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工芸×食×アートを巡る オトナの金沢旅

工芸×食×アートを巡る オトナの金沢旅

金沢は今、工芸都市として世界中から注目を集めています。特にこの秋はアートのイベントが目白押し。デザイン性の高いホテルや食空間なども多く、そこかしこに芸術が息づいている街です。足をのばして加賀エリアも訪れ、金沢とはまた違ったものづくりに触れてみては。

構成・文/松崎聖子

KOGEI Art Fair Kanazawa
(コウゲイ アート フェア カナザワ)

新進気鋭の若手から世界的アーティストまで
ホテルの部屋がまるごとギャラリーに

宿泊者も地元の人も利用できるシェアスペースを設け、地域に開かれたホテル「KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELS-」。2017年から毎年開催されている「KOGEI Art Fair Kanazawa」では、同ホテルの客室一部を会場とし、国内外32のギャラリーが1室ごとにそれぞれの世界観に沿った作品を展示します。来場者は自由に客室を行き来して観覧することができます。

陶磁器、金工染織、漆、ガラス、人形など個性あふれる作品が集結。見て、触れて、購入することが可能です

ホテルのティーサロンは宿泊者以外も利用可能。抹茶や加賀棒茶などが味わえます
地元石川県をはじめ、京都や韓国など各地から工芸作品を扱うギャラリーが参加します

DATA
期間/11月16日(土)・ 17日(日)
場所/KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELS-(金沢市上堤町2−40)
料金/1000円(2日間通し券)
問い合わせ/KOGEI Art Fair Kanazawa 実行委員会
TEL 076-223-3580
http://kogei-artfair.jp/

金沢21世紀工芸祭

見て、学んで、体験して、食べて
5つのコンテンツで工芸を楽しみ尽くす

2016年から毎年開催している芸術祭。工芸と料理を融合させた「趣膳食彩」、市内の町家やギャラリーに多彩なジャンルの作品を展示し、まち歩きを楽しめる「工芸回廊」や、「金沢アートスペースリンク」、斬新なスタイルでさまざまな茶人が茶席を催す「金沢みらい茶会」など見どころいっぱいです。大人も子供もワークショップに参加できる「金沢みらい工芸部」も。詳しくはホームページを。

「工芸回廊」では、風情ある東山の町家など33会場に陶芸、金工、ガラス、加賀象嵌、和傘など多彩な工芸を展示

デジタルアートを使った過去の「金沢みらい茶会」。今年は、懐石風に仕立てた菓子を楽しむ茶会などを予定
毎年人気の「趣膳食彩」。今年は、香りを意識して寿司を味わう「調香する鮨」など

DATA
期間/10月11日(金)~11月24日(日)
場所/ひがし茶屋街、主計町、市内ギャラリーなど
問い合わせ/金沢21世紀工芸祭実行委員会
TEL 076-223-3580
https://21c-kogei.jp/

KOGEIフェスタ!

世界に誇る「工芸のまち・金沢」を発信
展示、実演、体験、マルシェなど盛りだくさん

工芸作品の展示、販売、制作体験などを通して金沢の魅力を市内外に知ってもらうイベント。高度な技法で制作された金沢の工芸品を一堂に集めた展示「KOGEIアート」や、工芸のものづくり体験ができる「KOGEI体験」、工芸品を販売する「KOGEIマルシェ」、工芸ショップ・ギャラリーを巡る「KOGEIまちあるき」の4プログラムです。金沢の食を味わえる飲食ブースも出店します。

前回の「KOGEIマルシェ」の様子。手軽に買える食器などが多数並びます

DATA
期間/10月12日(土)~14日(月・祝)、10〜17時
場所/しいのき迎賓館、しいのき緑地、市内の工芸ショップ・ギャラリーなど
問い合わせ/金沢市クラフト政策推進課
TEL 076-220-2192
http://www.kogei-festa.jp/

とおりゃんせ KANAZAWA FOOD LABO

北陸の新たな食の可能性をひらく
10店舗が軒を連ねる“ネオ屋台村”

繁華街・片町の一角に現れる、スタイリッシュな2階建ての建物。こちらは北陸の食材を用いて多国籍の料理を提供する店が集まった、新しいスタイルの屋台村です。支払いは全てキャッシュレス決済で、クレジットカードや電子マネー、交通系カードなどが使用可能。現在は、おばんざい、くん製バー、ジビエ料理、韓国屋台など個性豊かな10店が入店しています。北陸の地酒やワインとともにぜひ。

屋台村というイメージを覆す、近未来的な建物。「料理人たちの実験の場」として、2018年12月にオープンしました

「和ビストロ 久遠 KUON」では、ブリや香箱ガニなど石川の素材を使った「金沢フレンチ」を提供。盛り付けも芸術的です
ハム、パン、チーズも手作りする「マガジーノ38 ファット・ア・マーノ」は、金沢の素材を生かしたイタリアンが自慢
「韓国屋台 バランス」では、チーズサムギョプサルなど本格的な韓国料理を味わえます

DATA
金沢市片町2−23−6
店舗により営業時間、定休日は異なります。
問い合わせ/文化都市金沢構想株式会社
contact@touryanse.info
https://touryanse.info/

