でも、ここは全国最大規模。

和の菓子

●高岡一弥(アートディレクター)、高橋睦郎(文)、与田弘志(写真)
●パイ インターナショナル/4104円

 老舗の川端道喜、亀屋伊織、虎屋黒川による美しい和菓子。季節感あふれる伝統の和菓子の写真や言葉で古来から続く文化をつづります。
和の菓子

日浦さんオススメポイント
 ページをめくるたびに「ほうっ」と思わず息がもれてしまう。日本の美しい四季を閉じ込めた和菓子たち。その奥にある歴史や想いも知ることができます。

イロハニ歳時記

●猪本典子(作) 
●リトルモア/1944円

 写真とエッセー、イラストで彩る歳時記。昔ながらの日本の行事からハロウィーンまで、それぞれに合わせた料理やデコレーションを紹介しています。
イロハニ歳時記

日浦さんオススメポイント
 大切にしたいと思いながら、ついつい過ぎてから気が付く季節や旬。まねしたくなる工夫がいっぱい。そして14年前の本とは思えぬ「インスタ映え」です。

日浦智子さん

日浦智子さん

六花亭製菓文化部ライン長。食に関する本が約8000冊そろう「六花文庫」(札幌市南区真駒内上町3-1-3)に2004年の開館時から携わっています。

夕のいろ

●森田敏隆(写真) 
●光村推古書院/2592円

 国立公園を撮り続けて50年、日本の自然を追い続ける風景写真家がとらえたさまざまな夕景を楽しめる写真集。一瞬を切りとった美しい「夕のいろ」がそろいます。
夕のいろ

尾崎さんオススメポイント
 人々の営みや大自然を優しく、ときに悲壮なほどに赤く染める夕陽。温かいような切ないような、懐かしいような気持ちになります。長い冬が始まる前のひとときに。

失敬な召喚

●エドワード・ゴーリー(作)、柴田元幸(訳)
●河出書房新社/1296円

 悪魔に襲われ、魔力を持った女性がたどる運命は? モノクロームの線画で描く不気味なのにどこかユニークな物語。独特の世界が展開されます。
失敬な召喚

尾崎さんオススメポイント
 ハロウィーンを意識してちょっと怖い本を。理不尽でシュール、そしてコミカルな感じが好き。声に出して読むと、絶妙な韻を踏む語感やリズム感が楽しめます。

尾崎実帆子さん

尾崎実帆子さん

さっぽろブックコーディネート代表。「適“本”適所」を掲げ、雑貨店やカフェなどで本を販売している“ 店鋪を持たない本屋さん”。北海道ブックフェスの委員長としても活動。

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