1. 札幌トップ
  2. Dr.コラム
  3. 近年はサイズが細くなり、挿入時の苦痛が軽減されています

近年はサイズが細くなり、挿入時の苦痛が軽減されています

  • 2018/07/11 UP!

最近の胃カメラ事情

近年はサイズが細くなり、挿入時の苦痛が軽減されています

 従来、胃カメラといえば直径11㎜程度の太いカメラを口から入れて行うものでした。その後、より苦痛の少ない検査を目指して、直径5~6㎜程度の細い胃カメラが開発され、鼻から入れるという方法が登場しました。細くなったのと、挿入時に舌根が下がる動きが少なくなり「オエッ」となる苦痛が軽減されました。検査中、患者と医師が会話できるなど、かなり楽に検査を受けられるようになりましたが、残念ながらカメラが細い分まだ性能が悪く、太いカメラに比べると画像は暗く、画質もいま一つ不鮮明なのが難点でした。また、先端の曲がる角度も小さく、操作性もあまり良くありませんでした。
 ところが、2016年11月に富士フイルムメディカルから新しいモデルが登場し、状況は大きく変わりました。光源にレーザー光を採用したことで画像が格段に明るくなり、解像度も高く、画質も鮮明になりました。視野も広がり、性能は太い胃カメラとほぼ同レベルになりました。また胃カメラの外側を覆う素材も柔らかいものになり、挿入時の鼻の痛みも軽減され、操作性も大きく改善されました。
 口から太い胃カメラを入れる場合に比べ、苦しくなく、医師も「微妙な」病変があっても、ゆっくり時間をかけて観察できるのが大きなメリットです。医師も人間ですから、検査中に患者が苦しがっていると、時間をかけた観察はしにくいものです。
 患者の中には鼻の通り道が狭かったり、鼻の痛みに敏感な方もいます。その場合も新モデルの細いカメラを口から入れて検査すると、やはり苦痛の少ない胃カメラ検査ができます。
 胃カメラは細くなったことで、かなり楽に検査できるようになっています。性能も問題ありません。定期的に胃カメラ検査を受けましょう。

今回のドクター

先生

しんたに内科消化器内科 院長
新谷 直昭 先生
1987年札幌医科大学卒業、第4内科入局。1996年~1998年米アルバート・アインシュタイン医科大学留学、北海道がんセンター消化器内科医長を経て、2011年4月開院。日本消化器病学会認定消化器病専門医、日本消化器内視鏡学会認定消化器内視鏡専門医、日本肝臓学会認定肝臓専門医

人気記事ランキング

  1. 札幌トップ
  2. Dr.コラム
  3. 近年はサイズが細くなり、挿入時の苦痛が軽減されています

リビング札幌最新号 電子ブック

最新号イメージ

リビング札幌Web by オントナ

2018年9月19日

電子ブックを読む



会員登録・変更