1. 札幌トップ
  2. Dr.コラム
  3. 「ふるえ」の症状と原因には、いくつかの種類が。治療が必要なことも

「ふるえ」の症状と原因には、いくつかの種類が。治療が必要なことも

  • 2019/11/07 UP!

気になる「ふるえ」について

「ふるえ」の症状と原因には、いくつかの種類が。治療が必要なことも

 「自分では気づかなかったけど、人から顔や首を振ってるといわれた」「いつからかわからないけど、手がふるえるのに気が付いた」ことはありませんか? 今回は“ふるえ”についてお話しようと思います。
 人前での緊張時、寒いときにみられるものは生理的な現象ですが、じっとしているとき(静止時)、あるいはコップを持つ(姿勢時)、箸を使うとき(動作時)のふるえは病気の可能性があります。
 静止時のふるえの代表的な病気にはパーキンソン病があります。親指とほかの指をすり合わせ、薬を包んだ紙を丸めるしぐさに似ていることから「丸薬まるめ振戦」ともいわれます。また、動きの開始に時間がかかる、動きが遅い、顔の表情が乏しくなる、筋肉の緊張が高まることによって手足の動きがぎこちなくなること、転びやすいなどの身体症状や便秘、立ちくらみ、排尿障害などの自律神経障害、嗅覚障害などの症状を伴います。
 姿勢時のふるえとは、味噌汁椀やコップを持つとぶるぶるすることをいいます。原因としては、「本態性振戦」という病気であることが多く、ふるえ以外の症状はないのですが家族歴を認めることがあり、お酒を飲むとふるえは軽くなります。ふるえがひどく生活に支障をきたす場合は治療が必要になります。
 その他のふるえの原因としては、内科的な疾患では甲状腺機能亢進症があり、小刻みで速いふるえであることが特徴です。動作時や物を触ろうと手を伸ばした時のふるえは小脳系の疾患を疑いますし、慢性アルコール中毒でもふるえを認めます。ふるえのみられる部位は顔、口、手足いずれの場合もあり声帯に見られ声がふるえる場合もあります。静止時、姿勢時、動作時にふるえを認める場合は、神経疾患の可能性がありますので神経内科(脳神経内科)の受診をお勧めします。

今回のドクター

先生

明日佳グループ 札幌宮の沢脳神経外科病院 神経内科
井上 周子 先生
1993年東京女子医科大学卒業。日本神経学会神経内科専門医

この記事が気に入ったら公式アカウントをぜひフォローしてね。おすすめ記事をダイジェストでお届けします。

人気記事ランキング

  1. 札幌トップ
  2. Dr.コラム
  3. 「ふるえ」の症状と原因には、いくつかの種類が。治療が必要なことも

オントナ最新号 電子ブック

最新号イメージ

2019年11月21日

電子ブックを読む



会員登録・変更