金沢こんかこんか

新鮮なサバをぬか漬けにした
北陸の伝統食品をお土産にいかが

金沢では「こんか漬け」と呼ばれ、福井では「へしこ」と呼ばれるサバのぬか漬け。旧・池田商店の「金沢こんかこんか」は後継者不足で一時生産が途絶えましたが、ファンからの声援を受け復活しました。

かむほどに旨みが出て、ほんのり塩気がきいた味わい。お酒にぴったりです
スライスミニパック(380円)。「黒門小路」など市内の土産物店で販売

atelier & gallery Creava
アトリエ アンド ギャラリー クリーヴァ

ショップ、体験工房、タイ料理店などが入る
伝統と現代が融合した複合施設

城下町の面影を残す長町武家屋敷エリアにひっそりとただずむ、築100年以上の蔵を改装した複合施設。地元作家のアート作品を販売するショップやカフェ、ろくろ引き、九谷五彩、赤絵金彩の体験ができる陶芸工房などが入っています。レストラン「海月が雲になる日」では地元の食材を使った体に優しくヘルシーなタイ料理が人気。他にはないオリジナルの工芸作品やモダンなアートと食に出合える場所です。

常設ショップでは器やアクセサリーなどの小物を中心に、地元作家の作品を販売。併設カフェで水出しコーヒーなどをいただけます
陶芸作家・堀貴春さんのマグカップ。取っ手部分はなんとカマキリの脚がモチーフだそうです
「海月が雲になる日」の料理は芸術品のような盛り付け。ランチ1600円。ディナーは予約制。※写真はイメージ
彫金や象嵌を用いて自然を表現する金工作家・中島ゆり恵さんの一輪挿し

DATA
金沢市長町2−6−51
営業時間/11~17時。水、木曜定休
TEL 076-231-4756(ショップ&カフェ)
http://creava-kanazawa.jp/

足をのばして加賀エリアへ

石川県南部に位置し、能美市・小松市・加賀市と続く加賀エリア。金沢から小松までは電車で約30分、加賀温泉駅まで約1時間です。

KUTANism クタニズム

九谷焼発祥の地で今年初めて開催
二つの市がタッグを組んだ芸術祭

小松市、能美市が共同で開催する、加賀の九谷焼文化を世界へ発信する祭典。2つの会場で行われる展覧会をメインに、ガイドの案内で九谷焼の拠点を巡りながらまち歩きを楽しむ「九谷さんぽ」、料理人と九谷焼作家が組んでその日限りの食事を提供する「九谷饗宴」、九谷焼と合う料理をカジュアルに楽しめる「KUTANIピクニック」など多彩なプログラムが繰り広げられます。

九谷セラミック・ラボラトリーでは「表現する九谷」をテーマに展覧会を開催。「ぐにゃぐにゃ」「カラフル」などユニークな立体作品が並びます
浅蔵五十吉美術館では、名工が選んだ43人の「NEXT 九谷」展を開催。超絶技巧に目を見張ります

DATA
期間/9月6日(金)〜10月14日(月・祝)
場所/小松市、能美市各所(プログラムによる)
問い合わせ/クタニズム実行委員会
TEL 0761-24-8130
https://kutanism.com/

加賀パフェ

加賀の素材を詰め込んだパフェ
食器も伝統工芸品を使っています

札幌のシメパフェのように、加賀でもパフェがまちおこしに一役買っています。「加賀パフェ」とは、市内の6店が共通のルールで作ったオリジナルパフェを提供するプロジェクト。地元食材にこだわり、食器は加賀パフェのために作られた山中漆器の盆、九谷焼の皿、加賀の手織のコースターを使用。6店で全て内容が異なり、毎年変わるので、何度訪れても楽しめますよ。

「はづちを茶店」の加賀パフェは、加賀棒茶ゼリーや麩せんべいなど彩り鮮やか

DATA
はづちを茶店
加賀市山代温泉18-59-1
営業時間/9時30分~18時(ラストオーダー17時30分)
11~2月は~17時(ラストオーダー16時30分)
水曜定休
TEL 0761-77-8270
●ほか、下記店舗でも「加賀パフェ」を提供
「くいもんや ふるさと 加賀店」「加賀フルーツランド」
「加賀片山津温泉総湯 まちカフェ」「カフェ・ランチ 加佐ノ岬」
「ギャラリー&ビストロ べんがらや」
加賀パフェ公式サイト http://www.kagaparfait.com/

我戸幹男商店 がとみきおしょうてん

歴史450年の山中漆器に新たな風を吹き込んだ
紙のように薄くてモダンな木の器

木を薄く丈夫に削る技術に優れ、「加飾挽き」と呼ばれる模様入れが特徴の山中漆器。「我戸幹男商店」は、木を削る木地屋として1908年に創業し、4代目の我戸正幸社長により現代スタイルに合わせた漆器を製作しています。直営店「GATO MIKIO/1」では、カップや皿など400種類ほどの器を販売。店頭では、色や形の組み合わせを選ベる椀のセミオーダーも3500円から可能です。

ワイングラスのような「TOHKA」(2万5920円)
加飾挽きが施された一輪挿し「MUSUBI」(右2万7000円、左1万6200円)

DATA
加賀市山中温泉こおろぎ町ニ3-7
営業時間/9〜17時。木曜定休
TEL 0761-75-7244
http://www.gatomikio.jp/

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